2012/12/27

年末年始特別WOD


アトランタでインストラクターをやってる友人が年末年始特別WODを奨めてくれました。

Bear Complex を50回。

千本ノックとか千本蹴りとかと同じような根性系あるいは可愛がり系のトレーニングです。
漫画の「柔道部物語」を読まれた方はあの「セッキョー」を思い出してください。
こんなことやったって無意味だとは思いますが、景気づけのカウントダウンみたいなもんですね。

前日にオリンピックディスタンスのトライアスロン(水泳1.5キロ、自転車40キロ、ラン10キロ)を1人でやるってバカなことをやったばかりですが、それには全部で4時間ぐらいかかりました。

このBear Complex 50回にかかった時間は40分程度。だけど、どちらかと言えば、こっちの方がきつかったです。






2012/12/09

感想 - "Train Like Froning" Week を終えて 


Rich Froning のトレーニングをひたすら真似してみるというアホな試み、なんとか予定の一週間を終えました。
疲れたと言えば疲れましたが、普段の週に比べてそれほどのダメージの違いはありませんでした。
Froningのメニューって、通常のクロスフィットボックスでやっていることの2倍きついってことはないみたいです。せいぜい1.5倍ってところでしょう。

そりゃまあ、私の2倍の重量でやってはいるわけですが、そもそも体重も1.5倍あるんだし、なにより20歳も若いんだから、そんぐらいは出来るだろう? って正直思います。

もっと言えば、仮にもプロのアスリートが素人の40男が真似できるような練習やっててどうすんだよ。

例えば、エリートのマラソンランナーって月に800~1000キロぐらい走るそうです。
私は200キロがせいぜいです。
プロとかオリンピック選手とかって、そういう風に一般人とは次元の違う才能を持った一握りの人が、一般人とは次元の違うトレーニングを積んでなるものではないでしょうか。

そんなわけで、Froningが現時点のクロスフィットで卓越した選手であることは重々認めたうえで、
近いうち誰かに負けるだろうって予言しておきます
この程度のトレーニングやってる人なんていくらでもいるでしょうし、
たとえ才能が抜群なんだとしても、そもそもクロスフィットってそれほどセンスを必要とする競技でもないですから。

Froningを負かすのは他のクロスフィッターかもしれませんし、それより他競技の選手が参加してきたら面白いと思います。
10種競技のオリンピックメダリストなんてのが来たら、何も準備しなくたって、そのままクロスフィットゲームをぶっちぎりで優勝してしまうのではないでしょうか。
ウェイトリフティングでも体操でもラグビーやアメフトの選手でもいいでしょうね。
人気はマイナーでも実力はすごい競技はいくらでもあるので、オフシーズンのトレーニングでも資金稼ぎでもいいので、クロスフィットゲームに参戦してほしいです。

というわけで、こんな写真を加工してみました。アホですみません。





Train Like Froning 6、7日目 日曜日



都合により土曜日にトレーニングをすることが出来ませんでした。
仕方がないので、日曜日に2日分まとめてやることにしました。
とは言っても、順番はめちゃくちゃです。

日曜日はジョギングでも自転車でもとにかく有酸素運動を1時間、ということですので、
好きなトレイルランをやりました。
一時間ほど山道を走り、その後すぐにフィットネスジムに移動です。

日曜日と’いうこともあり、ジムはいつもより混んでいて、メニュー通りの順番でサーキットを組むことが出来ません。
とにかく、書いてあることを同じ回数だけやろうと、

スラスター、マッスルアップを9-5-3
ベンチプレスとフロントスクワットを1-2-3-4-5-6-7-8-9-10
腹筋とディップを20x3

こんな風にとりあえずは書いてあることは全部やりました。
最後は変則的になりましたが、なんとか"Train Like Froning" Week の全日程を予定通り終了です。





2012/12/07

Train Like Froning 5日目 金曜

5日目、午前の部








スクワットクリーン5回、腕立て伏せ10回、懸垂15回を1セットとして20分間。

まあクロスフィットならお馴染みの内容、ごくごく普通のWODです。

つまり、めちゃくちゃきついってことなのですが、前日の長丁場のメニューをこなした後では、正直、「それだけですか?」なんて思ってしまいます。

日によってトレーニングの強弱をつけるとFroningは言っていましたが、
今日は「弱」の日なのでしょうか。
それとも私の感覚が異常になってきたのでしょうか。

スクワットクリーンの重量は例によってFroningの半分、95パウンド(43キロ)で行いました。
8ラウンド目のスクワットクリーン、腕立て伏せが終わり、懸垂が8回目でタイムアップでした。
私の場合、途中から腕がパンパンになって、握力がきかなくなり、懸垂が3~5回ぐらいしか続けて出来なくなってしまいます。




5日目、午後の部






今日はやはり軽め、あるいは短めのメニューなのかもしれません。
3分間隔で10ラウンドってことですので、全部で30分しかかかりません。

内容はケトルベルスイングを10回、ボックスジャンプを10回で1ラウンド。
最初は大したことないなって思いましたが、
ケトルベルの重量を見ると70キロとなっています。

70パウンド(32キロ)の間違いかと思いました。
だって、私がやったことのある最大重量のケトルベルって53パウンド(24キロ)なんですから。
それ以上重いものはフィットネスジムに置いてありません。
クロスフィットのボックスではそれより一つ重い62パウンド(28キロ)のものがありますが、
大抵の場合、男のRXでは53パウンド(24キロ)を使っています。

ミスプリントかと疑いましたが、調べてみると世の中にはちゃんとその重さのケトルベルを売っているようです。 Rogue Fitness

だからFroningは本当に70キロでやっているのでしょう。あらためてバケモンです。
私と言えば24キロでやりました。半分どころか約3分の1の重量になってしまいましたが、
それより重いケトルベルが置いていないので仕方ありません(?)。
それでも私にとっては充分きついです。


2012/12/06

Train Like Froning 4日目 木曜

4日目、午前の部








4日目はあまりクロスフィットらしくないメニューから始まりました。

2重跳び、片手スナッチ、腹筋、ディップ、Toe-2-Bar, ランジ、
これらの種目をそれぞれ100回づつ。 
サーキットでも時間制限でもありません。

持久系トレーニングと呼ぶことも出来るでしょうが、私はむしろ根性系と呼びたい。
まるで日本の体育会のシゴキとか可愛がりとかを髣髴させる内容です。

まずは2重跳び100回。
何度もこのブログとかフェイスブックでも自慢していますが、
私、これだけは得意です。これだけだったらFroningにも勝てるんじゃないかとひそかに思ってもいます。
100回連続を目指しましたが、92回目で失敗。それでも全部で1分間もかからずに最初の種目を終え、気分上々です。

片手のスナッチ100回。24kgのケトルベルとありますが、そんなもの片手で振り回せるわけもないので、例によって約半分の12キロ、その重さのケトルベルがないのでダンベルで代用しました。
特に書いてありませんが、10回づつで右手と左手を交代して続け、休みなしで100回終了。多少疲れはしましたが、まだ余裕があります。

次の腹筋100回あたりから雲行きがおかしくなってきました。
息が上がり、何回か休み休みしながらも、合計100回。

その次のディップ100回。リングがないのでバーで代用です。
ここではっきり疲れが出てきました。
10回やるたびにバーから降りて、深呼吸やら腕のマッサージです。
100回と言うより、10回10セットって感じです。

続く、Toe-2-Bar、これは日本語訳がわかりません。
要は鉄棒にぶら下がり、足を蹴り上げてつま先を鉄棒につける、という運動です。
それほど難しくはありませんが、これを100回、それもこれだけ体力を消耗した状態でやれと言うのは、かなりのムチャです。
本来なら体幹部分の運動なのでしょうが、私のレベルではその前にぶら下がっている腕や肩が悲鳴を上げます。
これはさらに休み休みで、5回20セットって感じでした。
体ももちろんフラフラなんですが、それより何より「俺、何でこんなことやってんねん」って空しさというかうんざりというか、かなり精神的にきつい状態でした。

まあ始めたからには終わらせなくてはいけません。
次のランジは、これもケトルベルの代わりにダンベルを両手で持ってやりました。
左右交互で合計200回。

クールダウンのロウイング500mを終えたときはトレーニング開始から1時間10分を経過していました。今までで最長のメニューです。
それでも他のスポーツに比べたら、クロスフィットのトレーニングって、はるかに短時間ですね。だけどきつい。


4日目、午後の部






今日はきついトレーニングの日なのでしょうか。マジでこれ全部やるの?って聞きたくなるような内容のメニューが午後も続きました。

まず500メートルのロウイングとベンチプレス15回を1セットにして、それを5セット。
それが終わると10分間EMOMでスナッチ。
さらに21-15-9でやるデッドリフトとオーバーヘッドスクワット

重量は例によってFroningの半分程度でやりましたが、全部終わるまでまた1時間ぐらいかかりました。
さすがにヘトヘトです。




2012/12/05

Train Like Froning 3日目 水曜

3日目、午前の部






さて3日前に入り、さすがに筋肉痛があちこちに出てきましたが、それほどのダメージではありません。なんとか体は動きます。
私はクロスフィットを始める前は自己流でウェイトトレーニングをやっていましたが、その頃の方が筋肉痛で腕や足が動かなくなることが多かったです。
思うにクロスフィットのトレーニングって、強度はかなり高いですが、個々の筋肉への負担は通常のウェイトトレーニングより軽いようです。
全身を使った運動だし、毎回違うメニューを組むことで、負荷が分散するのではないでしょうか。
ウェイトトレーニングではある部分の筋肉を集中して追い込んだりしますが、クロスフィットではそのようなことはありません。


今朝の最初のメニューはパワークリーンを3回挙げられる最大重量まで。これは自分なりに出来るので、レベルがどれだけ低くても、Froningとやることは同じです。

次のサーキットは制限時間が15分間で、逆立ち腕立て伏せを5回、スナッチ(私は25キロ)を7回、ボックスジャンプ(10キロのベスト着用ってことですが、そんなものはないので自重だけ)を9回。これで1ラウンド。
これだけのハンディをつけて、私のスコアは9ラウンドでした。


3日目、午後の部





午後はクロスフィットではおなじみのメニューでした。
スラスター懸垂バーピー
それぞれを20回づつやって、1ラウンド。制限時間20分間で何ラウンドできるか。

私は4ラウンドが終わり、次のスラスターに入ったところでタイムアップでした。
スラスターはFroningの半分の重さ、50パウンド (23kg)でやりました。


なんとか3日が終了しました。
前述した通り、筋肉痛は大したことないのですが、手の平のマメが潰れて痛いです。
あと、めちゃくちゃ腹が減ります。いつもの倍は食べているような気がする。

2012/12/04

Train Like Froning 2日目 火曜

2日目、午前の部





昨日、それほどきつくない、なんてナメたことを書いたむくいでしょうか、
この日のトレーニングは久しぶりに地獄を見ました。

10レップx10ラウンドのパワークリーン。これはいいです。
Froningが挙げる155lbs(70kg)をやれば勿論きついでしょうけど(と言うか出来ません)、
私はその半分で35kg。
おかげで全セット中、途中で止まることもなく、連続で10回やることはさほど難しくありませんでした。

だけど、サーキットのもう1種類、Burpee to Muscle-upを10回、10ラウンドが超難関でした。
バービーをしてからマッスルアップ。
やったことはありませんでしたが、なんとなく想像はつきました。
念の為Youtubeで確認すると、こんな動きです。


出来なくはないのですが、これを10回、10ラウンドで合計100回?
ミスプリントじゃないかって、何回も見直しましたが、間違いありません。

手の平の皮はむけ、腕はガチガチに張り、吐きそうになりながら、
なんとか全セットをこなしました。
ごめんよ リッチ,  きつくないトレーニングなんて言って、俺が悪かった。

Froning が一体どれだけのタイムなのかわかりませんが(載せてくれたらいいのに)、
私は全セット終了まで40分程度かかりました。


2日目、午後の部







2日目にして早くも泣きが入りましたが、午後は比較的楽な内容でした。
Froningはインタビューで、完全に休みの日を作らないが、トレーニングの強弱はつけると言っていました。
たぶん、楽なトレーニングの番だったのでしょう。

250メートルのロウイングと15回の腕立て伏せを1セットとして12分間で限界まで。
私は6セット終わったところで制限時間になりました。

その後は、3回挙げられる重量のフロントスクワット。
なんとか自分の体重の1.5倍はクリアしました。

勿論、Froningと数値を比較したらお話にならないレベルなのでしょうが、
とりあえずは同じ内容をこなして終了です。
市民クロスフィッターの私にとって、トレーニングの目的は他人との競争ではなく自己満足です。
心地よい汗をかき、シャワーの後で美味しい食事とビールを堪能しました。



2012/12/03

Train Like Froning 1日目 月曜

1日目、午前の部










3回のパワークリーンをEMOM で10分間。
重量は約半分の105lbs (47kg)でやりました。
朝5時からやるこっちゃないとは思いますが、仕方ありませんね。
まあ、それほどきつい思いはせずにこなすことが出来ました。

続いてのサーキットは、どこかで見たことがあると思ったら、
ベンチマークの"Cindy"でした。
私がクロスフィット入会初日にやらされた懐かしいWODです。

5回懸垂、10回腕立て伏せ、15回スクワットを1セットとし、それを15分間で何セット出来るか。
もっとも正式な"Cindy"は15分ではなく、20分です。

今日の私のスコアは13セットプラス懸垂と腕立て伏せでした。
Froningはどのくらいなのか興味があるのですが、この記事にはスコアは出ていません。残念。



1日目、午後の部






マッスルアップを10回、次は8回、その次は6回、と段々回数を少なくしていきます。
フィットネスジムにリングがないので、鉄棒でのマッスルアップをやりました。
とは言え、私が連続で出来るのは7回が最高。
なんとか決められた回数はやりましたが、2ラウンド目以降は1、2回やるたびに鉄棒から降りてしまいました。たぶんFroningは全部連続で出来るのでしょう。

この日の最後はWallball。私はこれがとても苦手なのですが、幸か不幸か、これもフィットネスジムにはありません。
クロスフィットHQの代替案に従って、Dumbell Thrustersでお茶を濁しました。
重量は書いてありませんが、Crossfit Games では 20lbs (9kg) なので、Froningもその重さでやったと仮定し、さらにその半分の重さ、つまり片方10lbs (4.5kg) のダンベルを持って、スラスター
これも50回、次は40回、その次は30回、と段々回数を少なくしていきます。
重量を軽くしたせいもありますが、これはきちんとセット回数を連続で出来ました。


1日目はなんとか終了。
かなりきつくはありますが、地獄のトレーニングってほどではありませんね。
ボックスでいつもやってることとそれほど変わりません。
これを毎日、2回づつやり続けて、疲れがたまったり、筋肉痛がひかなかったりするときつくなるのかもしれません。
その辺もおいおいわかってくるでしょう。



特別企画(?) "Train Like Froning" Week

最近、クロスフィット・ゲーム2011-12の2年連続チャンピオンRich FroningがMuscle & Fitness という雑誌の表紙を飾りました。




パレオダイエットは全然気にせず、好きなものを食べる。 
毎日トレーニングして'Rest Day'は作らない。
走るのなんか大っ嫌いだ。 

などなど、チャンピオンでありながら、けっしてクロスフィットの優等生とは言えないFroningの姿勢が垣間見えて、なかなか興味深いインタビュー記事が載っています。

加えて、さらに興味深いことに、Froningのある一週間のトレーニング内容が紹介されていたことです。

基本は1日2回、午前と午後のトレーニング。日曜だけは持久系のメニューです。






こんなのを見てしまうと、同じことやってみようかって思うのはクロスフィッターの端くれとして自然な流れでしょう。
クロスフィットの良いところは、実力が天と地ほど違っても、素人でもチャンピオンと同じ内容のトレーニングが出来ることです。
他のスポーツはそうはいきません。
素人がマラソンランナーと同じ距離を走りこむのは無理ですし、素人がボクシングの世界チャンピオンとスパーリングをするのも無理です。

そのようなわけで、Froningってどんだけすごいことやってるのかを、あくまで個人的に、自分の体を実験台にして追求してみようかと思います。

多分、私以外にも同じようなことを考える人は世界中にたくさんいるとは思います。
"Train Like Froning", "Froning and I", etc..  これからこんなタイトルのブログ記事がインターネット上に溢れるかもしれませんが、日本語で読めるのは多分ココだけです!

ただし、Froningと全く同じことをやるというわけにはいきません。
まず、体格差(Froning は体重約90キロ、私は60キロ)が1.5倍、
基本的なパワーの差(Froningはスクワット約200キロ、私は約120キロ)が約2倍、
さらに年齢差が20歳です。。。


1) 回数や時間は極力同じにして、扱う重量はFroningの半分でやってみます。
Froningが100キロでやるメニューがあれば、同じことを私は50キロでやります。

2)本当はボックスで出来ればいいのですが、フリーで使える時間が限られているので、フィットネスジムで行います。私が会員になっているチェーンのフィットネスジムは自宅からも職場からも10分以内だし、朝5時から夜11時まで開いていますので、好きな時間に好きなことが出来ます。
こういうときには便利です。
フィットネスジムとの違い


3) ジムの設備や込み具合などの制限があり、同じメニューが出来ない場合は、
なるべくクロスフィット本部の提唱する代替案(例:Wallballが出来ない場合はDumbell Thrusters)でやることとします。サーキットを順番通り出来ない場合も適宜変更します。



上記の例外条件はありますが、Froningと同じトレーニングを一週間。
こいび~とよ これがわたしの 一週間のしごとです~ って具合に、これから毎日アップします。

乞うご期待!ってほどのことではありませんが、読んでみて、出来ればご一緒にお試しのほどを。









2012/11/19

早朝クラス

ボックス入会一年後にして、初めて朝6時からのクラスに参加してきました。

今日の日の出は6時27分。
そんなまだまだ暗い時間にもかかわらず、参加者が続々やってきて、総員25名ほど。
夕方のクラスよりむしろ多いぐらいです。

ちなみに、私が通うボックスのクラス時間割は以下の通りです。
この中から、どれでも好きな時間に来ることが出来ます。
内容は同じです。




今日の内容は、パワークリーン&ジャーク3回連続を限界の重量でやり、タイムで競うWODはストリクトの懸垂とWallBallを交互にやるというもの。

およそ早朝にやるようなことじゃないとは思うのですが、
皆、うめき声をあげて、大汗をかいてやっていました。

一般社会じゃ異常とかヘンタイとか言われるような世界なのでしょうが、
そんな人が25人もいると、これが普通なんじゃないかと思えてきます。

以前、空手道場の指導員をやっていた頃、夏の間だけ朝練をやるといって、
やはり朝6時からのクラスを開設したことを思い出しました。

あのときは集まりが悪かった。
空手が大好きですとか人生かけてます、なんて言っていた人もいましたが、
いざ朝練に来いと言うと、仕事の都合が、とか、朝が苦手で、とか言い出して、
結局、毎朝来たのは中学生と高校生が1人づつだけでした。

それを思うと、毎朝、こんなことやってるいい年をした大人がたくさんいるクロスフィットって、
かな~り異常な世界ですね。
はっきり言って大好きです。

2012/11/07

蝶のように舞い、蜂のように??

以前、Strictと Kippingという異なる懸垂の方法を紹介しましたが、
http://crossfitjapan.blogspot.com/2012/08/strict-vs-kipping.html

最近さらにButterfly Pull up なるものを習いました。

これです。





私はまだ上半身と下半身を連動させるタイミングがつかめず、ぎこちない動きしか出来ませんが、それでも驚くほど楽に連続して懸垂が出来ます。
と言うか、これを懸垂と呼んでよいものかどうかさえ疑問です。
上下運動ですらなく、体を回転させているような感覚で、
使う筋肉も通常の懸垂(Strict)とはまったく別物のような気がします。

クロスフィット競技とかで懸垂を早く回数をこなそうと思ったら、この方法がベストでしょうね。

2012/10/17

実体験WOD#13 - アニーよ銃をとれ??

本日のWOD は"Annie Get Your Gun" とありました。
有名なミュージカルの題名ですね。見たことないけど。

またわけのわからないことをと思いましたが、内容はこれです。

For Time:
50 Double Unders (縄跳び2重跳び)
50 Abmat Sit-Ups (腹筋)
10 Pistols(片足スクワット, 左右交互で1セット

40 Double Unders (縄跳び2重跳び)
40 Abmat Sit-Ups (腹筋)
8 Pistols(片足スクワット, 左右交互で1セット

30 Double Unders (縄跳び2重跳び)
30 Abmat Sit-Ups (腹筋)
6 Pistols(片足スクワット, 左右交互で1セット

20 Double Unders (縄跳び2重跳び)
20 Abmat Sit-Ups (腹筋)
4 Pistols(片足スクワット, 左右交互で1セット

10 Double Unders (縄跳び2重跳び)
10 Abmat Sit-Ups (腹筋)
2 Pistols(片足スクワット, 左右交互で1セット

要するに、上の3種の運動を1セットにして、50-40-30-20-10 という具合に回数を減らしていくってことですね。
ウェイトはなし、特に技術も要らないし、持久力と根性が勝負です。
もっともアメリカ人は縄跳びが出来ない人が多いですけど。

元々Annieってベンチマークがあって、同じ回数で2重跳びと腹筋だけのセットです。
それにPistols(片足スクワット)を足したから、この名前ってことみたいです。
この片足スクワットでバランスを取れない人も多いですね。

お家でタバタ同様、これも自宅とかで畳一畳のスペースがあれば出来ますね。
1人でやるにはかなり孤独でつまらない運動ですが。

私、こういうのは得意です。ウエイトのハンディもないし。身軽な分かえって軽量級には有利なぐらいでしょう。
張り切ってやったら、クラスではぶっちぎりでトップでした。
タイムは7分47秒。2位以降は10分以上。
これが自慢したくて書きました。

2012/10/12

クロスフィットのそれってムチャだろ #2: パレオ・ダイエット

***
あらかじめお断りしておきますが、これは個人のブログです。
なるべく実体験に基づいて書いていますけど、科学的根拠とか証拠とかはありません。
***

クロスフィットと言えば、たいていパレオ・ダイエットがペアになってついてきます。

このブログに来る人でパレオ・ダイエットって何? って人はいないと思いますが、
念の為にwiki のリンクを貼っておきます。

って思ったら、日本語のページがないんですね。意外でした。

代わりにいつもお世話になっているチカラクロスフィットさんのページを勝手ながらリンクさせて頂きます。

http://chikaracrossfit.jp/program/%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88

チカラさんもそうですけど、クロスフィットの関係者はたいていパレオ・ダイエットを奨めてくるんですね。

運動だけじゃダメで、食事にも気をつけないとカラダは進化しないってのはよくわかります。
もっともです。

だけどなあ、日本人が米を食べれないってつらいものがあります。
ラーメンだって食べたいし、寿司だって食べたい。
牛丼の肉とタマネギだけ食べたって、美味くともなんともないじゃないですか。

何より、穀物がダメってことはビールもダメってことになるわけで、
ハード・トレーニングした後のプシュッ、カンパーイ、が出来なければ、
一体全体、何のためにトレーニングしてるんだよって人は多いはず。
はい 私もそうです。

まあ100%パレオ・ダイエットにする必要はなくって、なるべく穀物の割合を減らしましょうって穏やかに改善していけばいいのでしょうけど、どうもこういう食べ物に拘る人って教条主義的と言うか、原理主義的と言うか、頑なな主張をする人が多いように感じます。
ベジタリアンとかもそうですね。

こういうわけだから、これを食べちゃダメ!なんて言われると、
原始人と同じように食べるって言うけど、アンタ、それを見てきたのかよ? って
ついつい反発したくなります。

そもそも、色々なダイエット方法が次々と流行っては消えていきますが、
肥満が社会問題になっているアメリカだからこそ必要なわけであって、
日本人が日本の食べ物を普通に食べて、定期的に運動さえしていれば、充分健康に過ごせると思います。
まあ、米を食べ過ぎるとか、塩分を取りすぎとか、動物性たんぱく質とかカルシウムが不足しがち、とか色々あるでしょうし、アスリートが真剣にカラダのことを考えたら、パレオ・ダイエットも効果があるかもしれません。

だけど、圧倒的大多数の一般スポーツ愛好家がそこまでするか?必要ないだろ、ってのが私の考えです。
そういうわけで、今日もトレーニングの後はビールを飲んで、シアワセになろうと思います。


***
引用させてもらったチカラクロスフィットさんの記事に反対する内容になってしまいましたが、
決して悪意があるわけではありません。
チカラさんのホームページは大変役に立つ情報に溢れていて、いつも参考にさせて頂いています。

***





2012/09/18

クロスフィットのそれってムチャだろ - はじめに

クロスフィットを始めて約半年。
楽しく刺激に満ちたこの世界が大好きですが、世の中に完全なるものはありません。

それに加えて私という人間は100%何かを好きになれるタイプの人間ではなく、
自分の未熟さを棚にあげて常に何か批判の材料を探しているような性格の悪い奴です。

ですからクロスフィットに関しても、それってどうなん? って心の中で思っていることはいくつかあります。これから何回かそういう話題について書いてみようと思います。

勿論、私はクロスフィットの世界では単なる初心者、単なる愛好家です。
そんな私の個人的な意見がどのようなものであれ、クロスフィットの価値が高まりも低まりもしない、ということは予めご了承頂きたい。当たり前の話ですが。
ボックスの経営者やインストラクターなどのクロウトの立場からではなく、ユーザー側から見た、素人によるクロスフィット論です。


ちなみにフェイスブックでやたら評判がよかったこの写真。
このように、私はクロスフィットが良い結果をもたらすことに対しては一片の疑いもありません。


クロスフィットのそれってムチャだろ #1: RX(処方箋)

クロスフィットのジムでは、毎日の練習メニューがホワイト・ボードに貼り出されます。
WOD- WorkOut of the Day- と呼ばれるこのメニューには、何をやるのか、何回やるのか、に加えて男性は何キロ、女性は何キロって重量を指定されます。
その回数や重量をRX(処方箋)って呼びます。
例えば、デッドリフト10回、男性は100キロ、女性は70キロ、って感じです。

しかし、こんな変な話はありません。

あなたの体重がもし50キロなら、100キロって自分の体重の2倍です。
それを10回床から持ち上げる、ってのはかなり大変です。
普段、運動していない人なら1回も持ち上がらないでしょうし、ヘタをすると腰を痛めます。

でもあなたの体重が100キロあったら、100キロは自分の体重と同じ重さ。
10回持ち上げるのはそれほど大変でもありませんし、
特に鍛えていない普通の人でも1回ぐらいなら持ち上げれるでしょう。

上の例は極端ですけど、メンバーそれぞれの体格や体力は様々です。
トレーニングする目的も人によって異なります。
ダイエットしたいのか、ストレス解消したいのか、競技パフォーマンスを高めたいのか。

それなのに、ジムにいるメンバー全員に同じメニューを指定することの、一体どこが処方箋なのでしょうか?
その人に応じた摂取頻度や1回ごとの量をドクターが決めるからこそ処方箋です。
クスリに例えるなら、市販の売薬の方ががよっぽど近いと思います。
子供1錠、大人2錠、なんてよく書いてありますよね。

本来なら、パーソナルトレーナーが、メンバー1人1人について、体格や習熟度、その日の体調なども全て考慮してトレーニング内容を決定すべきなんでしょうが、勿論そんな贅沢が一般向けのジムで出来るわけもありません。

だから最大公約数の効果を求めざるを得ないし、そこから導き出されたメニューがWODだと理解しています。だけどやっぱりRX(処方箋)って呼び方はおかしいよ。

2012/09/07

それって何? #6 Bear Complex

熊コンプレックス?

一体、何のこっちゃと思いました。
よくよく説明を聞くと、名前の割には単純なメニューでした。
バーベルで以下の動作を連続して行うだけです。

Power Clean
Front Squat
Push Press
Back Squat
Push Press


どうやらComplex は日本語のコンプレックス(劣等感)ではなく、複合的という意味のようです。
それにしたって、なんで熊なのでしょうか?

昨日のWODはこれと2重跳びの組み合わせでした。


12 min AMRAP:
3 Bear Complex (男性52キロ / 女性34キロ)
30 Double Unders (2重跳び)

スラスターにバックスクワットを足しただけのようにも思えますが、
コントロールできる重量でやった方が無難だと思います。
私は珍しく男性用の重量でやりましたが、疲れてきて、最後のバックスクワットに移る際にバーベルで首の後ろを強打してしまいました。
幸い、大したことはありませんが、一歩間違うと大ケガの原因になりかねないなと思いました。





2012/08/21

懸垂 Strict vs Kipping

昨日のWODにStrict Pull Upが入っていました。
所謂、ふつうの懸垂です。
'Strict' とは、反動をつけないで体を持ち上げる、という意味で、
懸垂と言えば、大抵の人はこれをイメージすると思います。

なぜ、わざわざStrictなんてをつけるのかと言いますと、通常、クロスフィットでは懸垂にKipping という方法を使うからです。


この動画の前半1分ぐらいがStrict、後半1分ぐらいがKippingです。

Strict が後背筋や肩とか上腕の筋力のみを使うのに対し、Kippingでは体のコアの部分を多く使います。この動画でも説明しているように、同じ回数の懸垂をこなすのに、Kippingの方がはるかに速く、そして楽に出来ます。

ところが、懸垂と言えばStrict式を指すのが一般的です。
私自身もクロスフィットを始める前はStrict式しか知りませんでした。
ですので、最初のうちはKippingのやり方になじめず、戸惑いました。
その頃書いた記事がこれです。
http://crossfitjapan.blogspot.com/2012/01/wod-2.html

段々、慣れてくるにつれ、Kippingのコツがわかってきました。
クロスフィットを始める前、私は10回3セットの懸垂が精一杯でした。
今では20回以上連続して出来ますし、合計で100回以上の回数もこなせます。

でもそれって、効率的な体の使い方を覚えただけで、実際に筋力が増えたわけではないみたいです。昨日のStrict Pull Up は12回3セットでしたが、3セット目は続けて出来ませんでしたから。

Kippingの方が効率的で実用的なんだよってのがクロスフィットの主張だとは思いますが、
筋力トレーニングとして考えるならStrict式 もまた有効ですね。




2012/08/09

実体験WOD#12 - Sled Push

デッドリフト ー 自己マックスの80%の重量を3回
スレッド・プッシュ ー 75kg を30メートル

上の2つを交互に10セット

スレッドってクロスフィット・ゲームの種目にも出てきましたが、
日本ではなじみが薄いものかもしれません。
アメリカン・フットボールの練習でよく使うらしく、よく高校や大学のフィールドとかにおいてあります。 



要するに重いものを押して動かすだけです。
スピードとパワー。あとは根性。
特に技術も理屈も必要ありません。

私はこれをやるのは初めてでしたが、はるか昔、オンボロのバイクを押しがけしたことを思い出しました。
と言うより、今なら日本一の引越し屋さんになれる気もします。




2012/07/20

クロスフィット選手は超人なのか #2 - 八木かなえ選手と比較して

クロスフィット・ゲームが 一週間前に終わり、ロンドン・オリンピックがあと一週間で始まります。

クロスフィット・ゲーム女子の部で昨年に続き2年連続の優勝を成し遂げたAnnie  Thorisdottir。賞金25万ドル(約2千万円)、だそうです。

一方で、重量挙げ53キロ級のオリンピック初代表を決めた八木かなえ選手。記録からするとメダルには届きそうもありませんが、万が一、金メダルを取ったら陸連からの報奨金は300万円だそうです。

この両者を比較したのが下の表です。



八木選手の方がはるかに小柄で、身長で20センチ近く低く、体重で10キロ以上軽い。
それなのに、挙げる重量は逆に八木選手の方が10キロ以上重い。
それもクロスフィットゲームのチャンピオンと比較して。

クロスフィットゲーム、私は興奮して見ていました。
あのファイナルに出てくる選手って皆が皆超人に見えました。
それなのに、、、、
つくづくオリンピック選手って次元の違う生物ですね。

八木選手、報道ではルックスだけが強調されていますが、それにスポイルされることなく、
ぜひとも来年はアメリカに来て、クロスフィットゲームに出てほしい。
彼女の足が速いか泳げるのかは知りませんが、体操出身ってことですので、マッスルアップだの2重跳びなんてのは問題にしないでしょう。


<蛇足・自虐編>

ちなみに私、この両者のちょうど中間ぐらいの体格です。
挙げられる重量は、と言うと、ははははと誤魔化したくなります。
八木選手の3分の2ぐらいです。年齢は倍以上ですが。

2012/07/18

それって何? #5 EMOM

ボックスのホワイトボードにまたわけのわからない略語が書いてありました。


10 min EMOM @ 70-75% 3 Snatches

とりあえず、10分間何かをするってことはわかります。
マックスの70~75%でスナッチを3回ってこともわかります。
でも、 EMOMって一体何? ぱっと見てわかる人っているんでしょうか。

説明を聞いたら簡単でした。

every minute, on the minute の略です。

つまり、よーいどんでスナッチを3回やって、時計の針が1分後になるまで休憩します。
きっちり1分後にまたスナッチを3回やって、また次の1分後まで休憩します。
これを10回繰り返すってことですね。

インターバル・トレーニングの一種なんだけど、ワークアウトと休憩の時間をそれぞれ定めるのではなく(ボクシングみたいに3分やって1分休憩とか)、トータルの時間を決めるってわけです。
つまり、早くワークアウトを終えたらそれだけ長く休憩できるってことです。
効果のほどはよくわかりません。

いつも同じやり方をするのではなく、常に体に刺激を与えるって意味はあると思います。

2012/07/14

2012 CrossFit Games 見てきました!

とは言っても、私が手に入れたチケットは追加販売の制限付きで、メインイベントのスタジアムには入れず、マスター部門やトラック競技だけしか見れないものです。

とりあえず、金曜の午後、半休をとって行ってきました。

会場のHome Depot Centerは私が住む町から車で40分ぐらいのところにあります。
様々なスポーツイベントが行われる、かなり大きな施設です。


マスター部門をナマで見て、会場内のあちこちに設置してあるスクリーンでメインスタジアムの競技をライブで見ました。

私が想像したより、はるかに大勢の観客で盛り上がっていました。
クロスフィット最高レベルの大会が偶然にも地元で開催され、
この目で見ることが出来て、私は最高にラッキーです。

でも、と言うか、それなのにとでも言いましょうか、
あまり大きな声では言えませんが、あんまり面白くなかった。

球技のようなゲーム性もなければ、格闘技のように人間の本能に訴えるものもない。
陸上や体操のオリンピック競技を見ると、人間が出来る極限のパフォーマンスを見るような気がしますし、フィギアスケートや飛び込みでは人間の体の美しさにため息が出ます。

クロスフィットにはそのどれもないですね。残念ながら。
やっていることがすごいってことはよくわかるんですけど。

応援している人がいれば話は別なんでしょうが、赤の他人がバーベル持ち上げたり、バーピーをやってるところを見ていても、それほど興味深くはないですね。

クロスフィットって、見るスポーツではなく、やるスポーツだと思います。間違いなく。

そんなわけで、一時間ほど見て回って、帰ってきちゃいました。
むしろ、会場の外に並んでいるテント村の方が楽しかったです。
色々なトレーニングウェア、グッズ、食べ物が売っていました。
歩いている人の殆どがクロスフィッターの体格をしているのも楽しかった。



会場で配っているパンフレットにも、日曜のイベントは未定となっていました。
当日になるまでアスリートにも観客にも知らされないようです。
競技そのものは見ていてつまらなくても、そうしてワクワク感をかきたてるのは上手いよなあ。

2012/07/04

市民ロードレースでクロスフィット

7月4日はアメリカの独立記念日です。
この日は各地でロードレースの大会が開かれます。
フルマラソンのような大規模なものもありますが、
多くは5キロとか10キロとかの短い距離で、ローカルな雰囲気のレースが主流です。
大抵は大人も子供も出れるようになっているので、
午前中にそんなレースに出て、午後はバーベキュー、夜は花火を見るってのがアメリカ人が独立記念日を過ごす一つのパターンになっています。

私もよく家から歩いていけるような地元のレースに出ていたのですが、
今年は少し離れた(と言っても車で20分ほどですが)町のレースに出ることにしました。
なぜなら、そのレース、5キロ走にクロスフィットの種目を加えた部門がある、って聞いたからです。

5キロのコースに3箇所のスポットがあり、一つ目はバーピー20回、次のスポットでは自重スクワット30回、最後のスポットは縄跳びの2重跳び40回。縄跳びは各自が持参し、それを持って走るってのが笑えます。

重量の負荷は全然ないし、回数も大したことない。普段のトレーニングに比べたら遊びかウォーミングアップ程度です。
しかも得意種目ばっかりだから、これなら結構イケルんじゃないかと考えたわけですね。

この部門、今年が第1回目だそうです。
アメリカの他の場所でもこんな試みがされているかどうかは知りませんが、
どんどんクロスフィットというものが世間に浸透していっていると感じます。

今はまだ、クロスフィット?何それ?って言う人も多い、というか大多数の反応はそうですが、
このままメジャーになってくれると、年寄りになったときの話のタネになりますね。
「この村でクロスフィットを最初にやったのはおじいちゃんだぞ」なんて孫に自慢したりして。

結果は一般男子の部3位でした。
と言っても30人ぐらいの中で3位だから、それほどすごいわけでもありません。
でもやっぱり少しぐらいはすごいかな。誰か褒めてください。
長々と説明したのはこれが書きたかったからです。

ところで、全体では4位でした。
どうしてかと言いますと、化け物みたいな女性がいて、男の誰よりも速かったからです。

2012/07/03

実体験WOD#11 - ペア

今日のWODは少し珍しいやり方でした。

まずは2人1組でペアを組みます。
1人が800Mを走り、その間パートナーのもう1人はスクワットクリーンを出来るだけ多く行います。
800M走の方が帰ってきたら、役割を交代します。
800Mを走り終えた人はスクワットクリーン、スクワットクリーンをやり終えた人は800M走。
これを4回繰り返します。

つまり、1人は800M走=>スクワットクリーン=>800M走=>スクワットクリーンと続き、
そのパートナーは順番を逆に行うというわけです。

そして4セット合計でかかった時間、スクワットクリーンの合計回数、この二つで競います。

通常、クロスフィットのWODは2種類あって、一つは一定時間内に決められたメニューをどれだけ多くこなすか(AMRAP - As Many Reps As Possible)、 もう一つは決められたメニューをどれだけ早くこなすか(FT - For Time) です。

今日のこのWODはその混合型と言えるでしょう。
800M走は早く走るに越したことはありませんが、そうすると当然スクワットクリーンをやる時間は少なくなります。

パートナーの脚が極端に遅いと、スクワットクリーンを長くやり続けなくてはいけないので、より負担がかかります。
私がまさにそのパターンにはまり、地獄を見ました。
走り出したらなかなか帰ってこず、しかもデカイのでスクワットクリーンの重量はRX(61キロ)。
パートナートと同じ重量、ってのがミソですね。

いつも個人個人がそれぞれ自分の限界に挑んでいるわけですが、たまにこうして団体競技のような雰囲気を味あうのも悪くありません。
だけどよくこんなこと考えつくよな。

それとルールを言葉で説明するのって難しいですね。
上の私の説明でわかって頂けたでしょうか?

2012/06/28

実体験 WOD #10 - 5キロ走

今日のWODは5キロ走でした。

なんかクロスフィットっぽくありませんが、れっきとしたベンチマークWODです。
クロスフィットゲームの選手プロフィールにも5キロ走のタイムが出てきます。


このWODを聞いたとき、実はひそかに喜んでいました。
子供の頃からかけっこは得意だったからです。
いつもいつもパワー不足に悩まされ、RXの重量をこなすことが出来ず、悔しい思いをしてきましたが、これだったらジムのトップを狙えるぜ、そう思っていました。

結果はまあまあ、でも一等賞はとれませんでした。
私のタイムは20分23秒。約100人中5番目でした。

悪くはありません。
でも子供の頃はかけっこで3番以下に落ちることはなかったと思います。
やっぱり、クロスフィットをやろうなんて考える奴らは元々のレベルも高いですね。

ちなみにクロスフィットゲーム・オープン地域予選のトップ選手の5キロ走のタイムは下の通りです。

1位 Rich Froning 記載なし
2位 Jason Khalipa 23:20
3位 Dan Bailey 19:00
4位 Neal Maddox 記載なし

5位 Graham Holmberg 18:40
6位 Ben Smith 20:20
7位 Daniel Tyninski 18:38
8位 Austin Mallello 20:21
9位 Spenser Hendel 20:32
10位 Marcus Hendren 記載なし

オープン予選ではマスター部門でも後ろから数えた方が早かった私でも、この種目だったらトップ選手とそれほど遜色ないわけですね。
まるで自慢しているように聞こえるでしょうが、実にまったくその通りで自慢しています。

クロスフィットが「実用的」な動作を唱えるなら、このぐらいの距離を走るって極めてその定義に近いと思います。

白ヤギさんから頼まれて、隣町にいる黒ヤギさんに大至急手紙を届ける、こんなシチュエーションは容易に想像できます。
5キロって程よい距離です。
これが100メートルなら、わざわざ手紙を届ける必要はなく、大声で叫べば用件は伝えられます。
フルマラソンの距離、42キロも離れていたら、クルマや電車を使うでしょう。
それが5キロぐらいなら走った方が早いってことはありえます。
次の電車は30分後かもしれないし、黒ヤギさんの家は駅から遠いかもしれないし、クルマにはガソリンが入ってないかもしれない。

設定に無理がありますか?そんなことはないでしょう、
来年のクロスフィットゲーム・オープン予選には是非とも5キロ走を入れてほしいものです。




2012/06/18

Muscle-up

一ヶ月前までは一回も出来なかったこのワザ。昨日は最高7回連続で出来ました! 

父の日のパフォーマンスを息子が撮影してくれました。

こうして見るとまだまだ無駄な動きが多く、筋力に頼っているのがありありとわかります。

とりあえずこなせるようにはなったので、後は練習を重ねて、きれいに速くたくさん出来るようになりたいです。


2012/06/14

それって何? -#4 SDHP

ある日のWODにあったメニューです。

SDHP

これ見て何をするか分かる人はすごいです。分かります?

大抵の人は「それって何の略?」って聞きます。

はい - Sumo Deadlift High Pull - のことです。

この時点でクロスフィットを長くやってる人は、おおそうかと理解し、
まだ経験が浅い人はそれでもチンプンカンプンです。

私も勿論わかりませんでした。相撲?

で、何をするかの正解が下の動画です。


この動画も私達のボックスでもバーベルを使ってやりましたが、ケトルベルを使うときもあるそうです。

それにしても、なんでこれが相撲なんだよ。
お相撲さんが聞いたらびっくりすると思うんだけど。






2012/06/05

Crossfit for Hope - 小児がんチャリティー



小児がんや難病の治療支援のためのクロスフィットによるチャリティーが今週の土曜日、6月9日に全米各地で行われます。
http://hope.crossfit.com/

アメリカではよくマラソン大会などで行われるやり方ですが、
アスリートが走る(この場合はWODを行う)キロ数や周回数に応じて、
スポンサーが寄付を行う、というものです。

今回のWODはこれ。


“Hope”

Three rounds of:
Burpees
75 pound Power snatch
Box jump, 24" box
75 pound Thruster
Chest to bar Pull-ups


集められた寄付金は100% St. Jude Children’s Research Hospital へ送られます。

私は自分が健康に生まれ、大好きなスポーツを趣味にしていられることに感謝しています。
だからこそ、病気でそれが出来ない子が世界にたくさんいることには心が痛みます。
微力ではありますが、私もアスリートとしてこのチャリティーに参加することにしました。
よろしければ、下のリンクからスポンサーになってください。

https://hope.crossfit.com/sponsor?id=U59523


ちなみに主催者側の説明によると、初心者で100ポイント、地域予選に進出する選手で300ポイントぐらいが目安です。
私はその中間をとって、200ポイントを目標にします。
ですから、1ポイントにつき10セントを寄付していただくと、200ポイントで$20になります。
よろしくお願いします!

2012/05/24

実体験WOD - 9 Ball Slams


7 RFT: (7ラウンドを出来るだけ早く)
14 Pull-Ups (14回懸垂)
14 Ball Slams (男9kg, 女4.5kg のメディシン・ボールを床に叩きつける)

今日のメニューにあったBall Slams、なんとなく名前で想像がつきましたが、
やっぱりこんな感じでした。



ボールを抱えてスクワット、頭上に振り上げて、下ろすときに床に叩きつける。
見た目よりきついトレーニングです。
なんとなくですが、ケトルベル・スイングを逆にやってるような。
メディシン・ボールさえあれば場所もとりませんので、これもまた自宅で出来るトレーニングですね。

セットになっていた懸垂14回7セット。 合計98回。
私はそれがあるとは知らず、その朝に自主トレで50回やっちゃっていました。
さすがに腕がパンパンです。

2012/05/15

クロスフィット選手は超人なのか - オリンピック選手と比較

クロスフィット・ゲーム地域予選。前年度チャンピオンのRich Froning が今年もトップを走っています。
最終日、第5イベント(縄跳び2重跳びとスナッチ)では275パウンド(124kg)を挙げました。もちろん同イベントの最高記録です。

http://games.crossfit.com/video/rich-fronings-275-pound-snatch

このスナッチ、私は自分の体重(60kg)を挙げられません。
プロフィールによるとRich Froningの体重は87.8kg。地面に置かれた体重比約150%のバーベルを一気に頭上に持ち上げているわけで、さすがはチャンピオンです。

すごいのは重々認めたうえで、へそ曲がりの私はふとこんなことを考えました。

「じゃあ あんた そんなにすごいんだったら なんでオリンピックに出ないの?」

スナッチという競技は俗に言うオリンピック・リフティング(重量挙げ)の一種類です。
重量挙げは体重制になっていて、Rich Froning(87.8kg)の体重にあてはめると94kg以下になります。普通は減量して下のクラスに行くでしょうから、その下の85kg以下級のオリンピックメダリストの記録はどんなものなのか?

2008年北京オリンピックの85kg以下級メダリストのスナッチ記録は以下の通りです。

金:180kg
銀:185kg
銅:177kg

銀メダリストの記録が一番なのは、もう一つのクリーン&ジャークの記録が低いからです。
ちなみに同体重クラスのスナッチの世界記録は187kg、日本記録は156kg。

クロスフィット・ゲームでは2重跳びをやったり、マックスを挙げる前に何セットもやったりしています。疲れてもいるでしょうから、簡単に重量挙げそのものと比較は出来ません。

それにしても、Rich Froningと同じ体重のオリンピックメダリスト達の記録は彼のそれを約60kg上回っています。約1.5倍です。

私から見ますと、クロスフィット・ゲーム地域予選に進出する選手はみな超人です。
その中でもトップに君臨するRich Froningは雲の上の人です。
その彼をはるかに凌駕するオリンピックメダリスト達とは本当に私達と同じ生物なのでしょうか。

人気格闘家の山本キッドがかってレスリングのオリンピック選手を別次元の人間と表現しました。
重量挙げの選手もきっと同じなのでしょうね。

これまで私は重量挙げという競技を見たことがありませんでした。
ロンドン・オリンピックでは注目してみたいと思います。

2012/05/14

南カリフォルニア地域予選を見てきました。

Facebookのメンバーでなくても見れる筈です。

写真
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.353868824673569.80199.281169551943497&type=1

ビデオ1
http://www.facebook.com/photo.php?v=353891404671311

ビデオ2
http://www.facebook.com/photo.php?v=353892664671185


結果などは公式ホームページやニュースで見れますので省きますが、
会場の雰囲気だけでも感じていただけるでしょうか。

ビデオのコメントにも書きましたが、縄跳び2重跳びと重量挙げスナッチなんて地味な組み合わせもアメリカ人が競技化すると、これだけ盛り上がります。はっきり言って大好きな国民性です。

Facebookのページ、メンバーの方は是非'Like'をクリックしてくださいね。
したからと言って、特に何もプレゼントがあるわけではありませんが。

2012/05/09

クロスフィット - Wiki


このブログを始めたほんの数ヶ月前、かのウィキペディアにクロスフィットの日本語記事がありませんでした。

いつの間にか、下のページが出来ていました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%88

どなたがやってくれているにせよ、喜ばしいことです。
どんどん、日本でクロスフィットが知られていってほしいと思います。

2012/05/02

それって何? -#3 Turkish Get-Up

しつこく第3弾。これもダンベルを使って出来るメニューです。


見た目よりはるかにバランスを取るのが難しく、いかにも体幹が鍛えられている気がします。

しかし、何でこれが「トルコ人の起き上がり」なのかさっぱりわかりません。
トルコ人が聞いたらびっくりするのではないでしょうか。

それって何? -#2 Farmer Carry

前回のManmaker に比べると、これは少し考えたら思いつけるかもしれません。

現在世界各地で進行中のクロスフィットゲーム地域予選。その最終日、最後のWODに出てきます。

For time:
Three rounds of:
7 Deadlifts (345 / 225 lbs)
7 Muscle-ups
then,
Three rounds of:
21 Wall ball shots (20 / 14 lb ball to 10')
21 Toes-to-bar
then,
100-foot Farmer carry (2 - 100 / 70 lb dumbbells)
28 Burpee box jumps (24" / 20" box)
100-foot Farmer carry (2 - 100 / 70 lb dumbbells)
3 Muscle-ups

Farmer Carry - 直訳すると「農家の運び」?

要は両手にダンベルをぶら下げて、歩くか走るかして運ぶってことです。


動画の人は片方200パウンド(約90キロ)を運んでいますが、これはクレイジーです。
地域予選のWODでは男性は45キロ(片方)、女性は32キロ。それをぶらさげて約30メートル。
普通の人間ならこの辺が限度ではないでしょうか。
私は女性の重量が精一杯です。

以前元旦にやっていたTBSのスポーツマンNo.1決定戦でミルク缶運びってのがありましたが、
やってることは同じですね。
でも、あれは片方20キロでした。
テレビで見ていたときはきつそ~って思っていましたが、クロスフィットの世界じゃ女性がやる重量よりはるかに軽い。
あらためて、クロスフィッター達は凄いと言うかヘンと言うか。

それって何? -#1 Manmaker

クロスフィットを始めて約半年。
ジム内を飛び交う独特の用語に随分慣れてはきましたが、
未だに「それって何?」ってなってしまう言葉がちょくちょく出てきます。

ホワイトボードに書かれていたある日のWODです。


3 RFT:
400 m Run
10 Thursters (95/65)
50 Walking Lunges
5 Manmakers (40/20)


最後のManmakerって何をするかわかりますか?
わかる人はかなりヘンです。


答えはこれです。
ダンベルを持ったバーピーみたいなものですね。


()内の数字はパウンドによる重量です。
男性は約18キロ(片方)、女性はその半分。

ダンベルさえあれば出来るので、自宅とかでトレーニングしている人には良いメニューかも。

それにしても、一体全体どうしてこれをManmakerって呼ぶのか見当もつきません。
オトコを作る?



2012/04/20

ある新米クロスフィッターの1日

あるって、早い話、ワタシのことなんですが。

4:45AM: 起床。めちゃくちゃ早いでしょ。急いでTシャツ&短パンに着替えて、家を飛び出す。向かうは自宅から5分のLA Fitness


5:00AM ~6:00AM:  トレッドミルで20分ほど走り、体が温まったところで、本日の個人的WODは"Diane"。デッドリフトと逆立ち腕立て伏せを21-15-9。急いでシャワーを浴びて、また家に戻ります。

6:15AM ~8:00AM: 子供と自分の朝食と弁当を自分が作っています。急いで料理して、急いで食べて、急いで後片付けして、それでも子供の登校時刻まで30分ほど時間が空いたので、自宅の前の道路でスケートボード。8時に出勤。職場は自宅から車で15分ほどです。

8:15AM ~12:00PM:  一応、仕事。昼休みになると、弁当をもって、職場から近くのトレイルへ。


12:15PM~1:15PM: こ~んな山道を40分ほど走った後、急いで弁当を食べて、急いで着替えて、職場に戻ります。

1:30PM ~ 5:30PM:  一応、仕事。 さっさと片付けて、いよいよ本番、クロスフィットのボックスへ。

6:30PM ~7:30PM:  http://www.crossfitinsanity.com/ 本日のWODはケトルベル、懸垂、ロウイング、縄跳び2重跳び、バーピー、などを組み合わせた、大変きっついものでした。

7:30PM ~  : 腕がパンパンに張って、車のハンドルを回すのさえキツカッタですが、なんとか近くのレストラン(というか安食堂)でメシを食べて、缶ビールを一本買って近所のプールへ。さすがに泳ぐ気力はありません。ジャグージにつかりながら、お疲れ様のプシュッ。


9時過ぎには自宅へ帰り、30分後にはお休みなさいです。

1日3回の運動。さすがにヘトヘトです。
もちろん毎日これだけやってるわけじゃなくって、まあこの日は特別です。週に1,2回かな。
職場もジムも自宅から近く、しかも車通勤なので、着替えを全部車の中に置いておけるからこそ出来るわけですね。
忙しくって目が回るよ、なんて言うとお仕事タイヘンな方達から石が飛んできそうではあります。

2012/04/03

番外編 -2 クロスフィットと相性の良い(?)泥んこレース

Mud run, Obstacle race, などなど、呼び方はどうも統一されていないようですが、
アメリカでは最近こんなレースが人気です。


池に飛び込み、泥の上を匍匐前進、崖を四つん這いでよじ登り、丸太を抱えて山道を走る。
アドレナリン全開です。
クロスフィッターには長距離走やマラソンを忌み嫌う人が多いですが、こんなレースはいいのでは?クロスフィットのトレーニング内容にもぴったりはまると思います。


実際、私が知っているクロスフィッターは皆こんなことが大好きです。
ボックスでもこんなレースのTシャツを着ている人は多いです。


私も実はいくつかこうしたレースに出て、そのトレーニングにいいかと思ってクロスフィットを始めました。

 上の動画は中でも一番過激だと私が思っているTough Mudder というシリーズです。公式ホームページによると来年は日本でもレースを行うそうです(昨年もそう言っていましたが)。
風雲たけし城やサスケを生み出した日本人。私はうけると思うのですが。

2012/03/28

10年振りに再掲:CrossFit Games - オープン予選に参加する意味はあるか?

今から10年前にこんな記事を書いていました。
現在はクロスフィット周辺の事情がだいぶ様変わりしていますが、オープンの基本的な部分は変わっていないようです。

ー--

オープン予選が全て終了し、次は地域予選(Regionals)なのですが、
大会公式サイトでは、このオープンについての色々な意見がコメント欄に寄せられています。

http://games.crossfit.com/leaderboard

3月29日現在、少しホットになってきた議論が、「参加費$20の価値はあるかどうか?」です。

反対派:

「$20払って5週間参加して、得るものはランキングだけ」
「同じお金で5キロレースとかに出ると、記念Tシャツが貰えるぞ」
「ランキングが知りたければ、勝手にWODやってホームページでチェックすればいいだけ。それならタダだ。」

賛成派:

「世界中のクロスフィッターと競うことで自分の立ち位置が見える」
「毎週、わくわくしながら WODの発表を待った。$20の価値はある」
「嫌ならやるな」


まあ、どちらの意見もわかります。
なにせ6万人以上がオープンに参加したそうですが、そのうち、次の地域予選(Regionals)に進めるのは各地域60名だけ。マスター部門についていえば、全世界で20名だけ。

私が所属する南カリフォルニア地域では、一般男子の参加者は約1800人。そのうちの60名しか次に進めません。その割合は3%。残りの97%の参加者は予選落ちということになります。

45-49歳の部男子の参加者は約1200人。地域予選(Regionals)を免除され、決勝大会に進める20名は全体の2%にも満ちません。

大部分の参加者が予選落ちになってしまうこのシステム。果たしてどう評価したらいいのでしょうか。 
エリート競技としてみれば妥当、市民スポーツとしては不適格、そんなところでしょうか。

2012/03/26

Crossfit Games における理想的な体格とは?

男性は身長175センチ、体重82キロ。年齢は26.7歳。
女性は身長162センチ、体重61キロ。年齢は25歳。

オープン予選が全て終了したところで、一般男女それぞれのトップ10選手の平均数値を出してみました。
何万人もいるなかでのトップ10人です。
あくまで自己申告で公開された数値ではありますが、Crossfitという競技に理想的な体格とはという問いへの一つの答えになると思います。

マラソンランナーのようには痩せてはいないけど、
プロレスラーのようには太っていない。

バスケットボール選手のようには背は高くないけど、
体操選手のようには低くない。

ラグビーとかサッカー、あるいは格闘技の中量級選手、陸上だったら10種競技、そんな感じでしょうか。

日本人の平均よりは少し大きいですが、決して目をみはるほどの珍しい体格ではないですね。
その辺を普通に歩いているお兄さんお姉さんでもいけるってことです。
どんどんCrossfitに出てきて欲しいと思います。






ちなみに私の身長160センチ、体重58キロは女子のトップ選手とほぼ遜色ありません。
年齢はほんの20歳ぐらい違いますが。

2012/03/22

CrossFit Games - オープン予選第5週(最終) WOD発表

Thrusters (100lbs) : スラスター(45kg)
Chest to Bar Pull-Up: 懸垂(鉄棒を胸につける)


上2つを、第一セットは3回づつ、次は6回づつ、その次は9回づつ、、、
セットごとに3回ずつ増やしていって、7分間でどれだけ出来るか


最後のWODはこれです。
クロスフィットでトレーニングしている人にはおなじみ。

そうじゃない人はスラスターって何?と思うでしょうが、それもそのはずで、クロスフィットの造語です。
バーベルを胸に担いでフロントスクワット、そこから立ち上がって、次はバーベルを頭上まで持ち上げる。



100lbs (45kg) って、まあこれも無理な重さではありません。
普段のトレーニングでも扱っている重さです。
とは言え、私のマックスは125lbs(56.7kg)。
休まずに続けて出来るのは6回ぐらいではないでしょうか。

鉄棒を胸につける懸垂もやったことがありませんが、多分出来るとは思います。
普通の懸垂なら20回ぐらい続けて出来ますが、これはどうだろう。

と言うことは、7分間で出来るだけのセット数、と言われても、
私が急いでこなせるのは最初の2セットだけだと思います。
後は時間と根性の戦い。

スラスターはデカイ人が有利ですけど、懸垂は体格のハンディはありません。
泣いても笑っても最後ですので、とりあえずやってみます。

2012/03/16

CrossFit Games - オープン予選第4週 WOD やってみたけど、ダメでした

12分間で何レップ出来るか

150 Wall balls: 約9キロのメディシンボールを壁にある約3メートル以上の線まで投げて、それを150回。
90 Double-unders: 縄跳び2重跳び90回
30 Muscle-ups:  マッスルアップ30回

前回の記事で、問題はマッスルアップだ、と書きましたがお笑いです。

それ以前に、150 Wall ballsを終わらすことが出来ませんでした。
126回やったところで時間切れ。得意の縄跳びに移ることさえ出来ませんでした。


9キロのボールを3メートル投げ上げるって思ったより大変でした。
背の低い私は、毎回スクワットの体勢から跳び上がってボールを投げないといけません。
いわば重りを持ってジャンピングスクワットをやるようなものです。

その上、落下してくるボールを受け止めることも出来ず、毎回ボールを床に置いてからのスタートでした。
本来ならボールをキャッチして、投げて、の繰り返しじゃないといけないのに、いちいちボールを床に置いているようでは、時間のロスはとてつもなく大きいです。

体格は今さらどうしようもありませんが、とにかくパワー不足、パワー不足、パワー不足。
これをなんとかしないと次に進めません。

オープンもあと一週を残すのみ。出来れば次はパワー系ではなくスタミナ系のWODにしてほしいなあ。文句たらたら言いましたが、第一週のひたすらバーピーは体格のハンディがなく、一番まともなスコアが出せました。

2012/03/15

CrossFit Games - オープン予選第4週 WOD発表

12分間で何レップ出来るか

150 Wall balls: 約9キロのメディシンボールを壁にある約3メートル以上の線まで投げて、それを150回。
90 Double-unders: 縄跳び2重跳び90回
30 Muscle-ups:  マッスルアップ30回



150回のWall Balls, これはきついけど、体力に自信がある人は出来るでしょう。
私も一度に30回ぐらいしかやったことはありませんが、150回やれと言われたら、休み休みでも出来ると思います。

90回の縄跳び2重跳び、これは日本人には有利ではないでしょうか。
アメリカ人は大人になるまで縄跳びをやったことがないって人が結構います。
日本人なら学校の体育でやったことありますよね。
私はこれだけはボックスで一番上手いです。
なにを隠そう、約35年前、名古屋市立村雲小学校のなわとび検定でクラスに数人しかいない「特級」の称号を獲得したこともあります。

問題は最後のマッスルアップ。


これは出来ない人の方が多いのではないでしょうか。
私は一度もやったことがありません。今日にでもボックスで試してみますが、多分1回も出来ないでしょう。

Facebookでも賛否両論のようです。
オープンだというのにフツーの人を除外している、という意見、
予選とはそもそも決勝に進むだけの能力がある人を選ぶ目的なんだから仕方がない、という意見。

どちらの意見ももっともなんですが、個人的にはこれは次の地域予選に回してくれないかな、と思います。オープンには色々な人が参加するのだから、限られた人しか出来ないようなメニューは入れて欲しくないです。
だって、1回も出来ないと、どれだけ他のことが出来ても、スコアはゼロですからね。

例えばマッスルアップを10回出来る人がいたとして、ゼロの人とどれだけ”フィット”しているか、という意味ではスコアの差ほどかけ離れているわけでもないでしょう。
それを10対ゼロとしてしまうのは何だかなあ、と感じます。
自分が出来ないであろうことのヒガミなんですが。

それにこれはボックスに所属しないで、自宅のガレージとかでトレーニングしている人も除外していますね。バーベルやらボックスはともかく、個人で天井から釣り下がっているリングまで持っている人は少ないでしょう。

2012/03/08

特別プライベートレッスンで優しい親切なアドバイス

WOD 12.3


以下を1セットとして18分間で何セットできるか

- 15 Box jumps:ボックスジャンプ(60cm) 15回

- 12 Push press:プッシュプレス(バーベルを胸から頭上に持ち上げる)52kg x 12回

- 9 Toes-to-bar: 鉄棒にぶら下がり、足先を棒につける。 9回



パワーに欠ける私にとって、問題になるのは2つ目のプッシュプレスです。
バーベルを持ち上げるだけの単純な動作に見えますが、腕力だけに頼っていては回数も重量もこなせません。
いかに体全体のバネを効率よくタイミングよく伝えるか。

昨夜、一般のクラスの後で、コーチの1人が特別にプライベートレッスンをしてくれました。
ますはやってみせてみろ、と言うので、3回ほどやってみました。
コーチの第一声は

You look like shit.

日本語で何と訳しましょうか。「お前がやってんのはクソだ」って感じかな。

私より一回りぐらい年下で、しかもコーチのくせにWOD 12.1 のバーピーでは私より回数が少なかったくせに、、、、、

勿論、この後で懇切丁寧なアドバイスをくれましたけどね。

それにしても、クロスフィットって体育会系というか軍隊風というか、、、
何か独特の雰囲気です。はっきり言って大好きです。
軍隊風といえば、このコーチはマリーン(海兵隊)出身です。
他のジムの紹介を見ても、警察とか軍隊とか消防隊とか、やたらそんな経歴の人が多いですね。