2020/07/28

スクワットで500パウンド、マイル走で5分を切って、その後でフルマラソンを5時間以内。

ほんの2週間目にこんな記事を書きました。



そしたら、今度はもっとムチャなアスリートが出てきました。

午前9時にジムでスクワット501パウンド(227kg)を成功させ、
午前11時ぐらいに陸上トラックで1マイル(1600m)走を4分58秒で走り、
午後4時にフルマラソン(42キロ)を5時間以内で走る。

パワー、スピード、スタミナ、すべて兼ね備えたアスリートだってことはわかるけど、それを全部1日でやってしまおうってのは凄すぎる。

少し長いけど、下がその人の動画です。
イギリスの人で、どうやらクロスフィッターじゃないようです。




2020/07/25

コロナ感染を早期発見するために、クロスフィット・ゲームズは装着タイプの心拍数モニター着用をアスリートに義務づける? 



2020年クロスフィット・ゲームズがますますヤバイことになっています。
新型コロナウイルス感染拡大のため、今年はカリフォルニア州のアロマにある牧場で規模を小さくして無観客でやります、と決めたものの、そのカリフォルニア自体でますます感染が広がっているからです。
なにしろ、東京が連日200人超えとかでニュースになっているのとは桁が違って、アメリカでは1日に何万人というペースで感染者が増えています。世界でもっとも感染者数が多い国はアメリカ、そのアメリカの中でも一番多い州はカリフォルニアなんですから。

ゲームズの開催時期も6月から7月、そして9月以降とどんどん先延ばしになっていますが、もう今年は無理なんじゃない?という憶測が流れるのも当然と言えるでしょう。

そんななか、『Morning Chalk Up』が下のような記事を掲載しました。

Can Wearable Tech Help The 2020 CrossFit Games?

リストバンド(WHOOP)や指輪(OURA)のように装着するタイプの心拍数モニターをアスリートに着けさせて、それによって新型コロナウイルスに感染した選手を早期に発見しようとする動きがある、ということです。

なぜ、心拍数モニターなのかと言えば、ウイルスに感染すると、症状が出たり、検査で陽性になる前に、まず安息時の心拍数がおかしくなることが多いからなのだそうです。昔から「脈をとる」って言いますけど、いわば24時間オンラインで脈拍の変化を監視できるってことのようです。

僕もPCR検査を受けましたが、あれは結果が出るまでに1~2日かかります。幸いに僕は陰性でしたが、もし陽性だったら、検査結果が出る前にウイルスをまき散らしていたかもしれません。

多くの場合、自分はヤバイと思う人か、他人からヤバイと思われる人たちが検査を受けるものですので、受けた時は手遅れってことも多いようです。そうなる前に心拍数で早期発見ができるものなら、それに越したことはないわけで、この記事によるといくつかの研究機関でその効果が証明されているようです。

さらにこの記事によると、米国ではいくつかのプロスポーツや大学スポーツでこうした商品を既に活用しているのだそうです。

  • ゴルフPGAツアーは選手やキャディーら全員にWHOOPを着けさせている。これはある選手のWHOOPのデータが検査で陽性となる前にウイルス感染を発見したことによる。
  • バスケットボールNBAの選手らは選手村(Bubble)に入る前にOURA着用を推奨される。
  • テネシー大学はすべてのスポーツ部関係者にWHOOP着用を義務づけている。

さて、これをクロスフィットに導入するとなるとどうなるか? アスリートとは少しでもパフォーマンスに影響がある(かもしれない)モノを身につけることに抵抗する人たちですので、強制ではなくオプションにすればいいのでは?と記事にはありました。

2020/07/16

クロスフィットに初の選手組合が誕生 ー Professional Fitness Athletes' Association (PFAA)

クロスフィットのトップ選手たちを集めて、業界初めての選手組合が誕生しました。


2020年クロスフィット・ゲームズに出場資格がある60人の選手に加えて、何人かの有名選手たちが招待された、ということです。

暫定的なトップ委員たちは以下の8人だそうです。

Brent Fikowski, Tia-Clair Toomey, Chandler Smith, Steph Chung, Jenn Ryan, Patrick Vellner, Cole Sager, and Adam Neiffer.

とりあえず、リッチ・フローニングもマット・フレイザーも入っていないようです。

こちらが組合の公式ホームページです。
https://www.professionalfitnessathletesassociation.org/

1ページだけのスカスカな内容で一目瞭然ですが、この組織が具体的に何をするかは現時点ではまったくわかりません。

一応、目標とされているのは以下の通り。

  • 選手たちの健康と安全を守る
  • 大会が公平に高い水準で行うための仕組みを作る
  • 大会運営者と選手たちのコミュニケーションを向上させる
  • 外部の企業や個人と連携して、大会シーズンを組み立てる
  • 現在の選手たちに最大限の利益を図るとともに、将来のアスリートのために競技を発展させる。

これもローザ新CEOが進める組織改革の1つなのかもしれません。
でも、MLBやらNFLやらの例を見られるように、選手たちの背後に大金を狙っているビジネスマンや弁護士たちが蠢いているような気がしないでもありません。
改めて言うまでもありませんが、これは私の先入観や偏見に満ちた印象に過ぎません。

2020/07/14

マイル走で5分を切って、スクワットで500パウンド。ついでに連続懸垂50回。カストロ君の無茶チャレンジを達成したアスリート

2017年に発行されたカストロ君の著書「Constructing The CrossFit Games」の中に、こんなことが書いてあったそうです。

1マイル(1600メートル)を分以下で走り、その同じ日にバックスクワットで500パウンド(約226キロ)を挙げることができるのは、クロスフィット・ゲームズのトップアスリートたちにも難しい。リッチ・フローニングだってできるかどうかわからない。ついでに懸垂を連続して50回もできたらすごい。

5-500-50、トリプル・ファイブというわけですが、そりゃあ無茶だなあと思います。
僕は1つもできません。
カストロ・チャレンジとか名前ついてますけど、カストロ君にもゼッタイできないでしょう。

ところが、これに挑戦して、見事にすべてクリアした人の記事が『Morning Chalk Up』に出てました。

https://morningchalkup.com/2020/07/13/sub-5-mile-500lb-back-squat-klink-conquers-castro-challenge/#

そのアスリートの名前はAdam Klink。リージョナルには出たことがあるけど、ゲームズ本選には届いたことがないそうです。
体重205パウンド(約93キロ)の彼は、バックスクワットだけは既に550パウンドを挙げたことがあったそうです。

最大の難関はマイル走だったようです。長距離走は僕の専門でもありますが、マイル5分以内というのは、高校陸上部でもレギュラー選手になれるぐらいのペースです。それを体重90キロ超のKlinkがやるというのは、かなりのハードルです。

そのためでしょう。本番ではペーサーに引っ張ってもらっていました。
マイル走は陸上トラックを4周しますが、最初の3周をいかにも専門の長距離ランナーという感じの女性ランナーがKlinkを引っ張り、最後の1周だけは力をふりしぼって、見事に4分56秒でゴールしています。ペーサーの女性が涼しい顔をしているのは笑えます。

その後のスクワットと懸垂はおまけのようなものみたいでした。
と言っても、それは彼だからで、僕にはどちらも到底できません。
すげえなあ。




誰かできる人がいれば、ご一報ください。


2020/07/11

24時間耐久マーフの世界記録を17歳が更新!

今年の米国戦没者記念日(Memorial Day)に24時間でマーフを16ラウンドやった人がいて、世界記録としてギネス申請中って話を下の記事に書きました。

https://cffansjp.blogspot.com/2020/05/murph.html


ところが、この記録が本の数週間後にはもう破られたそうです。
しかも、その新記録を作ったアスリートはまだ17歳なんだそうです。

ウィスコンシン州に住むTyler Friese君が6月8日に作った記録は24時間でマーフを16.75 ラウンド。懸垂1,700回、腕立て伏せ 3,400 回, スクワット5,100 回, 走った距離は 33 マイル(約53キロ)、それも20パウンド(約9キロ)重量ベストを着たRXです。

17歳。そりゃ体力はあるだろうけど、普通これぐらいの年齢だと肉体的にも精神的にも持久力とか耐久力とかはまだ本格的にはついていないはずなんですが。
だからフルマラソンの参加資格でさえ、18歳以上ってレースが多いぐらいです。

24時間マーフって、きっと体には悪いとは思うけど、偉業であることは間違いありません。




2020/07/07

クロスフィット新体制発足。だけどゲームズやオープンは3年前に逆戻り? 1国1代表制度は1回きりで終わるのか?

カストロ君のCEOは1か月の短命で終わり、ローザ新体制下では元の競技ディレクターに戻った話は前回の記事で書きました。

もちろん、新型コロナウイルスやグラスマンの不適切発言やセクハラはカストロ君のせいではありませんが、どうも今年のゲームズは開催できるかどうかも危ういですし、もし開催できても例年のような盛り上がりは期待できないでしょう。トップ選手に限ったのはいいですが、アメリカに入国できない外国人選手や、ボイコット宣言をした選手が多数いる状況です(一部に撤回した選手もいますが)。

ですが、新型コロナウイルス危機の前から、実はクロスフィットの競技人口や人気は下降気味でした。オープンの時期を変えたり、外部認定大会をゲームズの予選にしたり、国ごとの代表選手を選出したり、2018年~2019年の間に様々な改革が行われましたが、肝心のオープン参加者は2年続けて減り続けています。

そんな中、クロスフィットの競技はこれからどうなる?って話をカストロ君がポッドキャストとかで漏らし始めているようです。

https://morningchalkup.com/2020/07/06/dave-castro-on-the-games-future-the-sky-is-the-limit/#

どれもこれも決定したわけではなく、現時点ではカストロ君のアイデアに過ぎないようですが、どうやらこんな感じのようです。


  • 現在のゲームズ出場選手の選考は複雑すぎる。参加選手も多すぎる。
  • ゲームズに参加できる選手はトップ中のトップだけに限るべき。
  • ゲームズのテレビ中継を復活させる。
  • その代わり、オープンはすべての人に開かれるべき。
  • オープンを2~3月に戻し、それがクロスフィット・シーズンの開始にすることが理にかなっている。
  • オープンの結果でランキング制を導入する。
  • 様々なレベルやグループの大会をもっと多く作る。


どうやら、3年前ぐらいのクロスフィット全盛期に戻そうとしているように僕には見えます。社会意識や組織の倫理観はともかくとして、あの頃はクロスフィットの競技システム自体には文句を言う人はあまりいませんでした(僕は少し言ってましたが)。

そのようなわけで、カストロ君のアイデアは割と好意的に受け止められるような気がします。もし国別の代表選手がゲームズに出る制度も廃止されたら、2019年の1回だけで終わってしまうことになるので、それだけは選手たちに気の毒ですけど。