2018/04/25

再びOnline Qualifier - 今年は現実派

オープン予選が終わって約1か月後、ティーンとマスターの各年代部門の代表を決定する第2次選考、Online Qualifierの季節がまたやってきました。オープン予選における各部門のトップ200人のみが参加を許されるこのオンライン選考、資格もないのに勝手に挑戦する私の試みは昨年に続き2回目です。

昨年度の様子

私の実年齢と性別は51歳男性なのですが、昨年はティーン男子14~15歳の部のワークアウトをやりました。そこでのワークアウトの内容はほぼ女性50~54歳と同じなので、女性のスコアと比較してもみました。本来の自分のカテゴリーだと重量が重すぎるからというのが表向きの理由なのですが、実は「俺って50歳過ぎてもティーンと張り合えるんだぜ すごいだろう」って心秘かに思っていたせいもあります。

だけど今年はあえて実年齢より上の男性55-59歳の部と同じワークアウトをやってみることにしました。

妄想を断ち切り、いわば現実派への転向を試みたわけですが、それには理由があります。
先月のことですが、私がコーチしているボックスにカナダからドロップインで訪れた女性がいます。見た目は40代ぐらいのアスレチックな人だったのですが、そのパトリシアさんって人はなんと59歳で、2018年度オープン女性55~59歳の部で世界20位の凄い人だったのです。Online Qualifierは勿論、ゲームズ本選の出場も本気で視野に入っています。

私のボックスはそれほど有名ではありませんが、ちょっとした観光地にありますので、遠方の人がドロップインに来てくれることが時々あります。もともと旅行中でもワークアウトしようって人達なので、おしなべてクロスフィットに熱心な人が多いです。それでも彼女は格別に凄かったです。59歳ってお孫さんがいてもおかしくない年齢ですけど(本当にいるかもしれませんが)、バーピーもクリーンも20代、30代のメンバーよりはるかに速く、軽くその日のクラスで一番でした。私はコーチ役で一緒にワークアウトはしませんでしたが、正直勝てるかどうかわからないなと思いました。

本物のワールドクラスのアスリートを目のあたりにして、アホな私もしみじみ反省したわけですね。普段は若いもんにはまだまだ負けないぞって思っていて、実際ボックスの中ではいつも1番か2番なのですが、広い世界には私より年上で私より強い人がたくさんいるってことを今さらながら思い知らされたのです。井の中の蛙でいてはいけませんね。

そのようなわけで、4年後に55-59歳の部でゲームズに出場することを目標に、とりあえず今年はOnline Qualifierでそのカテゴリーに挑戦することにしました。

前振りが長くなりましたが、試してみたワークアウト2,3,4の内容と結果はこれです。

https://games.crossfit.com/workouts/onlinequalifiers/2018?division=7 


ワークアウト1は縄登りが入っていて、うちのボックスにはその設備がないので、というのは言い訳で、別に子供クラスを教えているボックスにはちゃんとロープが高い天井からぶら下がっているのですが、何を隠そう高所恐怖症なので、それはやらないことにしました(その辺の裏事情はこちら)。

話を元に戻しますと、ご覧の通り仮に今の体力のまま私が4年後にタイムスリップしたとしても、ゲームズ本選出場資格がある20位には入れません。大変に悲しい「不都合な真実」ですが、これが現実でした。

と言うことは、つまり今より強くなればいいんだ。それがダメだったら次は60歳以上の部を目指そうと、目標を新たにした51歳の春でした。