BMI (Body mass index)とは体重と身長の関係を示す指標ですが、その数値はあてにならないとする批判は以前からあります。
よく言われるのが、筋肉質の人はBMIが高めに算出されがちだってことです。筋肉は脂肪より重いからという理由ですが、たしかにそれはあると思います。ちなみに私もBMI判定ではよく「やや肥満」とされます。
それに、痩せているか太っているかが必ずしも健康寿命を占うとは限りません。太っていても長生きする人はいますし、痩せていても短命な人もいます。
それでも健康診断では体重を測定して、その数値を云々されることが多いのですが、それよりもっと重要なのは心肺の健康度ではないか。最近発表された研究(*1)がそんな提言をしています。
https://bjsm.bmj.com/content/early/2024/11/07/bjsports-2024-108748
20個の論文、合計で約40万人のデータを分析した結果、心肺機能レベルが高ければ高いほどあらゆる原因による死亡率と疾病リスクが低くなることが分かりました。そのことにはBMIの大小は影響しないとのことです。
速い話、BMIよりもVO2Max(最大酸素摂取量)の方が健康度の測定に適しているということです。
VO2Maxは本来なら専門の施設でないと計測できないものですが、最近のスマートウォッチのほとんどが推定値を表示してくれます。利用しない手はないだろう、と私は思います。
関連記事:VO2Max(最大酸素摂取量)とは何かを有識者が解説!スマートウォッチで計測可能
ちなみに、Garminによると、私のVO2Maxは48。年代性別カテゴリーではトップ10%内、フィットネス年齢では20歳とのことです。けっして、これを自慢したかったわけではありません。
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