2020/03/12

イタリアン・ショーダウン(Sanctioned Event)がオンライン競技に変更して実施。クロスフィットの強み


 もう皆さんコロナの話は聞きたくもないでしょうし、僕も書きたくはないのですが、今はインターネットに繋げる以上は、この話題から逃れるのは無理のようです。

そうしてやむなく目に入ってきた中で、これはいいぞと思えた数少ないニュースの1つを紹介します。

4月24-26日に予定されていたクロスフィット公認イベントの1つ、イタリアン・ショーダウンがオンライン競技に変更して行うと発表しました。

イタリアはご存知の通り、中国に次いでコロナの被害が大きい国です。
スポーツイベントの全てが中止になっています。有名なサッカーリーグであるセリエAも4月3日までの全試合が中止になることが決まっています。

そんな中で、イタリアン・ショーダウンは秀逸な決定をしました。競技をすべてオンラインで行い、男女優勝者は変わらずゲームズ本選の出場資格を得るというものです。

大会ホームページ上の発表:
https://www.italianshowdown.com/coronavirus-update/

元々クロスフィットは全世界一斉にオープン予選をやってきていますので、オンライン競技とは親和性がとても高い団体です。多分ですが、さほど大きな混乱も反発もなく、この判断は受け入れられると思います。

こればかりは他のメジャースポーツが真似したくてもできない、クロスフィットの真骨頂ではないでしょうか。

イタリアン・ショーダウンの主催者がイタリア人なのかどうか知りませんが、このアイデアの創造性には感心するしかありません。

同時期に上海で開催予定だったアジア・チャンピオンシップは7月に延期すると発表していますが、現状を見る限り7月に開催できるかどうかも怪しい状況です。3月末にドイツで予定されていたジャーマン・ショーダウンは時期未定の延期となっています。

コロナが今後も世界的に広まっていくとしたら、他の公認イベントも、あるいはゲームズ本選も影響は免れないでしょう。そのときはこのイタリアン・ショーダウン形式が有効な選択肢になるのではないでしょうか。

クロスフィットのイベント・スケジュール:
https://morningchalkup.com/crossfit-games-season-schedule/


最後になりますが、元々オンライン競技であるThe Age Group Online Qualifier (AGOQ)は今日(3月12日)から始まります。世界中からマスターとティーンの各部門トップ200人がゲームズ本選への出場権(各部門10人)を争います。僕の憧れの舞台でもあります。参加するアスリートたちの幸運を祈ります。

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