アメリカ在住、あるCrossFitジムに通う管理人が日本語で語る私的クロスフィット体験記と考察です。冗談度70%、真剣度30%、だけど挙げる数字や情報にウソはありません。
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2020/03/19
一時閉鎖を決めたクロスフィットのボックスを維持するために立ち上がったメンバーたち
憂鬱なニュースばかりが目立ちますが、やっぱりクロスフィットっていいよなと思える記事がありましたので紹介します。
元記事:
https://www.womenshealthmag.com/fitness/a31677579/crossfit-box-seattle-coronavirus-member-support/
シアトルにあるボックスが閉鎖を決めました。するとそのメンバーたちの99%が閉鎖期間中も月会費を払い続けることを申し出て、それだけではなく「払えないメンバーの分をカバーするために自分の月会費を2倍、3倍、4倍にしてもらっても構わないよ」、「月会費を上げてもらってもいいよ」、「がんの化学療法がまだ続いていて月会費を停止してもらっているけど、それを再開してもいいよ」、「このサンクチュアリを守ってくれることに感謝してるよ」といったメッセージが殺到したそうです。
クロスフィットのボックスの多くは個人や家族経営です。スポンサーがついている場合もありますが、収入の100%をメンバーの月会費に頼っているところがほとんどです。この記事のボックスもそうでした。
収入が途絶えても、月々の家賃や維持費はかかります。閉鎖期間が2週間で済むのか、もっと長くなるのかもわかりません。
コーチにしても、多くは時間給です。クラスが中止になれば、とうぜん時給は発生しません。
大手フィットネスチェーンが閉鎖するのとはわけが違います。破産や倒産の危機にさらされているクロスフィット関係者は数多いと思います。
それでもクロスフィットの強みは、ときにはカルトとも揶揄されるほど強い団結力でしょう。僕はメンバーとしても、コーチとしても、いくつかのボックスを渡り歩いてきましたが、それぞれのオーナーたちは大切な友人でもあります。彼らは単なる雇い主ではありません。コーチ仲間も単なる同僚ではありません。メンバーだったときも、自分がお客さんであるという意識はなかったように思います。それよりは仲間という感覚かな。
まあ中には気が合う人も合わない人も当然いましたが、それでも彼ら友人たちが困っていると思うと他人事には感じられません。
できれば、この困難な時期がなるべく早く終わりますように。そう祈るだけではなく、皆で乗り切るアイデアを探していきたいと思います。
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