クロスフィットのCEOが辞任を発表! オープンの最中にどういうこと? 私は知りません。
3月3日に発表されて、退任は3日後の3月6日だそうです。
クロスフィットが売却されるって話と関連あるのか? 知らないったら知りません。
残りの役員たちは次のCEOを選ぶプロセスに入っているそうです。外部から招聘するのか、内部から昇格するのか、ちゃんとした後任になるのか、一時的なピンチヒッターになるのか? まったく知りません。
説明責任って言葉はこの組織にはないみたいですね。
アメリカ在住、あるCrossFitジムに通う管理人が日本語で語る私的クロスフィット体験記と考察です。冗談度70%、真剣度30%、だけど挙げる数字や情報にウソはありません。
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クロスフィットのCEOが辞任を発表! オープンの最中にどういうこと? 私は知りません。
3月3日に発表されて、退任は3日後の3月6日だそうです。
クロスフィットが売却されるって話と関連あるのか? 知らないったら知りません。
残りの役員たちは次のCEOを選ぶプロセスに入っているそうです。外部から招聘するのか、内部から昇格するのか、ちゃんとした後任になるのか、一時的なピンチヒッターになるのか? まったく知りません。
説明責任って言葉はこの組織にはないみたいですね。
新しいフィットネス競技シリーズ『XENOM』(ジー・ノムって読むらしいです)が2026年6月に誕生します。クロスフィット本部の公認シリーズです。BOXROXとかBarbell SpinとかMorningChalkUpとかのフィットネス関連ウェブサイトが一斉に報じました。
XENOM公式サイト:https://www.xenom.global/
XENOMのキャッチフレーズは「フィットネスの10種競技」。競技者は2日間で10個の「決められた」イベントを行います。そのイベントはたとえばスナッチであったり、マッスルアップであったりします。
速い話が、クロスフィットの動作を HYROX形式でやる。ただし、ぶっ続けではないし、間にランニングも挟まないってことです。
XENOMがクロスフィット・ゲームズと異なるのは、どの大会もすべて同じイベントを同じ順番で行うという点です。つまり、クロスフィットのウリだった「予測不可能な未知的状況」の前提がなくなり、より一般的なスポーツ競技に近づくことになります。
肝心の10個あるイベントのうち3つだけしか発表されていませんが(2026年3月1日時点)、以下がその内容です。
個人とペア、エリート、RX、スケールの部門に分けて、2000人規模の競技者を見込む、ということです。
個人参加費は500ドル(約75000円)とえらく高く、ホントに2000人集められるの?とは思いますが、公式サイトにはそう書いてあります。
年間10大会を開催する予定で、第1回が6月28日テキサス州ダラス。その後ロンドン、マイアミ、パリと続きます。日本を含む、アジアにも広げるつもりかどうかは分かりません。
すでに1500万ドル(約23億円)の資金を調達したとのことで、かなり強気です。さてどうなりますか。
めったに当たらないことで定評のある角谷予想では、きっとポシャって1年も持たないでしょう。
NSCA (全米ストレングス&コンディショニング協会)とHYROX Academy がパートナーシップを結んだと発表しました。
発表によると、HYROXで行われる競技を”hybrid fitness racing”と呼び、そのためのコーチングが科学的根拠に基づいた理論と高い水準のスタンダードを求められる専門家によって行われることを目指す、ということです。
NSCAは米国だけではなく、ストレングス&コンディショニングの世界的権威ですが、かつてクロスフィットはこの協会とガチンコで喧嘩していたのです。
クロスフィットは非科学的で危険だとしたNSCAに対し、当時CEOだったグラスマンのおっさんが法廷闘争をしかけ、勝っただの負けただのと騒いでいました。
僕は根っからのマイナー志向な人間ですので、権威に楯突くクロスフィットの姿勢を好ましいと感じていました。
しかしHYROXはどうやら別の道を選び、メジャーな存在になろうとしているようです。「次のクロスフィット」と呼ばれる時代はもう終わったかもしれません。
クロスフィットとHYROXは同じような器具を使用するので、クロスフィットの多くのジムで「HYROX」用と称したクラスを、いわば勝手に行っているところが増えています。
その辺の事情を詳しく知りたい人は以下の記事をご一読ください。
HYROX専門ジムでトレーニング体験。クロスフィットと何が違う?今後はNSCA+HYROXに認定されないと、そうした指導はできなくなるかもしれません。
そもそもクロスフィット自体が、週末2日、参加費1000ドルくらいの講習でインストラクター資格を濫造して急成長した組織です。それでもその資格がない人はクロスフィットを名乗るな、なんて傲慢な態度を取っていました。今度は逆のことを言われる立場になったかもしれません。
過去記事:クロスフィットL1セミナー
お前も元はそんなクロスフィットのコーチだろ、裏切り者め、とお叱りの声が飛んでくるかもしれません。でも、私はそれと同時にNSCAでCSCS(Certified Strength and Conditioning Specialist)と呼ばれる資格も取得していました。いわば最初からクロスフィットにとっては異端者だったのです。
波打ち際を走るアポロ・クリードとロッキー・バルボア。『ロッキー3』の名場面です。
『ロッキー1』では疑惑の判定でアポロが僅差の勝利を収め、『ロッキー2』では最終ラウンドでダブル・ノックダウンの後にロッキーが立ち上がり勝利。公式舞台での勝敗は1勝1敗の5分だけど、『ロッキー3』は両者が誰もいないジムで拳を交えるシーンで終わります。その後の『ロッキー4』ではアポロを殴り殺したドラゴにロッキーが勝ったことで、どうやらロッキーの方が優れたファイターだった。それがボクシング界の定説です(?)。
しかし、上の写真を見る限りにおいて、アポロはロッキーよりずっと脚が速かったはずだ、というのが私の意見です。
理由1:アポロは足が重心の真下に着地するのに対し、ロッキーは大きくオーバーストライドし、足が体より前に出過ぎて着地しています。
理由2:アポロの後ろ脚は力強く地面を蹴り上げていますが、ロッキーは足で地面を引っ掻いたような動きでエネルギーを無駄にしています。
理由3:アポロの臀筋とハムストリングスはとても分厚く、強そうです。この部分の筋肉はスピードに直結します。それに比べてロッキーのこの部分の筋肉群は上半身に比べてはるかに貧弱ですね。
この写真では心優しいアポロはあまりロッキーを引き離していませんが、本気で走っていれば、きっとぶっちぎりで速かったはずです。
ランニングは科学であり、脚の速さは科学的なトレーニングで決まるのです。
10年くらい前、Crossfit
Endurance というメソッドがありました。マラソンやトライアスロンなどの持久力系スポーツにクロスフィットのトレーニングを取り入れようとする考えです。
その頃はクロスフィットを他競技に活かすという発想が受けていました。格闘技選手やフットボール選手など、専門とするスポーツのパフォーマンスを上げることを目的としてクロスフィットに取り組む人が多く、そのような人たちのニーズに応えるため、Crossfit
Striking, Crossfit Footballなどの名前を冠した派生プログラムがありました。Crossfit
Endurance はその一つです。
Hyroxはワークアウトをひとつこなすたびに1000mを走ります。合計8000m。けっこう大変です。むろん持久走のみではありませんが、その比重はかなり大きいことは言うまでもありません。
マラソンなどの長距離レースでは、以前はLSD
- Long Slow Distanceを呼ばれる長い時間をかけてゆっくり走るトレーニングが主流でした。長い距離のレースを走るんだったら、練習も長い距離を走るんだって、至極当たり前というか疑問の余地すらなかったと思います。市民ランナーでもフルマラソンを走るなら月間トータルで200キロとか300キロとか走らないとダメなんてよく聞いたものです。高橋尚子選手が月1000キロ以上走った、なんて話まで聞いたことがあります。毎日30キロ走っても追いつかないのだから、凄まじいとしか言いようがありません。
Crossfit Enduranceではそれに対して、走るのは週2、3回にとどめて、残りの日をクロスフィットのトレーニングをすることを奨めています。走る日も長距離だけでなく、短・中距離のインターバル走を多くします。持久力を高めるためであっても、高い負荷をかけたインターバル系の運動がよりパフォーマンスを上げる効果がある、という考えです。
私自身はクロスフィットを始める前にも自己流でフルマラソンを走っていました。トレーニングはジョギングをやるだけで、レース前はその頻度や距離を普段より増やすぐらいが対策でした。フルマラソンのベストが4時間をようやく切る程度でしたから、それほど大して速くも遅くもない、ごくごく普通の市民ランナーです。
クロスフィットを始めてから、せっかくだから、ぐらいの気持ちでCrossfit
Enduranceのやり方に変えてみました。とは言っても、本格的にCrossfit
Endurance専用のメニューをやったわけではなく、単に毎日走るのをやめて、クロスフィットのボックスに通っただけですが。
1日走ったら、次の日はクロスフィット。
たまに朝走って夕方クロスフィットって日もあるので、両方とも週3、4回程度です。
このやり方を始めて半年後ぐらいのフルマラソンで自己記録を20分ほど短縮する約3時間半で走れました。これには自分自身もかなり驚き、それ以来このやり方を続けています。
毎日のように違うことをするので飽きがこないし、何より故障を全くしなくなりました。ひたすら走る練習だと、どうしても同じ箇所ばかりに負担がかかるのだと思います。一方でクロスフィットのトレーニングは全身を満遍なく鍛えられますし、知らず知らずに筋肉のバランスもよくなるのだと思います。そのせいでしょうか、以前はレースの後でひどい筋肉痛になったものですが、今ではフルマラソンを完走した翌日も殆ど普段と変わらなく活動できます。
このようにCrossfit
Enduranceの考えは少なくとも私には有効でした。格別にタイムがよくなったわけではありませんが、走る距離は以前の半分、トータルでトレーニングに使う時間も半分ぐらいです。Hyroxに挑む皆さんにもぜひお奨めしたいと思います。
メキシコで行われていたクロスフィットの大会でアスリートの死亡事故が発生しました。いくつかのメディアで報じられています。
https://www.mensjournal.com/news/nayeli-clemente-24-dies-after-brutal-workout-96-degree-heat
2025年5月2日、メキシコ南東部のサン・アンドレス・チョルラで行われたクロスフィット公認イベント、チョルラ・ゲームズに出場していたナエリ・クレメンテさん(24歳)はチームピラミッドランと呼ばれる競技の最中に呼吸困難に陥り、現場を観戦していた医師が緊急心肺蘇生処置を施しましたが、その後搬送された病院到着後まもなく死亡が確認されました。
当日の気温は35℃を超える猛暑でした。クレメンテさんが突然の心停止を起こした原因はまだ明らかにになっていませんが、高温の中で激しい運動をしたことが少なくともそのきっかけであったと推定されます。
クレメンテさんのチームの声明によると、イベント主催者は迅速な対応ができるよう医療関係者を配置していませんでした。たまたま現場にいた医師が緊急救命措置を行ったことは前述した通りです。
死亡事故が発生したのは3日間の大会初日、それも第1イベントでした。その後も競技が続行されたのは昨年のクロスフィット・ゲームズと同じです。
私が知る限りにおいて、クロスフィット本部及びゲームズ公式ウェブサイトはこの件についてまだ正式なコメントを出していません(5月10日現在)。こんなことでよいのでしょうか。
クロスフィット本部が組織を売却する方向で、買い手を探している。
そんなメールがクロスフィットCEOドン・フォール氏からボックスのオーナーたちに向けて発信されたと、BarBend やMorning Chalk Upといったフィットネス業界ウェブサイトが報じています。
組織としてのクロスフィットは経営権が他へ移ることは初めてではありません。
元々、グラスマンのおっさんが創始者兼オーナーだったわけですが、コロナ禍の最中だった2020年にBerkshire Partnersという投資会社に買収されています。
その頃もいろいろなゴタゴタがありましたし、現在はそれに輪をかけて不透明な状況です。
「(売却は)長いプロセスになる。完了するまで詳細は公開できない。とりあえず、組織の運営は現状通り進める」とフォール氏はメールに書いているそうです。
ならば、黙っていればよさそうなものですが、どこかから噂が流れてきたため、なにかしら発表する必要が生じたようです。