2020/05/19

室内のフィットネスはコロナウイルス感染拡大の危険が高い。韓国のケースをCNNがレポート

クロスフィット再開の動きに水を差すような話題だし、できるなら目をそらしたい記事なのですが、やはり事実は事実として知っておくべきかと思います。

https://www.cnn.com/2020/05/18/health/fitness-classes-coronavirus-korea-wellness/index.html

CNNウェブ版が昨日公開した記事です。
韓国のフィットネス・チェーンで激しい動きを伴うダンスのインストラクターを集めて、たった1回のワークショップを行ったところ、そのインストラクターたちがウイルスを自分たちのジムに持ち帰り、合計で112人の感染者を出した、ってことです。

  • 2月のワークショップに集まったインストラクターは30人。全員がその日は症状はなかったが、その後8人がウイルスに感染した。
  • 3月になると、12のジムで112人の感染者が出た。
  • クラスは約50分、週2回。
  • 感染者は平均してクラスに出席してから3.5日後に発症した。
  • 感染者が出たクラスの出席者数は5人から22人まで。4人以下のクラスでは発症例はない。
  • 同じインストラクターが指導したヨガやピラティスのクラスでは発症例はない

「湿気があり、温かい室内で激しい運動が引き起こす気流が飛沫感染リスクを高めたと思われる」 と研究者が言っているそうです。

別の研究では、ランニングやサイクリングの際に、歩くスピードなら5メートル、キロ約4分(時速14.4キロ)のスピードで走るときは10メートル離れることを提唱しています。さらにランナーの位置にも注目し、縦列で走る際は、真後ろがもっとも危険だとしています。

上の実験内容をさらにわかりやすくビジュアルにしたのがこの動画です。




どうも激しい運動をするときには、普段以上の注意と広いスペースが必要になるようです。
クロスフィットは激しい運動ですし、激しくなかったらクロスフィットではありません(と僕は思います)。

どのボックスも1人1人にスペースを用意したり、クラスの人数を減らすとかの対策を練っていると思います。だけど、それで十分なのか? をもう一度見直してみるべきかもしれません。

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