女子生徒:「コーチ、聞きたいことがあるんだけど」
俺: 「おお いいぞ。何でも聞け」
女子生徒:「マリファナって吸ったことある?」
一体全体、何のための質問なのでしょうか?
そもそも、レースの前に聞かなくてはいけないことなのでしょうか?
様々な疑問が頭に浮かびましたが、生徒にはウソをつかないのが僕の信条です。
僕は80年代のアメリカで多感な10代を過ごしました。
あまり社交的な性格ではありませんでしたが、それでも時代の子ですから、その頃は違法だった葉っぱも、今でも言葉にしたらまずいようなモノだって吸ったことがあります。
生徒にそう言うと、「マリファナ吸ったら、ランニングに悪影響がある?」って質問が返ってきました。
僕にはそれに答えるだけの知識はありません。とりあえず、「よくはわからないけど、とりあえず俺は今でも走れるぞ。お前たちよりは速いだろ」と答えました。
僕は今では分別がある大人ですから、日本国内でマリファナは吸いません。
まだ若くて馬鹿だった頃に、慶応義塾大学日吉キャンパスで昼休みに陸上競技場を囲んだ芝生の斜面に寝転びながら、応援部の人たちが大声をはり上げて練習している姿を眺めながら、内部進学生や帰国子女の遊び仲間たちと一緒にくつろいだりしたこともありますが(その頃の日本は誰もマリファナの匂いがしてもわからないぐらい平和でした)、そんな美しい青春の過ちだって、もう時効でしょう。何しろ30年以上も前の話です。
最後に嗜んだのは、カリフォルニア州で合法になってからのことです。
このように青天白日の身になった僕からすれば、マリファナを吸ったからって犯罪者のように扱われるのは、まったく理に合わないと思います。
別に合法化しなくても良いとは思いますが、未成年者の飲酒とかスピード違反とかパチンコの換金とかと同じように、大目にみてやっても良いのではないかと思います。
酩酊作用があるのは確かですけど、アルコールやカフェインと同じぐらいだと思いますし、中毒性はむしろ低いのではないかと思います。
僕自身、コーヒーを飲まないとアタマがすっきりしなかったり、今日はアルコールを控えようと思ってもビールを我慢できなかったりしますけど、マリファナ吸えなくて禁断症状で苦しんだことはありません。
マリファナは素晴らしい!とまでは主張しようとは思いませんが、そんなに悪いモノじゃないよとは小声でつぶやきたいと感じることを認めるのはやぶさかではないと考えることを否定するものではないと理解してもらっても構いません。
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