2016/01/04

実体験WOD#17 - "Linda"

クロスフィットは体重別にするべきだ、が私の一貫とした主張なのですが、このベンチマークWODは素晴らしいです。

"Linda"
10-9-8-7-6-5-4-3-2-1 reps of the triplet:
Deadlift: 1 1/2 body weight
Bench press: body weight
Clean: 3/4 body weight



見ての通り、バーベルの重さは自体重で決まります。
ベンチプレスは自体重、デッドリフトは1.5倍、クリーンは75%。
それを10回づつ、次は9回、8回と回数を減らしていき、最後は1回づつです。

これならば、体の大小に関係なく、パワー、スピード、スタミナを競うことが出来ます。
なぜ他のWODや競技で出来ないのか(やらないのか)理解に苦しみます。

Linda の唯一の問題点は、重量が異なるバーベルを3本、1人1人に用意しなくてはいけないことでしょう。バーベルやウェイトがたくさん必要になりますし、スペースも取りますので、大人数が一挙にやることは困難です。そんなわけで、私も今までやったことがありませんでした。

今回、クリスマスイブの早朝がオープンジムになったので、以前から気になっていたこのLindaを一人でやってきました。
BGMはかの有名な桜五郎のテーマソング。なぜってそりゃ山本「リンダ」ですから。いや ほんと アホでスミマセン。






2015/11/24

実体験WOD#16 - "Barbara"

フランとかダイアンとかのベンチマーク・ワークアウトはクロスフィッターなら誰でも馴染みがあります。自分自身の成長具合や弱点を把握することが出来ますし、世界中のどのボックスに行っても、フランのタイムが〇分XX秒って言えば一瞬で立ち位置がわかって便利です。

ところが、クロスフィットを長くやっていても、妙にやる機会が巡ってこないワークアウトがあります。私にとってはバーバラがそれで、4年近くクロスフィットをやっていて今日初めてやりました。

バーバラは懸垂20回、腕立て伏せ30回、腹筋40回、自重スクワット50回で1ラウンド。これを5ラウンド行ってタイムを測るワークアウトです。但し、各ラウンド終了時に3分間の休憩をはさみます。

単純な自重ワークアウトばかりですので、パワーもテクニックもそれほど必要ではありません。回数がやたら多いので、持久系の筋力がどれだけあるか、それと3分間の休憩を使ってどれだけ回復出来るかが問われます。非科学的なようで大きな声では言えませんが、私としては

根性も大きな要素だと思います。

ボックスに行く前にこんな作戦(目標?)を立てました。
  1. 全ての種目を連続して行う(unbroken)。
  2. 最初から最後のラウンドまで同じペースで行う。
  3. 最終ラウンドのスクワットだけはスパートして、最終ラウンドを最速ラップにする。
  4. ボックスの現在最高記録、31分20秒を破る。
いざやってみると3R目までは作戦通りでした。
ですが4R目からまず懸垂と腕立てが5~10回づつぐらいに分割しなくてはいけなくなり、腹筋のスピードもガタンと落ちました。かろうじて得意な自重スクワットだけは同じペースを保てました。

最終結果は29分59秒。30分を切るために、最後のスクワットは必死でした。
最後の最後にスパートが出来たのは、ペース配分のおかげでも、日頃の精進のおかげでもありません。

大和魂です。

ラウンドごとのラップは以下の通りです。

1R - 3:00
2R - 2:41
3R - 3:24
4R - 3:32
5R - 4:13

とりあえず4つ目の目標だけは達成できました。
現時点でボックスの暫定1位です。後で誰かに抜かれるかもしれませんが。何人か可能性がありそうな連中がいます。大体、私は一等賞には縁がないんです。

オリンピック・リフティングやジムナスティックな動きが入ったワークアウトとは違い、このバーバラとかアンジーとかシンディーとかは、別にクロスフィッターでなくても出来る種目ばかりです。
だからこそ、出来ればクロスフィット初心者の頃にやって記録を残しておき、しばらくクロスフィットのトレーニングを続けた後でもう一度やると、効果が測定出来て良いのではないかと思います。

2015/11/20

地方大会 2度目の出場

南カリフォルニアのクロスフィッターが集う大会、NLI Classicsに参加してきました。競技者だけで数百人、関係者、家族、友人、冷やかし、全部合わせたら数千人はいたと思います。

大会の公式アルバムはこれです。私も何処かにいるのではないかと思いますが、数が多すぎて探せません。会場の雰囲気は感じてもらえるか、と。
http://fraziergraphix.pixieset.com/nliclassicnovember14th/


個人的な結果は40-52歳の3部という低レベルなカテゴリーで3位タイになりました。ほんのちょっとの差で表彰台を逃したのは悔しかったのですが、それより楽しかったのは、かって私がクロスフィットを始めたときの最初のコーチが同じカテゴリーにいて競えたことです。



しかもその人(奴?)は初心者の私に向かって、 "You look like s**t"と言い放ったお方(奴?)。
http://cffansjp.blogspot.com/2012/03/blog-post.html

もし勝てたら同じセリフを言い返してやろうと思っていましたが、残念ながらまだ実力差があったようです。

大会後はもちろんビール。上のコーチとは別の人です。



2015/05/05

プールで行うクロスフィット

CrossFit Games では本戦になると水泳を含んだイベントがよく登場します。
年によって海で泳いだりプールだったりしますが、どちらにしても普段クロスフィットのボックスでは練習していないことには変わりありません。トップ選手であっても泳ぎが苦手だったり、ひどいときにはカナヅチの選手まで過去にいました。オープンもRegionalsでも水泳は全くありませんので、そんなことも起こりえます。


私は2013年のプール競技を観に行きましたが、Rich Froningのあまりにもヘタクソで不細工な泳ぎに驚き、これなら俺でも勝てるんじゃないか?とまで思ったものです。
ちなみにそのイベントの内容はこれです。Rich Froningの順位は46人中30位でした。







まだまだ数は少ないですが、このようにプールで行うWODに特化したクロスフィットの競技大会もあります。


最近になって近所のボックスが水泳教室とタイアップしてFrogman Fitness というクラスを始めたので参加しています。主に水泳のインターバルと自重筋トレを組み合わせたWODが中心なのですが、プレートを抱えて水深3メートルのプール底を歩く、なんてのもありました。


私は小学生のときに2年ほど水泳を習ったことがあるだけで、速くもきれいにも泳げませんが、なんとかクロールで1000メートルぐらいは泳げる程度です。それでもなんとかクラスについていくことは出来ます。毎回ヘトヘトにはなりますが。


日本はプール施設も多いし、水泳教室もたくさんありますので、こんなことも出来たらいいのでは、って思います。小学校や中学校のプールをクロスフィットの団体に貸してもらえるだけでも色々面白いことが出来そうですよね。

2015/02/02

クロスフィッターがマラソンで陥る落とし穴、の極めて個人的な失敗から学ぶ1考察

先日フルマラソンを走ってきました。
クロスフィットをやりながらマラソンやトレイルランをやっている人は多いと思います。
ただひたすらに走るだけではなく、クロスフィットを取り入れることで、より効果的にトレーニングが出来ます、って話は以前にも書きました。

Crossfit Endurance - クロスフィットでマラソンを走る?


上の記事を書いて約2年がたちました。その間、クロスフィットを続けながら、いくつかの長距離走レース(5K、ハーフ、フル、トレイル)に参加してきました。
概ね、クロスフィットは長距離走にも効果的だったと思います。
具体的には、この2年間で5キロ走とハーフマラソンで自己記録を更新しました。46歳から48歳にかけてですから、上出来と言えるでしょう。

とは言え、勿論良いことばかりではなく、失敗も多々ありました。
フルマラソンでは直前の調整やペースに失敗続きで、何回かトライしながら自己記録に届きません。基本的な走力は上がっているはずですので(と信じたい)、これは純粋な作戦ミスだということにして、同じようにマラソンに挑むクロスフィッターの皆さんには反面教師として頂きたいと思います。

題して「クロスフィッターがマラソンで陥る落とし穴、の極めて個人的な失敗から学ぶ1考察」(長い!)

教訓1:レース直前にはクロスフィットを休め

クロスフィッターは休むのが苦手です。でもせめてレース数日前になったら、ボックスからは遠ざかり、軽いジョギング程度にしておいた方が良いです。私はフルマラソンの2日前にボックスに行ったら、よりによってデッドリフト、ボックスジャンプ、ウォールボールとやたら下半身を苛めるメニューにあたって、よせばいいのに張り切ってしまって、レース当日も筋肉痛が引かず、大変つらい42キロを走る破目になりました。

教訓2:カーボローディングは慎重に


マラソンランナーにはお馴染みのカーボローディングですが、クロスフィッターが好むパレオダイエットとは真逆です。完全ではなくても普段から炭水化物を制限している人が、パスタや米ばかりを食べると、思わず美味しくて食べすぎてしまいます。せっかくレースまでに落とした体重も増えてしまうし、体の調子も狂ってしまいます。少なくとも私はそうでした。ウルトラマラソンとかアイアンマンレースとかはまた違うでしょうが、フルマラソン程度でしたら普段の食事でもエネルギー切れにはならないと思います。

2014/04/29

クロスフィット地方大会

ロスアンジェルス近辺のクロスフィッター達が集まって行われる地方大会に出場してきました。
大会ホームページはこれです↓

ワークアウトの内容などはホームページで動画を見て頂くとして、私はどんな人達が集まるのかに興味がありました。

大学の陸上競技場で行われ、実際に競技に参加した選手の総数は296人です。




参加者内訳:
Division 1
Female
3
Division 2
Female
22
Division 3
Female
72
Master 40-52
Female
4
Master 53+
Female
2


103
Division 1
Male
21
Division 2
Male
75
Division 3
Male
84
Master 40-52
Male
10
Master 53+
Male
3


193


私が参加したのはDivision 3 Male 。最も人数が多い部門でした。
初級者レベルだと言うのに、右を見ても左を見ても、すげえ筋肉した野郎ばかりでした。
私が通うボックスでも100人以上のメンバーがいますが、大会に出場したのは私を含めて5人だけです。
一般世間から見るとクロスフィットをやってるというだけで変わり者なのに、その中でも特に気合が入った奴らが集まってくるのですから、考えてみたら無理もありません。

これだけの人数が集まりますと、競技そのものより待ち時間の方がはるかに長くなります。
私の当日のスケジュールはこんな感じでした。

午前630分: 会場入り、選手登録。
  ~約2時間~
午前830分: 1個目の競技(6分)
  ~約1.5時間~
午前10時: 2個目の競技(14分)
  ~約3時間~
午後1時半: 3個目の競技(3分)
 ~3時間~
午後5時: 終了

一日中競技場にいて、実際に競技したのは全部で23分でした。
競技の間はウォーミングアップをしたり、アイシングをしたり、仲間の応援をしたり、とやることはたくさんあって退屈することはありませんが、この感じは以前やっていた空手の大会に通じるものがあります。

準備をする間はドキドキして、試合そのものは数分で終わり、一試合ごとに死ぬほど疲れて、試合を重ねるたびに体のあちこちにダメージを負い、というわけで、クロスフィットと格闘技には共通するものが多いとあらためて感じました。

参加者内訳の以下の特徴も似ています。
  • ·        男女比はおよそ2:1で男性が多い
  • ·        レベルが高くなるほど人数は少なくなる
  • ·        マスター部門は人数は少ない
違うのは、クロスフィットでは勝っても負けても次の試合があること、殴られる(蹴られる)わけではないので肉体的な恐怖感はないということでしょうか。
久しぶりに試合の緊張感と興奮を味わうことが出来て楽しかったです。


最後に済みません。私の動画です。

2014/04/02

クロスフィットゲーム 地域格差

2014年クロスフィットゲームのオープンが終了しました。
最終的な予選通過者が決定されるのはまだもう少し先のようですが、基本的には各地域男女トップ48人が5月に行われる地域予選への参加資格を手にします。

この地域予選はとてつもなく狭き門です。
勿論、各地域によって参加人数はまちまちなわけですが、大体3000人~5000人ぐらいです。
つまりオープンに参加したアスリートのわずか1%程度しか、地域予選へ駒を進めることが出来ません。

私個人の周囲で言いますと、私のボックスのコーチは私から見るとスーパーマンです。
スピード、パワー、スタミナ、どれをとっても今まで目にしたことがないような体力の持ち主です。
そんな人でも南カリフォルニアでの順位は147位。地域予選へは進めません。
クロスフィットの選手層の厚さ、レベルの高さには恐ろしいものがあります。

さて、それはさておき、例によってへそ曲がりな私の頭に浮かんだのは、それでも地域によっては差があるだろう、レベルの低い地域だったら簡単に出れるんじゃない?という疑問です。

トップ選手を比較すると、地域というより個人の違いになってしまいますので、各地域の第48位の選手(予選通過ギリギリ)のデータでオープンの記録を比較したのが以下の表です。

https://games.crossfit.com/lboards/result?id=600509 

1 Central East Travis Page
1 North East Doug Cahill
3 Australia Sam Joraslafsky
4 North Central Casey McCallister
5 Europe Samuel Gallego
6 Southern California Jared San Nicolas
6 South East Nick Schuyler
8 South West Jorge Aragon
9 South Central Kirk Victorian
9 Mid Atlantic Matt Gutierrez
9 North West Josh Bailey
12 Canada East Patrick Vellner
13 Northern California Adam Kubo
14 Canada West Taylor Mason
15 Asia Neil Seip
15 Latin America Casey Wylie
17 Africa Tyron Hatch

もっとも予選通過のレベルが高いのはCentral East、North East, Australia。
逆に低いのがAsia, Latin America, Africa という結果になりました。

トップ地域の48番目選手の全世界でのランクは約500位、最下位地域アフリカの選手は7031位ですから、同じく予選通過者といってもその差は大きいです。

もちろん、私のような一般人からすれば、そのアフリカの選手のスコアにも遠く及びません。
どこに住もうと私は予選落ちなのですが、例えば上のコーチのような人ならアフリカに引越しさえすれば、予選通過は間違いないってことになります。ゲーム本戦進出も夢ではありません。
だからどうしたってわけではありませんが。



2014年6月3日追記:
リージョナル大会の結果が出ました。やはりオープン予選の傾向と同じで、クロスフィット・ゲームに出たかったらアメリカ北東地区(女子はカナダ東地区)を避けて、アフリカに引っ越すこと、という結果だそうです。ちなみにチームの場合はアジアが一番の近道。
http://crossfitregionalshowdown.com/leaderboard/men