2022/03/18

C2B (Chest to Bar)をバタフライでやるためのちょっとしたコツをシェアします。


 胸を鉄棒にぶつける懸垂をC2B (Chest to Bar)と呼びます。

もちろん、顎を鉄棒の上に持ち上げる普通の懸垂よりは難易度は高くなりますが、体操種目としてはさほど上級者向けというほどでもありません。1回やるだけなら、特に習わなくてもできる人は多いでしょう。

ただ、このC2Bを複数回、それもなるべく速く行うためにはバタフライ(蝶のように舞う!)というテクニックを行うのが一番なのですが、できる人は意外に少ないようです。

そんなことして何になるの?って疑問を持つ人も多いでしょうが、クロスフィットの競技ではよく出てくる種目なので、これができるとできないとでは順位が大きく変わることになります。

今年のオープン22.3でも出てきたので、これができたら良かったのになあと悔しがっている人は多いのではないでしょうか。

何を隠そう、私もその1人です。

18回のC2Bを連続して終わらせることができず、何回も鉄棒から降りてしまったり、1回ごとによっこらせと体を揺すって(キッピング)してしまい、時計だけがコチコチと進んでしまった悔しさを、私を含めて世界で10万人くらいの人が(多分)味わいました。

オープンが終わった後、来年こそはバタフライC2Bをマスターしてやろう、と練習してみたのですが、どうしても上手く行きません。

思いあまって、コーチの1人に質問してみたところ、目から鱗が落ちるようなアドバイスが返ってきました。

私: C2Bのバタフライって、普通の懸垂とタイミングが違うよね?
コーチ: 違うよ。
私:どう違うの?(あまり期待せずに)
コーチ: 上るときはゆっくりとして、下るときは速くする。一旦、鉄棒を通り過ぎて、下りるときに胸を当てる。下から鉄棒にぶつかるのではなく、上から掠るようなイメージ

つまり、こういうことです。
鉄棒が最高地点ではなく、それより少しだけ高く上がって、下りるときに鉄棒を通過するのです。そして落下するスピードを速めて、その反動を活かして、次の回に繋げます。

このアドバイス通りにやってみたら、10回でも20回でも連続してできるようになりました。
あまりにも簡単で、呆気にとられてしまったくらいです。

あ~あ、オープン22.3やる前に聞いとけばよかったなあ、というのは後の祭りなのですが、来年まで覚えておくことにします。


2022/03/04

今度こそ絶対に当たる角谷予想。オープン22.3は16.2の再現です。

 本当です。

今度は絶対に当たります。

オープン22.3は16.2の再現です。

https://games.crossfit.com/workouts/open/2016#workoutsTab2

簡単に言えば、Toe-To-Bar(25回)と2重跳び(50回)とスクワットクリーンのセットを4分間ごとに繰り返すってやつです。スクワットクリーンだけはラウンドを追うごとに重量が重くなり、回数は減ります。

なぜなら、今年のオープンで使うって予告された器具のうち、あと残っているのは懸垂バーと縄跳びだけだからです。

それに、2022年度ここまでの2回は、どちらもテクニックをあまり問わない体力勝負でした。

ここで少しはテクニカルな動作を入れようとするはずです。そうしないとなかなか差がつきませんから。

だから、今回の予想は絶対に当たります。どこかで賭けとかやってないでしょうか。

それと19.2は16.2の改良版だった。こっちかもしれません。

https://cffansjp.blogspot.com/2019/02/open-192.html




2022/02/26

オープン22.1ワークアウトから見えるクロスフィットの変化

 オープン22.1はもうお済でしょうか?

トーナメント・ディレクターがカストロ君ではなくなってから、最初のオープンですね。

いつものようにワークアウトは米国西時間で木曜午後5時からライブで発表されましたが、そこにはカストロ君の姿はありませんでした。

個人的な好き嫌いはあるでしょうけど、あの兄ちゃんがクロスフィットに与えた影響の大きさを否定することは誰にもできません。

さて、その注目のワークアウトは以下の内容でした。

15 minute AMRAP of:

  • 3 reps of wall walk
  • 12 reps of dumbbell snatch at 50/35 lb
  • 15 reps of 24/20 in box jump overs

事前に使用する器具が予告されていたこともあり、それほど驚くような種目は入っていませんでした。当たらないことで定評がある角谷予想も、珍しく今回は大きく外していません。

ただ、子細に見ていくと、このワークアウトには、クロスフィットがグラスマンのおっさんとカストロ君がタッグを組んでいた頃から方向を転換しようとしている姿勢が見えるように思えます。

  • ウォールウォークは昨年からオープンに使われ始めました。今後は壁を使った種目の主流になるのではないでしょうか。逆立ち腕立て伏せより技術的な難易度が低く、また頸椎の故障リスクも低くなります。注意するとすれば、下りるときに床で膝を強打しないことくらいです。それでいて、運動量には不足はなく、いくらでも回数を増やすこともできます。
  • 片手のスナッチも以前はよくケトルベルが使われていましたが、数年前からダンベルに代わりました。こちらの方が簡単ですし、手首にあざを作ることもありません。
  • ボックスジャンプでは、床でリバウンドするのではなく、片足ずつ下りる方法になりました。これもアキレス腱の深刻な負傷を防ぐという意味で、僕はもっとも評価したいと思います。疲れてくると、ボックスの角に脛をぶつけないように気をつける必要はありますけど。
全体的に、より安全に留意して、難易度が低い種目へと移行していっているようです。
誰でも参加できるというオープンのコンセプトからすると、これは正しい方向性のように思えます。

ただまあ、個人的には、せっかく練習して習得したテクニックを発揮する機会が減ったようにも思えます。

少なくともオープン22.1は、特にクロスフィットをやっていても、やっていなくても、技術的にあまり差がつきません。用意するものと言えば体力と根性くらいですので、張り合いという意味では今1つでした。

2022/02/18

トップ10%のアスリートにだけ関係がある準々決勝ラウンドに必要な器具が発表

3週間のオープンが終わると、各部門のトップ10%だけが挑むことができる準々決勝ラウンドがあります。一般男女が3月24-27日、年代別(マスター、ティーン)部門は4月21-24日です。

当然、ここでのワークアウトはオープンのものより厳しくなると思われるのですが、それに必要な器具が発表されたと『Morning Chalk Up』が報じました。

https://morningchalkup.com/2022/02/17/2022-crossfit-games-quarterfinals-equipment-list/

それによると、準々決勝ではオープンで必要な器具に以下の器具が加わります。=>の先が予想される種目です。

  • 30フィート(約9.1メートル)の床スペース  => 逆立ち歩き、ランジウォーク?
  • 15フィート(約4.6メートル)の縄上り用ロープ => 縄上り
  • メディシンボール(20/14 パウンド、約9.1/ 6.4キロ)=> ウォールボール
  • ダンベル2個(50/35 パウンド、約22.6 / 15.9キロ) => クリーン&ジャーク、スラスター?
  • リング => マッスルアップ
  • GHD => シットアップ?
  • スクワットラック => 1-rep Maxのスクワット?

嬉しいことに、ここでもロウイングはありません。あれはデカい人が有利な種目なので、競技には向かないと小さい私は思っています。

もっとも、どうやら重いバーベル種目が入ってきそうだし、ウォールボールも来るだろうし、何より高所恐怖症の私がもっとも忌み嫌う縄上りがありそうです。

あ~あ、嫌だなあと思うのは気が早く、その前にオープンで部門トップ10%に入らなくては、全然関係がないわけですけど。

2022/02/16

2022年オープンのワークアウトを歴史から予測

面白い記事が『Morning Chalk Up』に公開されています。

過去11年間のオープンで出てきた動作を頻度順に並べたリストです。


これまで100%の確率で出ているビッグ3はToes to Bar、二重跳び、そしてスラスター
鉄棒、縄跳び、バーベルと器具もバランスよく分かれていますし、まず今年も間違いなく出るのではないでしょうか。

大変ありがたいことに、私の嫌いなウォールボールとロウイングは今年は出ません。
なぜそんなことが分かるかと言えば、ちょっと前に発表された「オープンに必要な器具」の中にメディシンボールもロウイングもないからです。


同じ理由で、今年はリングマッスルアップはありませんし、ダンベルも1個だけしか使いません。

当たらないことでは定評がある角谷予想では、上のビッグ3以外には下の動作が出ると思います。

  • ウォール・ウォーク
  • 懸垂(Chest to Bar)
  • ダンベル・スナッチ
  • バーピー・ボックスジャンプ
  • クリーン&ジャーク

2021/11/26

クロスフィットのめっちゃきついWODで消費するカロリーはジョグの半分?








クロスフィットで床に倒れ込むくらいきついワークアウトやったときの消費カロリーが、同じくらいの時間だけ軽くジョグしたときの半分くらいだったって、Fitbitがそう言ってる。それってちょっとおかしくない? という疑問から書いた記事です。

Fitbit Charge 5は筋トレとインターバルトレーニングを正確に計測可能か? ジムでの検証結果を紹介

だって、

4 rounds of: [3 Minute AMRAP 1 min rest] 1 rep of power snatch at 95 lb
2 reps of ring muscle-up 3 reps of strict handstand push-up [1 minute Rest between AMRAP's]

をやったときの消費カロリーが121 kcalで、

30分ちょっと速めにジョグしたときの消費カロリーが294 kcalだったって言うんですよ!


製品レビューだっていうのに、まるで悪口しか書いていないような記事を掲載してくれる、このウェブサイト,https://www.smartwatchlife.jp/ には感謝しています。Fitbit Charge 5って使い勝手がいいフィットネストラッカーですよ、って今さらながらフォローしておきます。

これから何本か「Fitbit Charge 5を使った人体実験」シリーズを予定しています。今回はその第1弾です。次回作も乞うご期待、です。

2021/11/23

2年振りにクロスフィットに復帰して思うこと

タイトルを見て意外に思う人もあるいはいるかもしれません。

実は長いこと、クロスフィットというものをやったことがありませんでした。

公式ボックスで皆と一緒にワークアウトをするという意味では、2年振りくらいになるはずです。

それには社会的な背景と個人的な理由があります。

社会的な背景とは、言うまでもありませんが新型コロナウイルス感染拡大です。

2020年の3月にここ南カリフォルニアではほとんどの屋内商業施設が閉鎖となり、クロスフィットのボックスももちろんそれに含まれました。

私はそれまでは指導員としてあるボックスに所属していましたが、ボックスそのものが閉鎖されたとあっては、どうすることもできません。

そのボックスはその後再開しましたが、規模を以前よりはるかに縮小して、オーナーの家族経営のような形になりました。自然、外部指導員の私には仕事は回ってきません。

私自身の個人的な理由としては、クロスフィット以外の仕事が忙しくなり、また楽しくもあったので、あえてクロスフィット指導員に戻ろうとする意欲がなくなっていたことがあります。

思えば、2011年末にクロスフィットを始めて10年が過ぎ、正直に言って、情熱の目盛りがいくらか下がっていました。

クロスフィットって何もかも素晴らしい! とまるで恋愛初期のようなワクワクした気持ちはなくなり、倦怠期のような時期に差し掛かっていたのかもしれません。

そんなわけで、クロスフィットからはしばらく足が遠のいていた私ですが、つい最近、とあるボックスに入会しました。指導員としてではなく、あくまでも1会員としての復帰です。

長いブランクはありましたが、その間に何もしていなかったわけではありません。

ウルトラマラソンも走りましたし、ウェイトトレーニングも続けていました。自前のリングを買ってマッスルアップの技術練習もしましたし、逆立ち歩きの自己最長記録を更新したりもしてました。マーフみたいに公園でできるWODを1人でやることもありました。

ただ、それら多種多様のエクササイズをまとめて一気にやる、いわゆるMetconみたいなワークアウトとは随分ご無沙汰でした。

復帰初日のワークアウトは以下の通り。

4 rounds of:

[3 Minute AMRAP 1 min rest]

1 rep of power snatch at 155 lb [RX+ 185]

2 reps of ring muscle-up

3 reps of strict handstand push-up

[1 minute Rest between AMRAP's]

 


スナッチもマッスルアップも逆立ち腕立て伏せもちゃんと練習していました。

だから何とか1,2ラウンドは順調にこなすことはできました。

でもでも、これを一度にやるときついっすね。

見ての通り、上半身を苛めるタイプのWODですので、後半ラウンドは腕がパンパンに張って、全然あきませんでした。

でもすごく楽しかったな。これからしばらくは初心に帰って、クロスフィットを楽しもうと思っています。