2019/12/24

Spartan が Tough Mudder を買収!



障害物レース(Obstacle Course Race, 以後OCR)シリーズ最大手のSpartan Raceが業界2位のTough Mudder を買収すると言うニュースが飛び込んできました。
知らない人には何のこっちゃでしょうが、これまでOCRを楽しんできたぼくのような人間にとっては、まさに”激震!”クラスのニュースです。


OCRの詳しい説明はこちら
「アメリカで大人気の障害物レース 楽天参加で日本でもブレークの予感!」
https://sportie.com/2018/09/spartan-powered


報道によれば、まずは手始めに2020年のカナダ、ドイツ、イギリスで行われるTough Mudder のイベントが吸収対象になり、徐々に米国内のイベントもSpartanへと統合されていく、ということです。

日本ではSpartanのみが有名で、Tough Mudderのイベントは行われていません(過去に噂はありましたが)。だから、日本の人にとっては、このニュースにはそれほど大きな意味はないかもしれません。

しかし、2000年代初頭ぐらいから人気が出始めたOCR、最初にその代名詞だったのはTough Mudderでした。そもそもOCRという呼び名すら定着しておらず、"Mud Race"(泥んこレース)と呼ばれることが多かった時代、「泥んこレースに出たことある?」という質問は「Tough Mudderに出たことある?」とほぼ同じ意味でした。

ぼく自身も最初にOCRを経験したのは、ロサンゼルス郊外のスキー場で行われたTough Mudderでした。

懐かしいTough Mudder初体験時の写真。2009年6月です。


しばらくの間、Tough Mudderの天下は続きましたが、徐々に後発のSpartan Raceに押され始めて、両者の人気が逆転したのは2017年頃です。Spartan Raceが日本に初上陸したのもその年です。

Tough Mudder がチームワークを強調して仲間と一緒に楽しむイベントに舵を切る一方で、Spartan Raceは徐々により短い距離やタイムにこだわる競技化の道を選びました。もちろん、どちらもそれ一方のみというわけではありませんが、どちらかと言えばSpartan Raceの方がアスリート向けという印象に変わっていきました。

結果として、より多くの支持を受けたのはSpartan Raceだったようです。僕自身も何年か前に2回目のTough Mudderに出ましたが、もうこれは飽きたなと思ったことを覚えています。
昨年あたりからTough Mudderの経営が危ないという噂が上っていたそうです。

クリスマス直前に流れたこの吸収合併ニュース。諸行無常、盛者必衰の理ですね。そんな大げさなものではないか。






2019/11/26

マット・フレイザー危うし? FDAがCBDには健康へ害を及ぼす可能性があると警告を発表

アメリカ食品医薬品局(FDA)がCBDについて警告を発表しました。

「CBDが安全だと判断する科学的根拠はない」
「CBDはあなたが気がつかないうちにあなたの健康を害している可能性がある」

下が詳細です。

今までマリファナは建て前として違法だったので、逆に安全性についての研究はきちんとされてきませんでした。
なんとなく、タバコや酒よりは害が少ないないだろうってのが米国での共通認識だったのですが(僕は今でもそう思っていますが)、FDAはそうお墨付きを与えませんでした。
タバコだって数10年前ぐらいはこんなに害があるものだって知られていなかったし、実はマリファナは体に悪いのかもしれません。

以前の記事でマット・フレイザーがCBDを使っているという本人の談話を紹介しました。

ゲームズ4連覇のフレイザーですが、来年ごろにはCBDの悪影響でパフォーマンスが落ちる、それかやっぱりWADAが禁止薬品リストにCBDを戻して、その頃にはやめられなくなっていた、なんてことがあったらどうしましょう?

僕? 健康に害があるとしても、もう手遅れです。どうせ誰も僕にはドーピング検査してくれませんから、その点でも何の問題もありません。

2019/11/11

クロスフィットがインスタグラムと和解?

今年の5月にクロスフィットはフェイスブックとインスタグラムのアカウントを停止しました。
参照:「クロスフィットがフェイスブックに喧嘩を売るわけ」
どういう訳なのか知りませんが、最近になって、クロスフィットのトレーニング部門がインスタグラムにアカウントを開設しています。https://www.instagram.com/crossfittraining/

今のところはトレーニング部門のみの内容で、例えば現在行われているオープンの話題などはノータッチのようです。
それでも、この動きをグラスマンのおっさんは承知しているのか? トレーニング部門以外のアカウントも今後作られるのか? インスタグラムだけではなくフェイスブックはどうなる?
じぇんじぇんわかりません。その後、フェイスブックやインスタグラムが抜本的なプライバシー対策を実行したとは聞いていませんので、おっさんが拘った問題はそのままの筈なんですが。

2019/10/15

クロスフィット・オープン参加者数がマイナス傾向。バブルは弾けたか?



2019-20年度のクロスフィット・オープンが始まりました。
世界全体の参加者総数の推移は上の通りです。
誠に残念なことながら、クロスフィットの人気は世界的に見ると2018年をピークに下降傾向にあるようです。

今年はオープンが年2回の開催になった、2月と10月を合わせたら、世界中で延べ60万人近い人がエントリーしている、単独でも10年前の10倍近い、などなど色々反論はあるかと思います。
ですが、私の肌感覚からすると、「クロスフィット」という言葉に以前のような新鮮さや熱気が感じられなくなってきているような気がします。ボックスの数も減っているようですし。

私自身も2012年以来オープンには8回連続で参加していたのですが、今回はそれが途切れました。色々個人的事情はあるのですが、以前のような熱意をオープンに感じられなくなっていることは否めません。何しろ、数年前までは3日前にフルマラソンを走ろうと、地球の裏側に出張があろうと、何があってもオープンには参加し続けてきました。

やっぱり、ちょっとマンネリ気味かな、カストロ君の想像力には限界が来たかな、って思うのですが、どうでしょうか?

2019/09/27

スパルタン世界大会でクロスフィッター対OCRアスリート対抗戦





なぜこんなニュースを見逃していたのか。

9月28日(つまりこれを書いている翌日です)、カリフォルニア州北部のスキーリゾート、’レイクタホでスパルタンの世界大会が行われます。

その会場で今回初めての試みであるクロスフィッター対OCRアスリート対抗戦なるものが開催されることが決定済みです。

イベント名:“The Faceoff presented by FITAID.”

クロスフィット、OCR、それぞれが男性3人と女性1人でチームを組みます。
クロスフィットチームは全員がゲームズ本選に出場したトップアスリートたちです。
OCRチームも全員がチャンピオンクラスのようです。

この8人がまずスパルタン・ビースト(21キロ、30個の障害物)を走り、その後に4回WODタイプのワークアウトをやって、順位を決めます。

もっとも、最初のレースはクロスフィッターが30分早くスタートさせてもらうらしいです。
21キロと言えばハーフマラソンの距離。それを30分はハンデ―貰い過ぎやろって思いますけど、とにかくそうなっています。

詳しい内容はこちら
https://morningchalkup.com/2019/09/26/crossfit-and-ocr-square-off-in-lake-tahoe/


OCRを好むクロスフィッターは数多く、僕もその1人です。
もう少し早くこのイベントのことを知っていたら、見に行っていたのになあ。
車で8時間かかるのはいいとして、他の約束を入れてしまいました。

こちらでストリーミング中継されるらしいです。
https://obstacleracingmedia.com/ocr-news/ocrcrossfit-tahoe-throwdown-challenge-2019/



2019/09/18

マイアミ市長はおやじクロスフィッター

観光地として有名なフロリダ州マイアミ市の市長フランシス・スアレスさん(41)がMen's Health オンライン版で紹介されました。



スアレスさんはマイアミ史上初のマイアミで生まれ育った市長さんなんだそうです。ですが、Men's Healthが注目するのはそこではなく、スアレスさんの健康についての考えと取り組みでした。

https://www.menshealth.com/health/a28969943/francis-suarez-miami-mayor-crossfit/

以下抄訳です。

ーー

質問:「健康的」になることはどのような意味があると思いますか?


スアレスさん:身体的に健康であることによって私たちの毎日の暮らしは大きく変わります。適正な睡眠、栄養、そして運動、これらは全て私たちの決断力に影響し、またストレスに対抗する力を与えてくれます。私たちはストレスに満ちた、目まぐるしい時代に生きています。マイアミもその例外ではありません。身体的な健康は精神的な健康にも繋がります。自分自身のキャリア形成を後押ししますし、家族の幸せにも大きな意味を持ちます。

質問:好きなエクササイズは?

スアレスさん:クロスフィットです。なぜならそこにはすべてがあるからです。ジムナスティックがあり、重量挙げがあり、そして有酸素運動があります。いつも大汗をかきます。それもあまり時間はかかりません。それにワークアウトがプログラムされているので、今日は何をしようと考えなくてもいいですし。

ーー

記事にはスアレスさんがクロスフィットの大会に出ている写真も掲載されています。

好きなスナックはクレアチンを入れたプロテイン・シェイク。好きな音楽はロッキーのテーマ「Eye of the Tiger」! すっごいベタなオヤジです。

エライ人なんだろうけど、一緒にワークアウトした後でビールでも飲みたいような人でもありますね。


2019/09/05

マット・フレイザーがCBDについて語る


クロスフィット・ゲームズ4連覇の偉業を達成したマット・フレイザーの独占インタビュー記事がFLOELITEというウェブサイトに掲載されました。

https://www.floelite.com/articles/6561356-mat-fraser-talks-crossfit-games-changes-cbd-much-more


この中に興味深い(私にとっては)やり取りがありましたので紹介します。

まずは抜粋です。

ーーー
ゲームズであなたはどのように体力の回復を図ったのですか?

ゲームズの期間はぼくは1年で最も自分勝手になる。だから出来ることは何でもやる。今年はマッサージ・セラピストを(マジソンに)連れて行った。毎朝と毎晩、それにイベントの前後にマッサージを受けたよ。
ホテルに着いたその日にベッドが気に入らなかったから、Performasleep(アスリートの回復のための寝具を製造販売する会社)に電話して、新しいベッドを届けてもらった。ぼくがホテルにつくと、よく変な目で見られるよ。まるで引っ越しみたいに、ぼくはコーヒーメーカーやらサプルメントやら何やらを運び入れるからね。
それにBeamを使い始めた。今年に入ってから、朝と夜に膝が痛むようになったんだ。それから使い始めた。これはCBD製品だから、最初は半信半疑だった。だけど、とても役に立っているよ。
CBDについてもう少し伺います。CBDには依然として色々な偏見や心配事があると思うのですが、あなた自身はどう思っていますか?ドーピング検査の心配もありますよね。

もちろん、CBDがどこから来ているかを考えると、その懸念があるのは当然だ。だけど、Beamがスポンサーになってくれる前から使っていた。会社の経営者たちと話して、ドーピング検査はもちろん、他のことについても尋ねたよ。ぼくは自分の精神状態を変えるものは何一つ体に入れないようにしているんだ。あまり知られていないことだけど、ぼくはもう何年もの間アルコールすら口にしていない。だから、この製品をとって酩酊状態にならないことを確信しなくてはいけなかった。
そこで、ある友人に頼んで、ますこの製品を試してもらい、さらに本番同様のドーピング検査を受けてもらった。それで問題がないとわかってから、自分でも使い始めたんだ。
ーーー
補足しますと、CBDとはマリファナの主成分の1つです。全米で10の州と1つの地域では娯楽用の大麻(マリファナ)が合法化されていますが、連邦レベルでは未だに違法です。ただ、世界アンチ・ドーピング機関(WADA)は2018年1月に条件付きでCBDを禁止薬物リストから外しました。クロスフィットはWADAのルールに準拠していますので、マット・フレイザーがCBDを使っても、競技ルール上は問題ありません。
ただし、現段階では微妙な問題が残っています。例えば、飛行機に乗るときにはCBD製品は持ち込めません。荷物検査で見つかると没収されます。マリファナが合法化されている州の空港からであっても、航空に関する法律は連邦(FAA)ルールが適用されるからです。
さらに言えば、ゲームズの開催地であるウィスコンシン州は医療目的を含めてマリファナの使用が全面的に違法とされています。CBDの販売も禁止されています。
マット・フレイザーがどのような経路でCBD製品を持ち込んだかはこの記事からは不明ですが、厳密には州法違反を冒していたのかもしれません。
CBD製品とアスリートの関係については、下の記事に詳しく書きました。宜しければご覧ください。









僕自身は全米のクロスフィット・ボックスでココナッツ水とかプロテインとかBCAAみたいにCBDが売られるようになる日はそう遠くないと思っています。マット・フレイザーのこの記事でさっそくBeamを試す人もいるのではないでしょうか。