2019/09/05

マット・フレイザーがCBDについて語る


クロスフィット・ゲームズ4連覇の偉業を達成したマット・フレイザーの独占インタビュー記事がFLOELITEというウェブサイトに掲載されました。

https://www.floelite.com/articles/6561356-mat-fraser-talks-crossfit-games-changes-cbd-much-more


この中に興味深い(私にとっては)やり取りがありましたので紹介します。

まずは抜粋です。

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ゲームズであなたはどのように体力の回復を図ったのですか?

ゲームズの期間はぼくは1年で最も自分勝手になる。だから出来ることは何でもやる。今年はマッサージ・セラピストを(マジソンに)連れて行った。毎朝と毎晩、それにイベントの前後にマッサージを受けたよ。
ホテルに着いたその日にベッドが気に入らなかったから、Performasleep(アスリートの回復のための寝具を製造販売する会社)に電話して、新しいベッドを届けてもらった。ぼくがホテルにつくと、よく変な目で見られるよ。まるで引っ越しみたいに、ぼくはコーヒーメーカーやらサプルメントやら何やらを運び入れるからね。
それにBeamを使い始めた。今年に入ってから、朝と夜に膝が痛むようになったんだ。それから使い始めた。これはCBD製品だから、最初は半信半疑だった。だけど、とても役に立っているよ。
CBDについてもう少し伺います。CBDには依然として色々な偏見や心配事があると思うのですが、あなた自身はどう思っていますか?ドーピング検査の心配もありますよね。

もちろん、CBDがどこから来ているかを考えると、その懸念があるのは当然だ。だけど、Beamがスポンサーになってくれる前から使っていた。会社の経営者たちと話して、ドーピング検査はもちろん、他のことについても尋ねたよ。ぼくは自分の精神状態を変えるものは何一つ体に入れないようにしているんだ。あまり知られていないことだけど、ぼくはもう何年もの間アルコールすら口にしていない。だから、この製品をとって酩酊状態にならないことを確信しなくてはいけなかった。
そこで、ある友人に頼んで、ますこの製品を試してもらい、さらに本番同様のドーピング検査を受けてもらった。それで問題がないとわかってから、自分でも使い始めたんだ。
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補足しますと、CBDとはマリファナの主成分の1つです。全米で10の州と1つの地域では娯楽用の大麻(マリファナ)が合法化されていますが、連邦レベルでは未だに違法です。ただ、世界アンチ・ドーピング機関(WADA)は2018年1月に条件付きでCBDを禁止薬物リストから外しました。クロスフィットはWADAのルールに準拠していますので、マット・フレイザーがCBDを使っても、競技ルール上は問題ありません。
ただし、現段階では微妙な問題が残っています。例えば、飛行機に乗るときにはCBD製品は持ち込めません。荷物検査で見つかると没収されます。マリファナが合法化されている州の空港からであっても、航空に関する法律は連邦(FAA)ルールが適用されるからです。
さらに言えば、ゲームズの開催地であるウィスコンシン州は医療目的を含めてマリファナの使用が全面的に違法とされています。CBDの販売も禁止されています。
マット・フレイザーがどのような経路でCBD製品を持ち込んだかはこの記事からは不明ですが、厳密には州法違反を冒していたのかもしれません。
CBD製品とアスリートの関係については、下の記事に詳しく書きました。宜しければご覧ください。









僕自身は全米のクロスフィット・ボックスでココナッツ水とかプロテインとかBCAAみたいにCBDが売られるようになる日はそう遠くないと思っています。マット・フレイザーのこの記事でさっそくBeamを試す人もいるのではないでしょうか。




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