2020年クロスフィット・ゲームズがますますヤバイことになっています。
新型コロナウイルス感染拡大のため、今年はカリフォルニア州のアロマにある牧場で規模を小さくして無観客でやります、と決めたものの、そのカリフォルニア自体でますます感染が広がっているからです。
なにしろ、東京が連日200人超えとかでニュースになっているのとは桁が違って、アメリカでは1日に何万人というペースで感染者が増えています。世界でもっとも感染者数が多い国はアメリカ、そのアメリカの中でも一番多い州はカリフォルニアなんですから。
ゲームズの開催時期も6月から7月、そして9月以降とどんどん先延ばしになっていますが、もう今年は無理なんじゃない?という憶測が流れるのも当然と言えるでしょう。
そんななか、『Morning Chalk Up』が下のような記事を掲載しました。
Can Wearable Tech Help The 2020 CrossFit Games?
リストバンド(WHOOP)や指輪(OURA)のように装着するタイプの心拍数モニターをアスリートに着けさせて、それによって新型コロナウイルスに感染した選手を早期に発見しようとする動きがある、ということです。
なぜ、心拍数モニターなのかと言えば、ウイルスに感染すると、症状が出たり、検査で陽性になる前に、まず安息時の心拍数がおかしくなることが多いからなのだそうです。昔から「脈をとる」って言いますけど、いわば24時間オンラインで脈拍の変化を監視できるってことのようです。
僕もPCR検査を受けましたが、あれは結果が出るまでに1~2日かかります。幸いに僕は陰性でしたが、もし陽性だったら、検査結果が出る前にウイルスをまき散らしていたかもしれません。
多くの場合、自分はヤバイと思う人か、他人からヤバイと思われる人たちが検査を受けるものですので、受けた時は手遅れってことも多いようです。そうなる前に心拍数で早期発見ができるものなら、それに越したことはないわけで、この記事によるといくつかの研究機関でその効果が証明されているようです。
さらにこの記事によると、米国ではいくつかのプロスポーツや大学スポーツでこうした商品を既に活用しているのだそうです。
- ゴルフPGAツアーは選手やキャディーら全員にWHOOPを着けさせている。これはある選手のWHOOPのデータが検査で陽性となる前にウイルス感染を発見したことによる。
- バスケットボールNBAの選手らは選手村(Bubble)に入る前にOURA着用を推奨される。
- テネシー大学はすべてのスポーツ部関係者にWHOOP着用を義務づけている。
さて、これをクロスフィットに導入するとなるとどうなるか? アスリートとは少しでもパフォーマンスに影響がある(かもしれない)モノを身につけることに抵抗する人たちですので、強制ではなくオプションにすればいいのでは?と記事にはありました。
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