2020/07/07

クロスフィット新体制発足。だけどゲームズやオープンは3年前に逆戻り? 1国1代表制度は1回きりで終わるのか?

カストロ君のCEOは1か月の短命で終わり、ローザ新体制下では元の競技ディレクターに戻った話は前回の記事で書きました。

もちろん、新型コロナウイルスやグラスマンの不適切発言やセクハラはカストロ君のせいではありませんが、どうも今年のゲームズは開催できるかどうかも危ういですし、もし開催できても例年のような盛り上がりは期待できないでしょう。トップ選手に限ったのはいいですが、アメリカに入国できない外国人選手や、ボイコット宣言をした選手が多数いる状況です(一部に撤回した選手もいますが)。

ですが、新型コロナウイルス危機の前から、実はクロスフィットの競技人口や人気は下降気味でした。オープンの時期を変えたり、外部認定大会をゲームズの予選にしたり、国ごとの代表選手を選出したり、2018年~2019年の間に様々な改革が行われましたが、肝心のオープン参加者は2年続けて減り続けています。

そんな中、クロスフィットの競技はこれからどうなる?って話をカストロ君がポッドキャストとかで漏らし始めているようです。

https://morningchalkup.com/2020/07/06/dave-castro-on-the-games-future-the-sky-is-the-limit/#

どれもこれも決定したわけではなく、現時点ではカストロ君のアイデアに過ぎないようですが、どうやらこんな感じのようです。


  • 現在のゲームズ出場選手の選考は複雑すぎる。参加選手も多すぎる。
  • ゲームズに参加できる選手はトップ中のトップだけに限るべき。
  • ゲームズのテレビ中継を復活させる。
  • その代わり、オープンはすべての人に開かれるべき。
  • オープンを2~3月に戻し、それがクロスフィット・シーズンの開始にすることが理にかなっている。
  • オープンの結果でランキング制を導入する。
  • 様々なレベルやグループの大会をもっと多く作る。


どうやら、3年前ぐらいのクロスフィット全盛期に戻そうとしているように僕には見えます。社会意識や組織の倫理観はともかくとして、あの頃はクロスフィットの競技システム自体には文句を言う人はあまりいませんでした(僕は少し言ってましたが)。

そのようなわけで、カストロ君のアイデアは割と好意的に受け止められるような気がします。もし国別の代表選手がゲームズに出る制度も廃止されたら、2019年の1回だけで終わってしまうことになるので、それだけは選手たちに気の毒ですけど。



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