2019/06/02

クロスフィットしなかったらマラソンで自己新が出ちゃった。Crossfit Enduranceは間違っていたのか?

もう6年も前になりますが、Crossfit Enduranceのことについて、このブログに下の記事を書きました。

 Crossfit Endurance - クロスフィットでマラソンを走る?

マラソン練習といえば、月間○○キロ!みたいにひたすら長距離を走るのが主流だったのに対して、走るのは週2、3回にとどめて、残りの日はクロスフィットのトレーニングをしましょう、走る日も長距離だけでなく、短・中距離のインターバル走を多くやりましょう、そっちの方が持久力を高めるし、速くなるし、怪我もしなくなりますよ、って趣旨でした。

そのときのタネ本はこれでした。



https://www.amazon.com/dp/1937715140/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_RJ-8Cb0GKME9C


 この本に書かれたやり方に従って、100キロのウルトラマラソンを走ってみましたし(型破りウルトラマラソン攻略法)、フルマラソンも毎年のように出てきました。確かに怪我は全くなく、レースの後の回復力も格段に上がりました。

 だけど、フルマラソンのタイムは6年前に出した3時間30分を最後に、一向に伸びませんでした。もちろん、46歳から52歳になった加齢のこともあるでしょう。普通にしていたら、トシを取れば、タイムが落ちるのは当たり前です。

 ですけど、皆さんご存知の通り、クロスフィッターは普通ではありません。いくつになっても自己新を更新する人は珍しくありません。僕自身もクロスフィットの他の種目、例えばオリンピック・リフティングでも、スクワットやデッドリフトのようなパワー系でも、マッスルアップや逆立ち歩きみたいな体操系でも、全て自己新が出ているのに、ランニングだけは足踏みっておかしいじゃないかって思い始めました。

 そこで、期間限定ながらも、クロスフィットを封印して、伝統的な長距離ランナーの練習方法を試してみることにしました。今年のオープンが終わった3月後半から2か月間、ただひたすら走る練習をやってみたのです。その間、クロスフィットはマッスルアップとかのスキル練習をするだけで、ウェイトをつけたトレーニングは一切やりませんでした。

今回のタネ本はこれです。


https://www.amazon.co.jp/dp/4047316261/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_WK-8CbPF3KTNC

 すると、どうでしょう。Crossfit Endurance を6年間やって1度も破れなかった3時間30分の壁をいとも簡単に越えて、3時間26分台のタイムが出てしまいました。陸上競技経験者から見れば笑ってしまうようなタイムですが、自己新記録には違いありません。

 これには困りました。走ってばかりじゃ速くならないよ、とか、走ってばかりじゃ怪我するよ、って散々言っておきながら、実際に試してみたら全く逆の結果が出てしまったのです。

 さらにフルマラソンを走って1週間も経たないうちに、30キロのトレイルラン・レースに出てみましたが、ここでもかってないほどの調子で走ることが出来ました。ケガも疲労も全くありません。タイムはともかく、回復力だけはエリートランナー並みについてきました。

 今まで、僕がやってきたこと、言ってきたことは間違いだったのかもしれません。

 結論を出すのはまだ早いとは思っています。2か月間クロスフィットをやらなかったからと言って、それまで積み上げてきた成果がゼロになったわけではありませんから。

 今のところの僕自身を納得させている仮説は、普段はCrossfit Enduranceのやり方で体を鍛えて(オフ・シーズン)、レース前の数か月だけはランニングに集中する(プレ・シーズン)のが、マラソンで自己新を出すには最も効果的な方法なのではないかってところです。

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