2019/06/08

クロスフィットが専門分野トレーニングも外部に丸投げ。アウトソーシング化の流れは止まらず


クロスフィット本部から上のようなメールを受け取った人は多いのではないでしょうか。

ウェイトリフティング、ジムナスティック、などの専門分野のセミナーがこれからは"CrossFit Preferred Courses"になるというお知らせです。

いつもの通り、本部からのお知らせはわかりにくい表現が多いのですが、要するにこれからは、こうした専門分野のセミナーはクロスフィット直営ではなくなり、それぞれのエキスパート(SME - Subject Matter Expert)たちに運営を丸投げしますよ、ってことです。

ゲームズからリージョナルを廃止して、全て外部のイベントを認定するようにしたことと似ていますね。

今後はクロスフィット本部はSMEを認定して、年間5000ドル徴収して、あとはどこでセミナーをやろうが、どれだけ料金をとろうが、コースの内容をどのように変えようが、すべてSMEに任されることになります。

今まではセミナーの収益は70対30の割合で、クロスフィットの取り分が30%でした。これからはSMEは全額自分のものになる代わりに、年間5000ドル払わないといけないし、宣伝や集客にクロスフィットの助けを得られなくなります。
いわば、こうしたセミナー運営者もボックスオーナーと同じような扱いになるってことですね。

競争原理が働くことで、人気のある分野には複数のSMEが参入することもあるでしょうし、逆に採算が取れないクラスはなくなるかもしれません。

今のところ、現在あるコースはそのまま続くようですが、これもまた将来はどうなるのか予想がつきません。

私個人的にはウェイトリフティングのセミナーは受講してとても良かったと思っています。でも、あのクラスは人気があるから、今後は値上がりするかもしれませんね。

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