2019/06/06

ドーピング違反者の素晴らしいコメント

クロスフィット・ゲームズでまたドーピングによる出場停止処分を受けた選手が出ました。
Lauren Herrera と Chantelle Loehnerの2人の女性アスリートで、ともに今後4年間はクロスフィットの競技に出ることは出来ません。

https://www.boxrox.com/top-crossfit-athletes-doping-bans/

ドーピング検査の方法内容、またその罰則の妥当性については、僕にも色々考えることがありますが、今回はそれより何よりChantelle Loehnerさんが発表したコメントがとても素晴らしいと思えたので、ここで紹介したいと思います。

角谷訳:
前略
「このプロセスの中で私を愛して支持してくれた人達に感謝します。同時に、私を支持しなかった人達に対しても、私には憎しみはありません。私の人生におけるこの瞬間が私と言う人間を決めつけさせはしません。傷つき、失い、怒り、そして恨み、これらすべての感情は一時的なものだと信じています。」


「この出来事から得るものがあるとしたら、それは私は今より良い人間になる努力を続けることが出来るということです。それが何を意味するかは今はわかりませんが、私はけっしてあきらめません。前を向き、胸を張って、これからの人生を歩んでいきます」
原文:
I appreciate those who have supported and loved me through this process, and I cast no hate or judgment to those who have not. I will not let this moment in my life define me as a person. I am confident that these feelings of hurt, loss, anger, resentment, and everything else are only temporary.
If anything it has helped me realize that I am capable of so much more and can continue to be successful in my journey. I don’t know what that looks like or what that means right now but I will never quit. With that, I will hold my head high and seize every future opportunity that crosses my path ”
自己弁護もしなければ責任転嫁もしない。感謝はしても同情を引こうとはしない。
すごいアスリートだからメンタルも強いのか、それとも強いメンタルを持っているからすごいアスリートになれるのでしょうか。

まあ最初からドーピングしないのが一番素晴らしいのでしょうけど。


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