2月21日のオープン開幕まで今日でちょうど4週間に迫りました。2012年度から連続フル出場を継続中の出場回数だけはベテラン、だけど結果は大したことない1コーチが送るオープン直前対策アドバイス、「クロスフィット初心者や中級者はオープンまでの4週間で何をすべきか」が今回のテーマです。上級者の方には当てはまりません。
ご存知の通り、オープンではありとあらゆる身体能力が試されます。パワーもスピードも持久力も全て必要です。ところが、これら基礎体力を残り4週間で大幅に底上げさせることは不可能です。それよりも現在持っている最大の力を競技当日に発揮するためのメンテナンスとピーキングが大きくスコアを左右します。これについては別の記事で詳しく触れます。
それではこれからの4週間、クロスフィット初心者や中級者が何を最優先すべきかと聞かれたら(誰も聞いてくれませんが)、私は「出来ない動作があったら、1回でもいいから出来るようにしておけ」とアドバイスします。
例を挙げるなら、オープンに毎回出てくるマッスルアップです。リングでもバーでも、マッスルアップが1回も出来ない人は実に多いです。ですからマッスルアップが出来ると出来ないとではヘタをすると1万人ぐらい順位が違ってきても不思議ではありません。ロウイングやバーピーが少しくらい速かったり遅かったりするのとはわけが違います。1回でいいから出来るようになっておくべきなのです。
もちろん、限界はあります。懸垂とディップが出来ない人が急にマッスルアップは無理でしょう。でもそれらが5回づつくらい出来る人なら、1か月真剣に練習したら、絶対にマッスルアップは出来るようになります。オープンで問われるのは回数だけですので、どんなに汚いフォームでもいいのです。1回は1回ですから。
同じことが2重跳び、T2B,
C2B, HSPUなど、いわゆる体操系の種目に言えます。最低限の筋力さえあれば(クロスフィットを日常的にやってる人ならあるでしょう)、一定期間集中して練習すれば必ず出来るようになります。
こう断言できるのは、体操系と言っても、オープンで出てくる動作はそれほど難易度は高くないし、「一定期間集中して練習する」ということが、普段のクロスフィットから最も欠けている部分だからです。
Boxroxと言うサイトで「クロスフィット・オープンで毎年出てくる7つの動作」というタイトルの記事が掲載されました。
それによると過去のオープンで出てきた動作を多い順に並べると以下のようになります。
- Double Unders – 8
- Muscle Ups (bar or
ring) – 8
- Toes To Bar – 8
- Thrusters – 8
- Chest To Bar Pull Ups
– 8
- Wall Balls – 7
- Snatch (Full / Power) – 7
- Deadlifts – 7
- Burpees (any kind) – 6
- Box Jumps – 5
- Cleans (Power/Full/DB) – 5
- Calorie Row – 5
- Overhead Squats – 4
- HSPU – 4
- Shoulder To Overhead – 3
- Clean and Jerks – 2
- Walking Lunges – 2
- Dumbbell Snatches – 2
赤字にした動作が要注意です。1回も出来ないものがあれば、この4週間で集中して練習して出来るようになっておきましょう。ここには出てきませんが、昨年から逆立ち歩きもありました。
部分的ですが、以下の記事もご参考までに挙げておきます。
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