アメリカ在住、あるCrossFitジムに通う管理人が日本語で語る私的クロスフィット体験記と考察です。冗談度70%、真剣度30%、だけど挙げる数字や情報にウソはありません。
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2019/01/30
本当はタバタじゃないタバタ第2弾
タバタってのは4分間やったらぶっ倒れてるまでやるんだぜえ、って書いた記事を書いたばかりなのですが、クロスフィットでよくやる「なんちゃってタバタ」もタバタじゃないけど効果はありますって記事も書きました。
「筋持久力アップに。タバタ式トレーニングを活用したおすすめ筋トレメニュー」
https://melos.media/training/37017/
2019-01-31 MELOS 掲載記事
クロスフィットは大人の部活、オープンは大人の運動会
クロスフィットやっていなくても参加できます。
でも、それは大変だから、いっそのこと、この機会にクロスフィット入っちゃいましょう、って記事を書きました。
いつものことですが、ここに来る人には新しい内容はないよう。
でも、クロスフィットって何?って人がお知り合いにいたらシェアしてあげて下さい。
「やる」クロスフィット。資格不問!世界最大のフィットネス競技「オープン」に参加しよう。
https://sportie.com/2019/01/crossfit-open
2019/01/30 Sportie 掲載記事
4分間のHIITータバタにまつわるウソ・ホント
クロスフィットで最も有名な日本人は誰でしょう?
それはタバタさんです。
100人が100人中知ってます。日本人だとは知らないかもしれないけど。
20秒間の“強度の高い運動”と、10秒間の“休息”あるいは“負荷の軽い運動”を1ラウンドとして、それを8ラウンド繰り返す。
たったそれだけ。でも死ぬほどきつい。
よく誤解されてるように立命館教授の田畑泉氏が「発明」したのではなく、
もともとスピードスケートのナショナルチームが行っていたトレーニングの効果を田畑泉氏が「証明」したものです。
クロスフィットではよく「タバタ」と称したワークアウトをやりますけど、
中にはおいおいそれは違うだろってのも出てきます。
ただ20秒/10秒x8セットの時間を使っているだけで、タバタに向かない種目をやったり、ときには今日はタバタを3セット、なんて言っている輩もいます。
そんなんはタバタじゃねえや! って苦々しく思うこともしばしばあります。
なぜなら私はクロスフィット歴よりタバタ歴の方が長いのです。
そんな記事がMELOSに掲載されました。もちろんクロスフィットの悪口は書いていません。
是非ご一読ください。
2019/01/30 MELOS 掲載記事
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2019/01/24
クロスフィット初心者や中級者はオープンまでの4週間で何をすべきか
2月21日のオープン開幕まで今日でちょうど4週間に迫りました。2012年度から連続フル出場を継続中の出場回数だけはベテラン、だけど結果は大したことない1コーチが送るオープン直前対策アドバイス、「クロスフィット初心者や中級者はオープンまでの4週間で何をすべきか」が今回のテーマです。上級者の方には当てはまりません。
ご存知の通り、オープンではありとあらゆる身体能力が試されます。パワーもスピードも持久力も全て必要です。ところが、これら基礎体力を残り4週間で大幅に底上げさせることは不可能です。それよりも現在持っている最大の力を競技当日に発揮するためのメンテナンスとピーキングが大きくスコアを左右します。これについては別の記事で詳しく触れます。
それではこれからの4週間、クロスフィット初心者や中級者が何を最優先すべきかと聞かれたら(誰も聞いてくれませんが)、私は「出来ない動作があったら、1回でもいいから出来るようにしておけ」とアドバイスします。
例を挙げるなら、オープンに毎回出てくるマッスルアップです。リングでもバーでも、マッスルアップが1回も出来ない人は実に多いです。ですからマッスルアップが出来ると出来ないとではヘタをすると1万人ぐらい順位が違ってきても不思議ではありません。ロウイングやバーピーが少しくらい速かったり遅かったりするのとはわけが違います。1回でいいから出来るようになっておくべきなのです。
もちろん、限界はあります。懸垂とディップが出来ない人が急にマッスルアップは無理でしょう。でもそれらが5回づつくらい出来る人なら、1か月真剣に練習したら、絶対にマッスルアップは出来るようになります。オープンで問われるのは回数だけですので、どんなに汚いフォームでもいいのです。1回は1回ですから。
同じことが2重跳び、T2B,
C2B, HSPUなど、いわゆる体操系の種目に言えます。最低限の筋力さえあれば(クロスフィットを日常的にやってる人ならあるでしょう)、一定期間集中して練習すれば必ず出来るようになります。
こう断言できるのは、体操系と言っても、オープンで出てくる動作はそれほど難易度は高くないし、「一定期間集中して練習する」ということが、普段のクロスフィットから最も欠けている部分だからです。
Boxroxと言うサイトで「クロスフィット・オープンで毎年出てくる7つの動作」というタイトルの記事が掲載されました。
それによると過去のオープンで出てきた動作を多い順に並べると以下のようになります。
- Double Unders – 8
- Muscle Ups (bar or
ring) – 8
- Toes To Bar – 8
- Thrusters – 8
- Chest To Bar Pull Ups
– 8
- Wall Balls – 7
- Snatch (Full / Power) – 7
- Deadlifts – 7
- Burpees (any kind) – 6
- Box Jumps – 5
- Cleans (Power/Full/DB) – 5
- Calorie Row – 5
- Overhead Squats – 4
- HSPU – 4
- Shoulder To Overhead – 3
- Clean and Jerks – 2
- Walking Lunges – 2
- Dumbbell Snatches – 2
赤字にした動作が要注意です。1回も出来ないものがあれば、この4週間で集中して練習して出来るようになっておきましょう。ここには出てきませんが、昨年から逆立ち歩きもありました。
部分的ですが、以下の記事もご参考までに挙げておきます。
2019/01/22
クロスフィットの未来予想図 - さらなる国際化と競技偏重主義からの脱却
前回の記事でお伝えしました通り、2019年からクロスフィット・ゲームズは大きく変わろうとしています。その背景や狙いを私なりに考察してみました。前回の記事は客観的な事実を紹介したもの、今回の記事は全て私の主観です。
昨年秋からのクロスフィット本部が行った一連の改革案を見ていくと、2つのキーワードが浮かび上がってきます。「国際化」と「競技偏重主義からの脱却」です。
国際化については明らかです。各国から1人づつ代表選手がゲームズ本選に選ばれることで、参加する選手の国籍は格段に多くなります。クロスフィットの公認(Affiliate)ボックスが1つ以上ある、と言う条件を満たす国は160以上あると言われています。その全ての国から代表選手がゲームズ本選が行われるウィスコンシン州までやってくるとは到底思えませんが、昨年までのように出場する選手の殆どがアメリカ人という状態からは大きく様変わりすることは間違いありません。開会式や選手入場のセレモニーが行われるとしたら、我々はそこで数多くの国旗を目にすることになるでしょう。オリンピックのようにとまではいかなくても。
このことによって数多くの非米国人選手がチャンスを得ることになります。日本を例に取りますと、未だかってゲームズ本選の一般個人の部に出場した選手はいません。2018年オープンで日本1位だった男子選手は世界では765位、同じく女子の日本1位は世界では447位でした。日本1であっても、男女それぞれ20万人ぐらいの参加者から選ばれる世界でたった40人の「ゲームズ・ファイナリスト」という称号からははるかに遠い地点にいたのですが、2019年からは必ず誰かが日本を代表してゲームズ本選に臨むことになります。
チャンスを得るのは選手だけではありません。「ゲームズ・ファイナリスト」を擁するボックス、そのメンバー達や関係者全員がゲームズ本選を今まで以上に身近な存在として感じるようになるでしょう。ひいてはクロスフィットがさほど知名度を得ていない国(日本もその一つですが)にもクロスフィットが広がっていく一つのきっかけになると思われます。
もう一つのキーワード「競技偏重主義からの脱却」にはクロスフィットの創始者であるグラスマンCEOの意向が色濃く反映されています。
―「リージョナルを廃止して外部の公認イベントに委託するのはクロスフィット本部の貴重な人的資産を本来の目的のために活用するため」
―「クロスフィットが取り組むべき最大の課題は健康であって競技ではない」
グラスマンCEOは上記のような趣旨の発言を繰り返し、一連の改革案を推進してきました。その間、今までクロスフィットの成長を支えてきたメディア部門のほぼ全員を解雇するといった荒療治も行いました。
グラスマンCEOにはクロスフィットが競技主体になることに強い懸念があるようです。ゲームズは存続するとしても、年1回のお祭り的なイベントにするのが目的ではないでしょうか。
公式ホームページも2019年初頭から大きく内容を変え、一般の高齢者が自宅で日常動作を行う写真がアスリートやインストラクターに取って代わりました。ゲームズの大会ディレクターであるカストロ氏はそのまま組織に残っていますが、その存在感は薄れつつある印象を受けます。
クロスフィットは短期間のうちに巨大組織へと急成長しました。果たして、トップ1人の意向がどれほど組織全体の方向性に影響力を持ちうるのか、私本人は懐疑的です。彼にとっては原点回帰だとしても、多くのクロスフィッターにとってはあまりにも急激な変化だからです。今後の推移に注目していきたいと思います。
2019/01/19
クロスフィット・ゲームズ 2019年から何が変わる、変わらない?
年が明けてすぐ、2019年度クロスフィット・ゲームズの公式ルールブックが発表されました。昨年の秋ごろから、クロスフィット・ゲームズのありかたについて大きな変更が次々と発表されてきました。その度に様々な予想や憶測がネットを賑わしてきたのですが、オープン開始まで約1か月となった今、どうやら事態は落ち着いてきたようです。少なくとも今年に関してはこれ以上の変更はないと思われます。何が変わって、何が変わらないか、まとめてみました。
イベント・スケジュール
変更点
- 2019年オープンは2~3月と10月の2回行われる。
- 2~3月のオープンは2019年8月のゲームズ予選、10月のそれは翌2020年度のゲームズ予選となる。
- 2020年以降のオープンは10月のみ年1回行われる。
- 地域予選(Regionals)はなくなる。
- クロスフィット公認イベント(*Sanctioned Events)が年間を通して世界各地で行われる。
変わらない点
- ゲームズ本選は8月にウィスコンシン州マディソンで行われる。
ゲームズ本選出場権(個人)
変更点
- オープンで全世界でトップ20位(男女)に入るか、あるいは各国のトップ1位(男女)がゲームズ本選に出場権を得る。
- 国はクロスフィットのアフィリエイト・ボックスがあることが条件。選手が所属する国は居住地に関わりなく、国籍で決まる。2重国籍の場合は選手がどちらかを選ぶ。
- ある選手が全世界トップ20位以内に入り、且つある国の1位だった場合、その国の2位以降の選手が繰り上がって出場権を得る。
- クロスフィット本部が公認する16のイベント(*Sanctioned Events-リスト)の優勝者男女1人づつも出場権を得る。
- ある個人がオープンで出場権を得て、且つ公認イベントで優勝した場合、そのイベントの2位以降の選手が繰り上がって出場権を得る。
- 上記以外にクロスフィット本部は4人まで本選出場権を任意で与えることが出来る。(過去の優勝者など)
変わらない点
- オープンの形式は昨年までと同じ。
- マスターとティーンのOnline Qualifierも昨年までと同じ。但し、ゲームズ本選の出場枠が各部門20人から10人に減る。
チーム
変更点
- クロスフィット本部が公認する16のイベント(Sanctioned events)の優勝チームがゲームズ本選出場権を得る。
- チーム構成メンバーは同じボックスに所属する必要はなくなる。
変わらない点
- チームは男女2人づつ。
クロスフィット公認イベント(*Sanctioned Events-リスト)
1. Dubai Championships (UAE) –
December 2018
2. Wodapalooza (Miami, US) – January
2019
3. Australian CrossFit Championship
(Queensland) – January 2019
4. CrossFit Fittest In Capetown (South
Africa) – February 2019
5. CrossFit Strength In Depth (UK) –
February 2019
6. CrossFit French Throwdown – April
2019
7. Asian CrossFit Championship (China)
– April 2019
8. Mid-Atlantic CrossFit Challenge
(Baltimore, US) – April 2019
9. The CrossFit Italian Showdown – April
2019
10. Brazil CrossFit Championship – May
2019
11. The CrossFit Lowlands Throwdown
(Netherlands) – May 2019
12. Downunder CrossFit Championship
(Australia) – May 2019
13. Reykjavik CrossFit Championship
(Iceland) – May 2019
14. Down Under CrossFit Championship
(Wollongong, Australia) – May 2019
15. The Rogue Invitational (Ohio, US)
– May 2019
16. Granite Games (Minnesota, US) –
June 2019
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