一日中座っているのはカラダに悪い。仕事で仕方がない場合もあるでしょうし、休みの日についダラダラしてしまうこともあるでしょう。
その理由が何であれ、1日に8時間以上もイスやソファーに座っているような生活を続けていると、疾病率と死亡率がぐ~んと上がることは、もはや常識です。
アメリカでは最近、下のフレーズをよく見聞きするようにさえなりました。
長時間じっと座っているというライフスタイルはタバコを吸うことと同じなのだそうです。
分かっちゃいるけど、やめられない。そんな人は多いかと思いますが、少しは救いと言うか、気休めになるかもしれない研究結果(*1)が発表されました。
1日中座りっぱなしから来る悪影響が、コーヒーを飲むことで少しは軽減されるのだそうです。
*1. Association of daily sitting time and coffee consumption with the risk of all-cause and cardiovascular disease mortality among US adults
https://bmcpublichealth.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12889-024-18515-9
研究では、13年間にわたり1万人以上のアメリカ人のコーヒー習慣に関するデータを分析しました。1日6時間以上座っている、だけどコーヒーを定期的に飲む人は、コーヒーを飲まない人に比べて、あらゆる原因で死亡する可能性が1.58倍低いことが分かりました。つまりカフェインがもたらす健康効果が、運動不足に由来するリスクを相殺するらしいのです。
座りっぱなしはカラダに悪いから運動しろと言われるより、せめてコーヒーを飲みなさいと言われる方が、ずっとラクなことは間違いありません。
とは言え、別の研究(*2)では、ずっと座りっぱなしでも1時間ごとに最低4秒間以上立って動くだけで、健康リスクは軽減されるそうですので、僕ならこちらを選びます。
https://journals.lww.com/acsm-msse/fulltext/2020/10000/hourly_4_s_sprints_prevent_impairment_of.23.aspx
それか、スタバとかへ歩いて行って、コーヒーを買って帰ってくれば、もっと良いのかもしれませんね。毎時間それをするのは難しいでしょうけど。
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