2024/09/29

フィットネス系インフルエンサーのファンは運動習慣が多い、でも不安感も大きくなる。新研究の紹介

 













フィットネス系インフルエンサーをフォローする人たちは運動量が多くなる。しかし、メンタルヘルスに問題を抱えやすくなる。そんな研究結果(*1)がサイバー心理学ジャーナルに発表されました。

*1. Healthier but not happier? The lifestyle habits of health influencer followers
https://cyberpsychology.eu/article/view/21597


研究によると、フィットネス系インフルエンサーをフォローする人たちはそうでない人たちと比較して、まず「激しい運動」を行う率が高くなります。さらに野菜や果物の摂取量も多くなるそうです。ここまでは良い側面です。

しかし、メンタルヘルスに目を向けると、フォロワーたちは摂食障害やうつなどの問題を抱える確率がより高くなるのだそうです。

健康的なライフスタイルとやり過ぎの弊害は紙一重なのでしょうね。

運動にしても、栄養にしても、インターネットからの情報はほどほどに見ておけばよいのでしょうが、若い人は感受性が高いので、どうしても影響が大きくなってしまうのかもしれません。

研究対象となったのは、アメリカ、イギリス、そしてニュージーランドの英語圏3か国に住む、年齢18歳から35歳までの若い世代1,022人だそうです。従って、日本の若者や非若者とは事情が異なるかもしれません。でもきっと、共通点はあるのじゃないかと個人的には感じます。



2024/09/28

マッスルメモリーってホントにあるの? 新研究の紹介

 













マッスルメモリーって言葉があります。筋肉を鍛えると、長期間休んでも筋肉の細胞や神経系が過去の状態を「記憶」していて、再開後は以前のレベルに戻りやすくなるという話です。

つまり、筋トレは休む時期があっても構わないってことで、色々な事情でジム通いが続けられない人にとっては都合の良い理論です。

そのマッスルメモリーって現象は実在するのか?について調べた研究(*1)が発表されました。

*1. Muscle memory in humans: evidence for myonuclear permanence and long-term transcriptional regulation after strength training.
https://physoc.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1113/JP285675?ck_subscriber_id=2049311529


研究の概要は以下の通りです。

方法:

  • 被験者は12人の筋トレ未経験者
  • 最初のトレーニング期間:片腕だけのダンベル・アームカールを10週間
  • 休息期間:16週間
  • 再トレーニング期間:両腕のダンベル・アームカールを10週間

結果:

最初のトレーニング期間で鍛えた腕の筋肉サイズは増えた(当たり前ですね)。休息期間を終わると、筋肉サイズは元に戻った(これも当たり前)。しかし、再トレーニング期間を経ると、過去に鍛えた腕は筋肉サイズがすぐに以前のレベルに戻り、最終的な向上率も別の腕より高かった。


筋トレを休んで、筋肉が萎んじゃったなーってお嘆きの人も、実は努力の結果はなくなってしまったわけではなく、ただ隠れているだけのようです。

「トレーニングを休んだら、取り戻すまでにその倍の時間がかかるんだ」なんて熱く語ってきた指導者には気の毒なのですが、どうやらそれは大ウソだったらしいのです。筋トレに関しては、って話ですけど。技術面やメンタル面はまた違うかもしれません。

何はともあれ、長いことバーベルもダンベルも挙げてないやって人は、もういちど筋トレを再開してみてはいかがでしょうか。




2024/09/26

筋トレするとボケない ー ハーバード医学大学も注目の研究

 













筋トレは脳にも良い影響を与える。物忘れが多くなったり、判断力が弱ってきた人は、筋トレをすると、脳の機能が向上する。

私が言っても説得力はないでしょうけど、そんな研究結果を報告した学術論文は実に多いのです。

そのうちのひとつ、オーストラリアの研究者たちによる下の研究(*1)は、かのハーバード医学大学のニュースレターにも紹介されました。念のためにお断りしておくと、私はその著者グループには参加していません。

*1. Mediation of Cognitive Function Improvements by Strength Gains After Resistance Training in Older Adults with Mild Cognitive Impairment: Outcomes of the Study of Mental and Resistance Training.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28304092/#full-view-affiliation-1


研究の被験者は軽度の認知障害を持つ 55 歳から 86 歳の女性 68 人と男性 32 人。ランダムに 2つのグループに分けられ、1 つのグループは 6 か月間、週 2 回、最大重量の 80% くらいの筋トレを行いました。もう 1つのグループは同期間ストレッチだけを行いました。

被験者たちは、研究の開始時と終了時、および研究終了から 12 か月後に認知テストを受けました。すると、筋トレグループは、研究終了時に開始時よりも大幅に高いスコアを獲得し、12 か月後もそのスコアを維持しました。ストレッチだけグループのスコアは若干低下しました。

さらに興味深いことは、筋力向上率と認知テストのスコア向上率は比例したとのこと。
つまり、筋トレをやればやるほど、アタマはすっきりするらしいのです。

重ねて念を押しますが、これは私の個人的経験ではありません。

きっと例外もあるはずです。いくら筋トレをやっても、物忘れがますますひどくなる人もいるでしょう。それも私ではありません。









2024/09/25

クロスフィット創始者グレッグ・グラスマンが新団体MetFixを創立

 







コロナウイルスや黒人差別に関する失言のオンパレードで自ら創設したクロスフィット組織を追われたグレッグ・グラスマンですが、その後も精力的に活動を行っています。

政府、医学界、ジャーナリズムは経済的利益を優先させ、誤った情報を操作して、人々の健康を脅かしている。クロスフィット時代からグラスマンは一貫してそう主張してきました。

彼が新たに設立したMetFixの公式ウェブサイトを見る限り、現段階では具体的に何をする団体なのかはイマイチ不明瞭です。

どうやら、パーソナル・トレーナーの教育を通じて、グラスマンの方法論を広めようとしているみたいです。


MetFixは「クロスフィットを作り上げたすべての経験を活かし、それをさらに進化させて、多くの人々を殺し、多くの国家を崩壊させている病気の蔓延と戦う」と宣言しています。


キャッチフレーズは"The Evolution of the Revolution"。「革命の進化」と訳すべきでしょうか。英語では見事に韻を踏んでいます。「クロスフィット」もそうですが、この人は優れたコピーライターの才能があると思います。

上の公式ウェブサイトに会員登録用のフォームがあります。


2024/09/24

カストロは競技より安全管理を優先させていた? クロスフィット・ゲームズ創世記のころの発言が脚光

 









クロスフィット・ゲームズの競技ディレクター、デイブ・カストロはすっかりワルモノになってしまっています。アスリート団体からは退陣を要求されています。

死亡事故が起きたにもかかわらず競技を翌日から再開させたこと。そのことを遺族にむりやり承知させたこと。そもそも救助体制がお粗末だったこと。そんな一連の対応が非難されているのです。

カストロは2007年の第1回大会から大会の運営責任者でした。と言うより、最初の数年は彼の親戚が所有する牧場を会場にしていたのですから、事実上は彼が始めた大会と言えるでしょう。

2008年、まだまだクロスフィット・ゲームズが世間的に知名度があまりなかった頃、カストロがこんなことを言っていたという動画が話題を呼んでいます。

https://imgur.com/a/2008-cf-games-documentary-every-second-counts-2xTqSTp


“If someone has to go to the hospital we are going to to take a break. … If someone gets fucking seriously hurt, you have to stop and rejudge. You don’t just continue on and fucking kill other people.


角谷訳:
もし誰かが病院に行かないといけないときは、競技を中断する。もし誰かが(ピー)ひどい怪我をしたら、そこで競技を中止して、採点を見直す。競技をただ続行して、(ピー)他の人を死なせたりはしない


言葉使いは乱暴で下品なんですが、と言うか、それがカストロ君の持ち味でもあるのですが、発言の主旨はしごくもっともで、彼が最初からムチャをしようとしていたわけではなさそうです。

しかし、今回の対応はその発言通りにはなりませんでした。カストロが人変わりしてしまっていたのか、それとも組織やスポンサーの意向で初志を貫徹できなかったのか。

CEOが公約した調査結果と新たな安全対策の発表は未だになされていません。


2024/09/23

就職するなら社長が筋トレをしている会社を選べ。Deadlift ETF

 













メタ (旧フェイスブック)の創業者兼CEOマーク・ザッカーバーグ氏は運動オタクで、柔術の大会に出場したりもします。

X(旧ツイッター)、テスラ、OpenAI、スペースX、など多くの企業を経営するイーロン・マスクは仕事人間で知られていますが、同時に筋トレや格闘技が大好きだそうです。ザッカーバーグ氏とMMAで戦う、なんて噂が流れたこともありました。

他にも、ティム・クック(アップル)、リチャード・ブランソン(ヴァージン・グループ)など、筋トレに熱心な経営者は枚挙の暇がありません。

筋トレや格闘技に取り組む経営者の企業は業績が伸びる。そんな調査結果が発表されました。





訳文: 
私が作ったDeadlift ETFは経営責任者が筋トレか格闘技をする(有酸素運動だけではない)企業だけを選びました。
そうした企業は過去4年間の株価上昇率がS&P 500を140%(2.4倍)上回っていました!


健康のために散歩を心がけています、なんて経営者は日経新聞の「私の履歴書」にも出てくるかもしれませんが、朝5時からデッドリフトで大汗かいたぜ、なんて経営者もそろそろ日本にも出てきそうなものですが。



2024/09/21

座りっぱなしでいるなら、せめてコーヒーを飲め。いくらかマシだ。ー新研究の紹介

 













一日中座っているのはカラダに悪い。仕事で仕方がない場合もあるでしょうし、休みの日についダラダラしてしまうこともあるでしょう。

その理由が何であれ、1日に8時間以上もイスやソファーに座っているような生活を続けていると、疾病率と死亡率がぐ~んと上がることは、もはや常識です。

アメリカでは最近、下のフレーズをよく見聞きするようにさえなりました。

 “sitting is the new smoking”  

長時間じっと座っているというライフスタイルはタバコを吸うことと同じなのだそうです。

分かっちゃいるけど、やめられない。そんな人は多いかと思いますが、少しは救いと言うか、気休めになるかもしれない研究結果(*1)が発表されました。

1日中座りっぱなしから来る悪影響が、コーヒーを飲むことで少しは軽減されるのだそうです。


*1. Association of daily sitting time and coffee consumption with the risk of all-cause and cardiovascular disease mortality among US adults
https://bmcpublichealth.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12889-024-18515-9


研究では、13年間にわたり1万人以上のアメリカ人のコーヒー習慣に関するデータを分析しました。1日6時間以上座っている、だけどコーヒーを定期的に飲む人は、コーヒーを飲まない人に比べて、あらゆる原因で死亡する可能性が1.58倍低いことが分かりました。つまりカフェインがもたらす健康効果が、運動不足に由来するリスクを相殺するらしいのです。


座りっぱなしはカラダに悪いから運動しろと言われるより、せめてコーヒーを飲みなさいと言われる方が、ずっとラクなことは間違いありません。


とは言え、別の研究(*2)では、ずっと座りっぱなしでも1時間ごとに最低4秒間以上立って動くだけで、健康リスクは軽減されるそうですので、僕ならこちらを選びます。


*2. Hourly 4-s Sprints Prevent Impairment of Postprandial Fat Metabolism from Inactivity
https://journals.lww.com/acsm-msse/fulltext/2020/10000/hourly_4_s_sprints_prevent_impairment_of.23.aspx


それか、スタバとかへ歩いて行って、コーヒーを買って帰ってくれば、もっと良いのかもしれませんね。毎時間それをするのは難しいでしょうけど。






2024/09/19

泥んこレース大手「Tough Mudder」が訴えられる。レース参加者100人以上に健康被害?

 









昨年カリフォルニア州ソノマで行われた「Tough Mudder」の参加者100人以上による集団訴訟が運営団体に対して起こされました。いくつかの地元ニュースで報じられています。

https://www.yahoo.com/news/over-100-tough-mudder-racers-020512225.html


レースの後、湿疹や吐き気などの不調をきたし、病院に駆け込んだ人が多数出たとのことです。原告側は、レースに設置された泥水にエロモナス(Aeromonas)と呼ばれるバクテリアが含まれていたため、と主張しています。

このバクテリアは水中に生息し、傷などから体内に侵入し、深刻な健康被害をもたらすことがあるとのことです。

Tough Mudderは人気のある障害物レースイベントですが、数年前にスパルタンに吸収合併されました。

Tough Mudderもスパルタンも、泥水のプールに飛び込んだり、匍匐前進するといった種目で有名です。よく"Mud Race"なんて呼ばれます。

私も何度か参加したことがあります。幸いなことに、私自身はいちども体調が悪くなったことはないのですが、確かにあまり清潔な水には見えませんでした。

「泥んこレース」なんて日本語に訳して、あちこちで紹介してきましたが、これからは「泥」の部分がなくなるかもしれません。

過去記事:アメリカで大人気の障害物レース 楽天参加で日本でもブレークの予感!




2024/09/17

日常的に運動するとお腹の脂肪まで健康的になる ー新研究の紹介

 













運動しているのに痩せない。そんな悩みを抱えている人には朗報です。

日常的に運動している人は、たとえお腹に脂肪が残っていても、その脂肪組織そのものは健康的に変わることが、ある研究(*1)で明らかになりました。


*1. Years of endurance exercise training remodel abdominal subcutaneous adipose tissue in adults with overweight or obesity.

https://www.nature.com/articles/s42255-024-01103-x


ミシガン大学の解剖学者、Jeffrey Horowitz教授が主導した研究チームは、肥満傾向がある成人の被験者を2グループに分けました。最低でも週に3回以上の運動を平均して11年以上続けているグループ16人、そして運動習慣を持たないグループ16人です。

運動グループの脂肪組織は非運動グループと比較すると、以下の特徴を有することが分かりました。


  1. 血管が増える
  2. ミトコンドリア(細胞の原動力)が増える
  3. 有益なタンパク質が増える
  4. 代謝を妨げるコラーゲンの種類が減る
  5. 炎症を引き起こす細胞が減る


体重や体脂肪率といった数値、そして見た目は変わらなくても、運動をしている人の脂肪は善玉、運動しない人の脂肪は悪玉なのでしょうか。

本当かな?とは思いますけど、Horowitz教授はメディアリリースでこう述べています。

「多くの人は年齢を重ねるにつれて体重増加を避けられませんが、私たちの研究結果によると、数か月から数年にわたって定期的に運動することは、カロリーを消費する手段であるだけでなく、体脂肪をより健康的に蓄えることができるように脂肪組織を変化させるようです」








2024/09/14

おじいちゃんが運動をすると、孫の代までアタマが良くなる。スペインの神経科学者たちが発表

 













おじいちゃんが運動をすると、孫の代までアタマが良くなる。

そんな発見(*1)が発表されました。ただし、実験マウスでの段階です。

*1. Grandfathers-to-Grandsons Transgenerational Transmission of Exercise Positive Effects on Cognitive Performance

https://www.jneurosci.org/content/44/23/e2061232024

研究を発表したのはスペイン国立研究所(CSIC)に勤務する神経科学者たち。


運動をすると認知能力が高まる、あるいは低下を抑えられることは、もはや医学上の定説ですが、それが孫の代まで遺伝するという話です。

研究では実験マスクを運動グループと非運動グループに分け、それぞれの子孫の認知能力を比較しました。運動グループに課せられた運動とは、1日40分のトレッドミル走、それを6週間続けるってものです。

結果は前述の通り、運動グループの孫世代は非運動グループの孫世代より、あらゆる角度からの認知能力テストで優れた結果を出したとのことです。その間に挟まれる2世の世代は運動をまったくしなくても、同じ結果だったそうです。

おじいちゃんが運動した効果は子どもを通り過ぎて孫に遺伝する。すごい話です。なお、この研究はオスのマウスだけに限ったそうで(理由は不明)、運動効果が性別を越えて遺伝するかどうかは今後の研究課題として残っています。




2024/09/07

運動とタイミング:血糖値を下げるには夜間がベスト













1日のうちにどのタイミングで運動をするともっとも健康に良いか? にはたくさんの研究がなされてきました。

早朝ジョグは体脂肪を効率よく消費するからダイエットに良いという研究(*1)、就寝の数時間前までに運動を終えると睡眠の質が上がると言う研究(*2)、どの時間帯でも毎日決まった時間に運動すると骨を丈夫にするという研究(*3)、などなどです。


*1. https://www.frontiersin.org/journals/physiology/articles/10.3389/fphys.2022.893783/full

*2. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34416428/

*3. https://www.nature.com/articles/s41467-023-42056-1


それじゃ結局、どの時間帯に運動するのがベストなのと言いたくなりますが、たぶん答えはその人が何を求めているかによって変わってくるのでしょう。


糖尿病の人や、その心配がある人にとっては、血糖値を下げることは大切です。その目的に関すると、夜の時間帯(午後6時から12時までの間)に「穏やかからやや強い強度」の運動をすることが、血糖値コントロールにもっとも効果があるとする研究(*4)が発表されました。

*4. https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/oby.24063


研究対象となったのは平均年齢47歳、平均BMI32.9 の肥満型男女186人とのことです。つまり、糖尿病の恐れが強い人たちですね。もちろん、そのカテゴリーに含まれない人でも、血糖値を上げないには越したことはありません。






カストロはInstagramで謝罪、CEOは内部メールで「まだ調査中」








Lucaさんの声明を受けて、カストロが謝罪しました。といっても、個人のインスタグラムでの話ですけど。

https://www.instagram.com/p/C_j7lCDxouo/?

「(競技を続ける)決断はクロスフィット組織が下したもので、私はその決断の責任をLucaさんや家族、そしてアスリートたちに負わせたくなかった」

「私は今までこのような状況を経験をしたことがなく、そして大きな過ちを犯してしまった。心から謝罪する」


クロスフィットCEOの方は組織関係者にメールを送ったそうです。第3者機関による調査は現在も行われている。結論が出るまでには時間がかかる。そんな内容だったとBarbendが報じています。

https://barbend.com/crossfit-ceo-don-faul-lazar-dukic-death-investigation/




2024/09/05

クロスフィット・ゲームズで死亡したLazar Đukićさんの兄弟、Luka Đukićさんが長文の声明を発表


 











クロスフィット・ゲームズで死亡事故が起きてからちょうど4週間が経ちました。CEOが約束した調査報告も新たな安全対策の発表も未だにありません。

死亡したLazar Đukićさんの兄弟、Luka Đukićさんが長文の声明を発表しました。

https://www.instagram.com/p/C_iTzwVot8_/?utm_source=ig_web_copy_link

Lukaさんもその日、選手として同じ競技に参加していました。ランと水泳に関してはLazar さんの方が上だったため、Lukaさんはその後ろを追いかける形になったいました。

いくつかのポイント:

  • カストロは最初「Lazarがつけたチップ番号はすでにゴールした」とLukaさんに伝えた。後に間違いだと別のスタッフが言った。
  • カストロが翌日のゲームズを続行すると告げたとき、Lukaさんは賛成しなかった。するとカストロは「それは君の決めることではない」と言った。
  • Lazarさんの追悼イベントに出席を求められたLukaさんはメディアからのプライバシー保護を求めたが、クロスフィットHQはその対応を約束しなかった。
  • 事故当時の動画では、Lazarさんの近くにいた2人のボランティアがパドルボートに乗って、何の救助活動を行かった。
  • Lazarさんの解剖所見では心臓マヒ等の兆候はなく、極めて健康体だった。

遺族の感情を差し引いても、カストロとクロスフィットHQの対応は酷かった。そんな風に感じられます。真実を明らかにするべきです。