2024年4月25日付で『Barbend』に公開された記事に感動したので、紹介します。
コロラド州オーロラのCrossfit Mach 983でコーチを務めるトレバー・ジョーンズさんが2024年のクロスフィット・ゲームズ準々決勝ラウンドに進みました。結果は45-49歳の部で約2400人中1223位。各部門トップ200人が選ばれる準決勝ラウンドには遠く届きませんでした。
ジョーンズさんはオープン・ワークアウトに過去8年間挑み続けてきましたが、正式に登録したのは今年が初めてでした。なぜなら、ジョーンズさんは17歳のときに殺人罪で有罪となり、その後27年間を塀の中で過ごしてきたからです。
矢吹丈は少年院で「明日のために」ボクシングを学びました。丹下団平が送ってくる葉書だけが頼りでした。
ジョーンズさんにクロスフィットへの道を示したのはCrossfit Mach 983のオーナー、フレッド・デイトンさんです。
デイトンさんは刑務所内で運動を通じたリハビリを提供する非営利活動「Redemption Road Fitness Foundation」に参加していたのです。クロスフィット・トレーナーL1と L2の資格を取得するプログラムもありました。
ジョーンズさんは2018年にL1、2019年にはL2を取得。そして昨年6月、27年振りに出所したときには45歳になっていました。デイトンさんはジョーンズさんをコーチとして迎え入れました。
ジョーンズさんは次のように述べています。
「クロスフィットは私に毎日を生きるための励みと意義を与えてくれました。私が今ここにいるのは、クロスフィットが(刑務所のなか)で私にしてくれたことのおかげです」
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