2020/12/16

クロスフィットにおける怪我の分析 ー 疫学と危険要素のシステムレビュー

 グラスマンのおっさんがいたら、また訴訟を起こしそうな論文がある医学専門サイトに掲載されました。

https://www.docwirenews.com/abstracts/orthopedic-abstracts/injury-in-crossfit-a-systematic-review-of-epidemiology-and-risk-factors/

とりあえず、以下が要約です。


研究方法:

各種の論文データベースから「クロスフィット」と「怪我」に触れたものを抽出して、人的属性(性別、年齢、人種)と怪我の特徴(発生率、頻度、原因、箇所、手術が必要か否か、危険要素)を解析した。


結果:

  • 解析対象となった研究数:25
  • クロスフィッター数:12,079
  • 1000時間のトレーニングで怪我が発生する確率:0.2~18.9% 
  • 怪我が発生する箇所:肩(26%)、脊椎(24%)、膝(18%)
  • 危険要素:高年齢、男性、太り気味、故障歴、指導不足、経験不足、競技への参加

結論として、クロスフィットで怪我をする確率は重量挙げやパワーリフティングと同じくらいであると論文著者らは述べています。

それが正しいかどうかは別として、もしあなたが30歳以上の男性で肩を痛めたことがあるクロスフィッターなら、あなたはメジャーな存在なのだってことみたいです。

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