2012/01/30

番外編 -1 お家でタバタ

今週は出張のためジムに行けません。
そんなときに私がやるとっておきのメニュー、
”お家(ホテル)でタバタ”を紹介します。

とは言っても、このブログに来るトレーニングマニアの人には、
タイトルを読んだだけで何のことかすぐにピン!と来るでしょうね。

一応、知らない方がいると仮定しまして、
「タバタ」とは有名なインターバルトレーニングの方法です。

実際、英語のグーグルやYoutubeで "Tabata",  "HIIT" などのキーワードで検索すると記事や動画が山ほどヒットします。 
だけど同じことを日本語ですると、ほとんど個人のブログぐらいしか情報が出てきません。 

タバタさんというからには日本人が開発した理論のようですが、 
どうも日本より海外で有名なようです。 

方法は単純。 
20秒きつい運動をして10秒休む。 
その繰り返しを8回、合計4分で行う、というだけ。 
クロスフィットのWODにも時々登場します。

運動の内容は何でもいい。 
きつければきついほどいいけど、単調にならないよう、 
そして体を極限まで苛めるために、色々な負荷をかけたメニューを組み立てます。 


さて、それをお家でやるとどうなるか?
器具がありませんので自重トレーニング、広い場所もとれません。
そうなると容易に想像がつくように、私がやったのはこれです。

タバタ腕立て伏せ(4分)
1分休憩
タバタ腹筋(4分)
1分休憩
タバタスクワット(4分)

単純極まりないメニュー、時間も15分かかりません。
だけど、運動量は充分です。けっこうきついです。

村上春樹の「海辺のカフカ」で主人公の男の子が1人きりで行う「世界で最も孤独な」「最も熱心に行うのは囚人」だというトレーニングが出てきますが、私はこのタバタ3種類をやるときに、これこそがそうだといつも思います。

2012/01/27

実体験WOD #5 マッスルアップ

種類:15分制限で何セット出来るか

懸垂3回+ディップス3回を2R
逆立ち腕立て伏せ4回
ケトルベル・スイング8回 (男28kg, 女 20kg)

上を1セットとして、制限時間内で繰り返し行う。

今日のWODはどちらかというと上半身中心を苛めるメニューでした。

懸垂とディップスの部分、出来る人はMuscle Up2回でもいいよ、とのことでした。
Muscle Upってこれです ↓

これって出来る人の方が少ないと思います。
今日のクラスには22人いましたが、ちゃんと出来るのは1人だけでした。

私も勿論出来ません。大人しく懸垂とディップスをやりました。

私にとってきつかったのはケトルベル・スイングでした。
男性用の28キロってこれをやるにはかなりの重さです。

出来れば女性用のウェイトでやりたかった。
それでも充分きついとは思います。

私は15分で7セットでした。
クラスの中では中の上ってとこですね。


2012/01/26

CrossFit Games-クロスフィット最大の世界大会

「世界で最もフィットな人間を選ぶ」ー クロスフィット最大の世界大会、CrossFit Games 2012 の予選申し込み開始が近づいてきました。

大会公式ホームページはここ


この大会の模様はスポーツ専門局であるESPNで繰り返し放映され、米国での注目度はかなり高いです。私がクロスフィットを始めるきっかけになったのもESPNの番組です。


チカラフィットネスさんが大会の歴史について日本語で説明してくれていますので勝手にリンクします。動画もたくさんです。

どんな大会か、につきましてはチカラフィットネスさんの素晴らしい解説がありますので、
ここではこの大会のユニークな点をご紹介したいと思います。

<インターネットを活用した予選方法>

誰でも世界中の何処からでも予選(Open)に参加できます。
なぜなら、予選は大会本部が予選期間中ホームページに載せたWODのスコア(タイム、または回数)をインターネットで送信するというやり方だからです。
勿論、WODを行う器具や証拠の動画を撮影してくれる人が必要になりますので、
現実的にはクロスフィット・ジムに所属していなくては難しいでしょう。


予選は6週間。毎週水曜日にWODが発表され、その週の土曜までにスコアを送信しなくてはいけません。
スコアは毎週集計され、ランキングも大会ホームページに順次公開されていきます。


ちなみにマスター部門(45歳~49歳、50歳~54歳、55歳~59歳、60歳以上)男女は次の地域予選を免除され、このインターネット予選(Open)の上位20名が決勝大会に進出します。

このマスター部門があることが、私がクロスフィットを始める気になった理由の一つです。
トシをとっても挑戦できる場があるって素晴らしいことですから。
だけど、マスター部門とは言え、容易な道ではありません。
インターネット予選(Open)のWODは一般部と全く同じです。
ただスコアを競う相手が同年代ってことだけです。


<地域予選>


インターネットでの予選(Open)の上位60名の男女が地域予選(Regional)の出場権を得られます。世界中を17の地域に分ける、とのことですが、クロスフィットが盛んなアメリカは細かく分かれ、なかでもカリフォルニアは北、南に分けられますが、日本はアジアで一括りです。


<決勝大会>

決勝大会はロスアンゼルスで行われます。
ここでのWODも勿論当日になるまでわかりません。
これはやる方も大変でしょうが、見る方にとってもワクワクします。
ESPNは多分ネット中継もやると思います。
私は地元ですので、是非見に行って、このブログでレポートするつもりです。
ネット中継の情報も分かり次第アップしますので、お楽しみに。

出来ればインターネット予選のマスター部門にも挑戦して、
その様子も実況レポートしたいのですが、
クロスフィット始めて3ヶ月の私がそんなこと言って、
インストラクターになめてんのかって言われちゃうかもしれません。

2012/01/21

実体験WOD #4 オーバーヘッド・スクワット

種類:タイムトライアル (7ラウンド)

パワープレス15回 (男34kg, 女 25kg)
オーバーヘッド・スクワット15回 (男34kg, 女 25kg)

今日のWODはパワー系です。
バーベルを胸から頭上まで持ち上げるパワープレス
バーベルを頭上に持ち上げたまましゃがみこむオーバーヘッド・スクワット

それぞれ決められた重量で15回、2種目で1ラウンド。
これを7ラウンドやってタイムを競います。大体10分~20分ぐらいでしょうか。

日本人としても小柄な私はこういったパワー系の種目が苦手です。
身長160センチ、体重60キロの私が190センチ100キロ超の大男と同じ重量を扱うなんて、そもそも無理があると思います。
だけどCrossFitは男女で要求される重量が違うだけで、原則として体重無制限です。

それと私はオーバーヘッド・スクワットが上手く出来ません。

筋力云々の前に、なんか頭上にバーベルがあると思うと不安できちんとスクワットの体勢がとれません。
一ラウンド目でこれはダメだとさとり、2ラウンド目以降は女性の重量(25kg)でやりました。
それでもヘロヘロでした。

上の動画の女性はすごいですね。自分の体重と同じ重さを15回ですって。


2012/01/19

実体験WOD #3 HSPU, Wallball, Kettlebelle Swing, Double Under, Run with Plate

種類:タイムトライアル

逆立ち腕立て伏せ25回
メディシンボール投げ50回 (男9kg, 女6kg)
ケトルベルスイング75回 (男24kg, 女16kg)
縄跳び 2重跳び100 回
ウェイトを担いで400m 走 (男20kg, 女11kg) 

メディシンボール投げは壁に書かれた線の上へボールを投げて、キャッチし、また投げるの連続です。

ケトルベルは単に両手で持って股の下から頭上に振り上げるだけ。
今回のWODは単純な動きで瞬発力と筋持久力を強化することが目的のようです。

縄跳びはアメリカ人は苦手です。学校でやらないらしいです。
そもそも2重跳びが出来ない人も多いです。
私はこれは得意で、100回やるのに1、2回しか失敗しません。
ここでタイムを稼いで、インストラクターにも勝って、この日のトップを取ることが出来ました。

ウチのジムの名前に「狂気」が入っていることは前に書きましたが、
なるほど狂ってるぜと思わせてくれたのが、最後の「ウェイトを担いで400m 走 」です。


これを背中に担いで、歩道を400m走ってこいって言うんですよ。
きついし重いし恥ずかしいし。
そんなことやってるのが10人も20人もいるってのは異常な世界です。

実体験WOD # 2 スラスター、懸垂、逆立ち腕立て

種類:タイムトライアル

1000 m 走
スラスター(Thrusters)50回 (男20kg, 女16kg)
懸垂30回
逆立ち腕立て10回


これもスタミナ系中心のメニューでした。

スラスターって聞き慣れない言葉だと思いますが、
それもその筈で、CrossFitの専門用語というか造語なんだそうです。
バーベルを担いで、フロントスクワットから立ち上がり、プッシュプレス、つまりバーベルを頭上まで持ち上げます。


普段はウェイトをつけてやりますが、今回のWODでは負荷はバーバルだけ、だけど50回!を出来るだけ早くやります。
これはきついです。
腰を充分に落とさなかったり、バーベルを完全に頭上に持ち上げないとインストラクターのチェックが入ります。

これをやった後の懸垂30回ってのもまた地獄です。
大体、私は懸垂は連続して10回ぐらいしか出来ません。
だから何回も鉄棒から降りて、また飛び移るってことを繰り返さないといけません。

懸垂って広背筋を鍛えるトレーニングだと思って、出来るだけ反動をつなないようにやっていましたが、
クロスフィットでやる懸垂はそうではなく、全身運動に近く、下半身を揺すって体幹からの反動を上手く使って体を持ち上げるようです。
そのコツをKipping(キッピング) と呼んでいます。
私はまだこれが上手く出来ません。だからよけいに疲れるし、タイムもここで食ってしまいます。



筋肉を肥大させることが目的ではなく、実用的な体の動きを会得する、というクロスフィットの考え方が出ていると思います。
かっこいい体になるってのはあくまでその副産物なんですね。

まあ考えてみたらもっともな話です。
見た目は美しいけどまっすぐに10回しか懸垂出来ないやつと、体を揺すってだけど30回懸垂出来るやつがいるとしたら、いざという時に「使える」のは後者ですね。
そのいざって時がどんな時なんだよって突っ込みはなしです。

実体験WOD #1 バーピー

種類:タイムトライアル

スクワット50回
バーベル(男20K, 女16K)を担いでボックスにステップアップを20回
400 m 走
バーピー35 回
200 m 走
バーピー35 回
400 m 走
バーベル(男20K, 女16K)を担いでボックスにステップアップを20回
スクワット50回

この日はスタミナ中心のメニューでした。
ピラミッドのように真ん中の200M走を挟んで前半と後半を同じことを逆の順番でやります。
400M走なんかが入っていますが、別に陸上トラックがあるわけではありません。
ジムの外にある歩道を、「ここからあそこの電信柱まで走って戻って来い。それが400M」って言われるだけです。

メンバーの殆どがバービーが一番きつかったという感想でした。
私も同感でした。

バーピー、ご存知ですよね?
これです。↓

これを素早く35回、スクワットやら400M走やらの間に挟んでやるのってきついですよ~。