クロスフィットのボックス登録費が3,000ドルから4,500ドルに値上げするそうです。この11年間で初めての値上げってことだけど、それにしたって一気に1.5倍増はないだろ。
アメリカ在住、あるCrossFitジムに通う管理人が日本語で語る私的クロスフィット体験記と考察です。冗談度70%、真剣度30%、だけど挙げる数字や情報にウソはありません。
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2023/12/01
クロスフィットの年間登録費が1.5倍増。ボックスオーナーは耐えきれるか
2023/11/14
クロスフィッターの食習慣とサプリメント摂取についての研究
タイトル通りの論文がれっきとした学術ジャーナル(JOURNAL OF THE INTERNATIONAL SOCIETY OF SPORTS NUTRITION)に発表されていました。
Dietary practices and supplement use among CrossFit® participants
論文著者らも大学のセンセイたちで、クロスフィットの回し者ではありません(たぶん)。
なかなか興味深い数字が並んでいますので、要旨を紹介します。
- 回答者は2,576人。女性51.9%、男性48.1%。平均年齢は39.4歳。平均BMIは26.1。
- クロスフィットの平均経験年数は5.3年。平均ワークアウト頻度は週に4.5回
- 60.1%が何かしらのダイエット方法を実践している。マクロ栄養素とカロリー計算(18.6%)、断続的断食(7.7%)、パレオ・ダイエット(6.1%)
- ダイエット方法の目的は、健康(45.6%)、体脂肪減少(29.2%)、クロスフィットのパフォーマンス向上(25.2%)
- 82.2%が何かしらのサプリメントを摂取している。プロテイン (51.2%)、クレアチン (22.9%)
- サプリメント摂取の目的は回復(52.6%)、健康(51.4%)、筋肥大(41.7%)
週に4~5回はボックスに通うのを5年以上続けて、食べ物には気を使い、サプリメント摂取は欠かさないアラフォー。それがクロスフィッターの平均像のようです。あなたもそのひとりですか?
2023/10/05
全文翻訳:「クロスフィットは終わった」リッチ・フローニング率いるCrossfit Mayhemが発信したニュースレター
リッチ・フローニングのお父さんが作ったジムを発展させたCrossfit Mayhemはチーム競技でも何度も優勝したことがある名門ボックスですが、先週「Crossfit is Over」という件名のニュースレターを発信しました。
https://deal.town/mayhem-nation/crossfit-is-over-F3JCGEAGCE
直訳すれば、「クロスフィットは終わった」。
この衝撃的なタイトルにはどんな意味が込められているのか。あえて私見を述べず、できる限り原文に忠実な翻訳を試みてみます。読後の感想はコメント欄にどうぞ。
クロスフィットについて、どこから書き始めようかと迷っています。
クロスフィット はフィットネスの世界を大きく変えました。 しかし、最近になって状況の変化がいくつか起きていることはご存知の通りです。 さて、ここで熟考する価値のある質問です。クロスフィット はどこへ向かっているのでしょうか、そしてどのような将来が待っているのでしょうか。
まずは見逃すべきではない事実から。グーグルで「クロスフィット」や「クロスフィットのジム」といったキーワードが検索される数が2023年は前年以前より減少しています。クロスフィットに関連する情報に興味を持つ人の数が減ってきているのです。閉鎖するクロスフィットのジムの数は新規オープンするジムの数を上回っています。そう、マイナス成長です。憂慮すべきトレンドだと言えるでしょう。
この下降傾向をもたらしている原因は何なのでしょうか。逆転させる方法はあるのでしょうか。重大な質問になりますね。終わりのない議論になるかもしれません。要因や可能性はいくらでも考えられるからです。
私たちメイヘムは有意義な議論は歓迎するところです。まずここで、私たちの見解を明らかにしておきます。
それは拍子抜けするほど単純な見解でしょう。 すべては クロスフィットの コミュニティに関することです。
クロスフィットのコミュニティは、スポーツ界における他のどれとも似ていません。それは多くの人生を変えてきました。肉体的にも精神的にも、です。 不健康な生活習慣をポジティブに変換した人々がいます。人生に新たな目的と希望を見出した人々もいます。
多くの人々が人生を最大限に楽しむことを学びました。すべては一緒にワークアウトで汗をながすことから生まれた絆のおかげです。互いに励ましあうことで友情は深まり、そしてより良い自分自身に成長できることを知ったのです。
クロスフィット があなたの人生になんらかのポジティブな影響を与えたのなら、今こそそれを広めるときです。 あなたのストーリーを友人や知人に話して、地元のボックスで体験してみることを勧めてみましょう。
忘れてはなりません。コミュニティこそがすべての始まりなのです。 それこそがクロスフィットの本質です。
2023/03/02
オープン23.3 ー ウォール・ウォーク、縄跳び2重跳び、そしてスナッチ
https://games.crossfit.com/workouts/open/2023/3?division=1
Starting with a 6-minute time cap, complete as many reps as possible of:
5 wall walks
50 double-unders
15 snatches (weight 1)
5 wall walks
50 double-unders
12 snatches (weight 2)
50 double-unders
9 snatches (weight 3)
50 double-unders
6 snatches (weight 4)
♂ 95 lb, 135 lb, 185 lb, 225 lb
2023/02/23
オープン23.2 A & B - バーピー懸垂とシャトルランを15分間、そしてスラスターの1-rep Max
https://games.crossfit.com/workouts/open/2023/2?division=1
23.2A:
Complete as many reps as possible in 15 minutes of:
5 burpee pull-ups
10 shuttle runs (1 rep = 25 ft out/25 ft back)
*Add 5 burpee pull-ups after each round.
23.2B:
Immediately following 23.2A, athletes will have 5 minutes to establish:
1-rep-max thruster (from the floor)
23.2は意表をつかれました。
どうせダンベルやらウォールウォークやらが来るだろうと予想していましたが、全然違いました。
Aはバーピーした後にジャンプしての懸垂とシャトルラン。身軽な人が有利です。15分間もあるので、スピードよりスタミナが重要になるでしょうね。
Bはスラスターの最大挙上重量。こちらはデカイ人が圧倒的に有利ですが、Aをやった直後の疲れ切った状態で、5分間しか時間がないってのがミソですね。
なかなか興味深い組み合わせです。
やっぱりリッチ・フローニングみたいにそれほどデカくも小さくもない体格の人が上位に来るのではないでしょうか。
個人的には、Aはイケると思いますが、Bは全然アカンでしょうね。
ボックスのオーナーからすると、セットアップが面倒くさそうですね。
鉄棒の高さはアスリートの背の高さに合わせないといけないし、その前に25フィート(7.62メートル)の走るスペースを用意しないといけない。ウチは大丈夫かな。今頃、必死にメジャーで距離を測っているのではないでしょうか。
スラスターは1回も挙げられないとスコアが0になってしまうので、1回目は安全な重量で、2回目にマックスを狙うのがセオリーでしょうね。でも、スナッチやクリーン&ジャークと違って、スラスターの1-rep maxなんて、僕には見当もつきません。参ったな。
2023/02/16
オープン23.1=14.4: ロウイング、T2B、ウォールボール、クリーン、マッスルアップ
オープン23.1は14.4のリピートだそうです。
https://games.crossfit.com/workouts/open/2023?division=1
Complete as many reps as possible in 14 minutes of:
- 60-calorie row
- 50 toes-to-bars
- 40 wall-ball shots
- 30 cleans
- 20 muscle-ups
♀ 14-lb ball to 9-ft target, 95-lb cleans
♂ 20-lb ball to 10-ft target, 135-lb cleans
14.4と言えば、もう9年前のことになりますが、僕はその頃からクロスフィットをやっていました。
と言うより、最もハマっていた時期だったのですが、記録を見るとクリーンの途中で時間切れになってしまっています。
たぶん、悔しい思いをしたのでしょう。その頃からマッスルアップはできたし、1回もできない人にここで差をつけるチャンスのはずなので。
今年も多分ダメだろうなあ。14分といわず、20分くらいくれたらいいのに。
大体、ロウイングもウォールボールも大嫌いだ。良いトレーニング種目だとは思うけど、競技種目としてはデカい奴に有利すぎる。
なんで体重1キロあたり1カロリーのロウイングとか、身長+1メートルの高さでウォールボール、みたいにしないのだろう。簡単なことなのに。
<追加>
ついさっきやってきました。前回とまったく同じスコアでした。進歩はしていないけど、衰えてもいないようです。
2023/01/21
クロスフィット動作紹介シリーズその2:縄登り
私は高所恐怖症なので、長い間、縄登りを避けてきました。
こんなことではいかん、と一念発起して練習を始めたときは55歳になっていました。
それでも、なんとか上達することができました。
同じ悩みを持つ人に是非読んで頂きたい。
三五十五とリッチ・フローニングのエピソードもあります。