2021/01/19

バーベルを床に思いきり落とす! ができない場合は「ハング」と「パワー」でウェイトリフティング



僕が クロスフィットを始めて新鮮に感じたことのひとつに、バーベルを床に落とすことが許されていることでした。

スクワットでもクリーンでも、重~いバーベルを担いで立ち上がろうとして、立ち上がることができないとき、バーベルをそのまま床に落とす。

一見危ない行為に見えますし、すごい音も出ますし、床の強度によっては振動もあります。

それでも、トレーニングを行う人にとっては、無理してバーベルをラックに戻そうとするより、床に落としてしまう方がはるかに安全です。そもそもバーベルと重量プレートとはそのためにできているのです。

僕がアメリカ重量挙げ界のゴッドファーザーと呼ばれるMike Burgener氏のクロスフィット重量挙げセミナーに行ったとき、まず最初にやったのは「バーベルを床に落として、安全に避ける方法」の練習でした。

ところが一般のジムでは、この「バーベルを床に落とす」ことをルールで禁止しているところが少なくありません。床の強度やスペースの問題、あるいは騒音などを考慮してのことだと思いますが、そうしたジムでは重量挙げは事実上禁止されていると言ってよいでしょう。

米国ではハードコアな筋トレで知られる老舗ジムチェーンのとある日本支店に貼ってあった注意書き。立派な重量挙げプラットホームがありながら、バーベルを落とすのは禁止。

それでも「ハング」と「パワー」なら、怒られずにできますよ、って記事を書きました。フルでやるより難しくないので、瞬発力強化が目的なら、むしろこちらの方が良いって側面もありますね。

https://melos.media/training/69987/



2021/01/13

リーボックが「元」クロスフィット専用シューズ、Nanoの新しいバージョンを発表。「クロス」であっても「クロスフィット」ではない訳

 









クロスフィットのスポンサーではなくなったリーボックが2月2日に販売を開始する新たなファンクショナル・トレーニング用シューズ、「Reebok Nano X1」を公式サイトで発表しました。

https://www.reebok.com/us/nano-x1-mens-training-shoes/FZ4298.html


「X1」を「エックス1」と読むべきか「クロス1」と呼ぶべきかは分かりません。

それにしたって、おいおい、それはないだろうという名前ですね。

“Official Shoe of Fitness” (公式フィットネス用シューズ)なんだそうです。HIIT, ブートキャンプ、ボクシング、その他もろもろのフィットネスに最適、なんだそうです。

価格は$130。今までのNanoシリーズ(つまりクロスフィット用と謳っていた)と同じくらいですね。

実際に何が違うのか? よく分かりません。

私が世間にある唯一のクロスフィット・シューズとNanoを紹介したのは7年以上前のこと。

その当時の最新バージョンは3.0でした。この"X1"の前は"9.0"だったそうです。時代は回る、ですね。

前記事: http://cffansjp.blogspot.com/2013/11/blog-post.html


このクロスだけどクロスフィットじゃないシューズ、販売前にキャンペーンをやるそうなのですけど、それに起用される有名人の中にクロスフィット・ゲームズ4連覇のレジェンド、リッチ・フローニングJrもいるそうです。こらこら。カネのためになるなら、自分だけクロスフィットを裏切った会社に尻尾を振るのかい? と言いたくなる人もいるでしょうね。僕は言いませんけど。

今持ってるシューズも古くなったし、そろそろ買い替えようかと思っていた矢先でした。どうしようかな。












2021/01/07

速報! 箇条書き! 2021年クロスフィット・オープンはこう変わる

 さて2021年クロスフィット・オープンのルールが正式発表されました。

https://open.crossfit.com/




ローザさんが約束したように、クロスフィットも多言語対応を始めましたが、相変わらず日本は無視あるいは軽視されています。中国語も韓国語もメニューにあるのに、日本語はありません。

ルールブックは20ページ以上もありますので、とても全部を網羅はできませんが、とりあえず目についた新しいルールを列挙します。順不同です。


  • 国の代わりに大陸を登録する。但し、その大陸は居住地ではなく国籍で決まる。つまりアメリカ在住日本国籍の私はアジア大陸に登録する。

  • その大陸ごとのトップ個人10%、チーム25%が準々決勝ラウンドに出場資格を得る。

  • ティーン、マスター部門は世界中でトップ10%がQuailifierに出場資格を得る。これまでは各年代200人だったので、ほとんどの年代で大幅に出場資格が拡大する。

  • チーム部門が復活。メンバーは同じボックスに所属していることが条件。さらにボックスから100マイル(160キロ)以内に居住していなくてはいけない。つまり、日本のボックスが私を仲間に入れてくれるとしても、そこに住んでいないので資格がない。

  • 従来のRX, Scaledに加えて、Foundation(5種類の器具のみ)とNo-Equipment(自重エクササイズのみ)のクラスが新設される。クラスごとに順位がつくが、総合順位はRX, Scaled, Foundation, No-Equipmentの順でランクされる。

  • No-Equipment(自重エクササイズのみ)のクラスは準々決勝やQuailifierには進めない。

  • 障害者部門が新設。上肢、下肢、神経筋、視覚、低身長、車いす(股関節機能あり)、車いす(股関節機能なし)、および知的障害。


*とりあえずの速報です。何か気がついたら追加・変更・削除するかもしれません。ご質問があれば、下記フェイスブックのグループページにコメント下さい。

https://www.facebook.com/groups/cffansjp