「スキャンダルで地に落ちた世界最大のフィットネス・ブランドを買い取った男」と、いささか首を捻りたくなるタイトルながら、クロスフィット新オーナー&CEOのエリック・ローザ氏がCNNで取り上げられました。
https://edition.cnn.com/2020/08/19/business/crossfit-ceo-eric-roza/index.html
何はともあれ、流石に世界をリードする(と自分で言っている)ニュースメディアですね。目のつけどころが違う。NHKやら朝日新聞やらがクロスフィットって一回でも報道したかよ(したかもしれませんが)って、ケンカを売りたくなります。
さて、この記事の全文を翻訳してみたいのは山々なのですが、けっこうな長文なので、それはカンベンしてもらって、僕個人がこれは重要だって思った部分をかいつまんで紹介します。
- Black Lives Matter, Absolutely. 前CEOグラスマンのおっさんの失言について尋ねられたときの答えです。これはまあ当然というか、少なくとも現在のアメリカでこれに反対する言葉を口にする勇気がある人はあまりいないと思います。
- 社会的はヒエラルキーはジムに入った瞬間に消滅する。そこでは誰もが受け入れられる。 これもまあ当然ですね。ウチは差別しますって公言するビジネスオーナーはいません。
- ローザ氏の計算では、世界中で200~300万人がクロスフィットを試したことがあるということです。それを1億人にまで伸ばすのが目標なんだそうです。
- クロスフィッター1億人を達成するために、これからはマーケティングや様々な情報を多言語で提供していく(今までは英語オンリーだった)のだそうです。
その他、ローザ氏のビジネスマンとしての経歴とか、新型コロナウイルスへの対応などが述べられていますが、僕はその辺にはあまり興味がありませんので割愛します。
僕がこの人を支持したい最大の理由は、この人もおっさんクロスフィッターの仲間であるからです。
ちゃんと、クロスフィット・オープンにも参加してきていて、プロフィールもあります。
それによると、エリック・ローザ氏は現在52歳。僕より1つ年下です。身長175センチ、体重73キロ。まあ、普通の体格ですね。
僕と同じ2012年からオープンに参加し続けています。もちろん、大した成績ではありません。それでも普通のおっさんがクロスフィットにはまって、ずっと頑張ってきた。そんな人みたいです。
ちなみに最後に出場した2018年オープンでは男性50-54歳部門でローザ氏の世界順位は2401位。同部門に出場したAlex Kakutani氏の順位は1279位。ははは、実はこれが言いたかったのです。
もし会うことがあれば、エリックよ、まだまだお前には負けないぜ、と肩を叩いて言ってやりたいです。