題して「運動能力上の理想的なBMIはあるか?」
BMI, Body Mass
Indexは体重と身長から計算される指数で、肥満度や健康度の測定に広く使われています。計算式は体重/身長の2乗です。http://bmi.nobody.jp/ で簡単に算出することが出来ます。
BMIはあてにならないとよく言われます。同じ身長、体重でも体脂肪率が考慮されていないので、特に筋肉質のアスリートは大抵BMIが高くなる傾向があるからです。例えば私の160センチ、60キロですとBMI=23.4です。かろうじて、普通体重(18.5-25)範囲内ですが、軽度の肥満(25-30)に近い数値になります。私の体型はご覧の通りです。肥満ですか?
このウェブサイトの分析によりますと、男性ならBMI26-28, 女性ならBMI22-26のグループが高い運動能力を示している、ということです。つまりクロスフィットでもっと良い成績が欲しかったら、BMI判定で軽度の肥満とされるぐらいの体重が望ましいということです。それより上になると、やはり太りすぎってことみたいですけど。
さらに興味深い分析を一つ。最近刊行されたかの名著「大人の部活」で超一流クロスフィッター(2012年度オープントップ10)の身長と体重の平均値を下の通りとしています(122ページ)。
Ø
男性は身長175センチ、体重82キロ。年齢は26.7歳。
Ø
女性は身長162センチ、体重61キロ。年齢は25歳。
これをBMIに置き換えますと、男性の超一流クロスフィッターはBMI=26.8、女性はBMI=23.2になります。まさにドンピシャ。
私は一般社会だと既に筋肉バカと呼ばれる体格なのですが、一流クロスフィッターになるためにはあと7~12キロほど体重を増やさないといけないみたいです。まいったな。