アメリカ在住、あるCrossFitジムに通う管理人が日本語で語る私的クロスフィット体験記と考察です。冗談度70%、真剣度30%、だけど挙げる数字や情報にウソはありません。
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2018/05/30
Sportie.com にクロスフィットを紹介する記事を書きました
スポーツ愛好家のサイトにクロスフィットを紹介する記事を書きました。
このブログを見てくれている人にとっては新しい内容はないよう。
クロスフィット全般について
https://sportie.com/2018/05/crossfit-2
クロスフィット・ゲームズについて
https://sportie.com/2018/07/crossfit-games
2018/05/04
さらば サーフシティー
サーフシティーのボックスをクビになりました。
ボックスのオーナーが私が教えていた午前中の時間帯をパーソナルトレーナーにレンタルすることを決めたからです。
アメリカのビジネス習慣ではありますが、いつも通りにクラスを教えているとオーナーがボックスにやってきて、これこれそういう理由だからと説明されて、その場でボックスの鍵を返してお別れです。
まあ仕方がないです。そもそも私がこのボックスに職を得たときも、彼らはその前にいたコーチをクビにして私を後釜に据えたわけですので。
とりあえず朝はヒマになりましたので、今までやりたくても出来なかったことをやってみようかな。
午後にやってる子供クロスフィットは別のボックスなのでそのままです。
2018/04/25
再びOnline Qualifier - 今年は現実派
オープン予選が終わって約1か月後、ティーンとマスターの各年代部門の代表を決定する第2次選考、Online Qualifierの季節がまたやってきました。オープン予選における各部門のトップ200人のみが参加を許されるこのオンライン選考、資格もないのに勝手に挑戦する私の試みは昨年に続き2回目です。
昨年度の様子
私の実年齢と性別は51歳男性なのですが、昨年はティーン男子14~15歳の部のワークアウトをやりました。そこでのワークアウトの内容はほぼ女性50~54歳と同じなので、女性のスコアと比較してもみました。本来の自分のカテゴリーだと重量が重すぎるからというのが表向きの理由なのですが、実は「俺って50歳過ぎてもティーンと張り合えるんだぜ すごいだろう」って心秘かに思っていたせいもあります。
だけど今年はあえて実年齢より上の男性55-59歳の部と同じワークアウトをやってみることにしました。
妄想を断ち切り、いわば現実派への転向を試みたわけですが、それには理由があります。
先月のことですが、私がコーチしているボックスにカナダからドロップインで訪れた女性がいます。見た目は40代ぐらいのアスレチックな人だったのですが、そのパトリシアさんって人はなんと59歳で、2018年度オープン女性55~59歳の部で世界20位の凄い人だったのです。Online Qualifierは勿論、ゲームズ本選の出場も本気で視野に入っています。
私のボックスはそれほど有名ではありませんが、ちょっとした観光地にありますので、遠方の人がドロップインに来てくれることが時々あります。もともと旅行中でもワークアウトしようって人達なので、おしなべてクロスフィットに熱心な人が多いです。それでも彼女は格別に凄かったです。59歳ってお孫さんがいてもおかしくない年齢ですけど(本当にいるかもしれませんが)、バーピーもクリーンも20代、30代のメンバーよりはるかに速く、軽くその日のクラスで一番でした。私はコーチ役で一緒にワークアウトはしませんでしたが、正直勝てるかどうかわからないなと思いました。
本物のワールドクラスのアスリートを目のあたりにして、アホな私もしみじみ反省したわけですね。普段は若いもんにはまだまだ負けないぞって思っていて、実際ボックスの中ではいつも1番か2番なのですが、広い世界には私より年上で私より強い人がたくさんいるってことを今さらながら思い知らされたのです。井の中の蛙でいてはいけませんね。
そのようなわけで、4年後に55-59歳の部でゲームズに出場することを目標に、とりあえず今年はOnline Qualifierでそのカテゴリーに挑戦することにしました。
前振りが長くなりましたが、試してみたワークアウト2,3,4の内容と結果はこれです。
https://games.crossfit.com/workouts/onlinequalifiers/2018?division=7
ワークアウト1は縄登りが入っていて、うちのボックスにはその設備がないので、というのは言い訳で、別に子供クラスを教えているボックスにはちゃんとロープが高い天井からぶら下がっているのですが、何を隠そう高所恐怖症なので、それはやらないことにしました(その辺の裏事情はこちら)。
話を元に戻しますと、ご覧の通り仮に今の体力のまま私が4年後にタイムスリップしたとしても、ゲームズ本選出場資格がある20位には入れません。大変に悲しい「不都合な真実」ですが、これが現実でした。
と言うことは、つまり今より強くなればいいんだ。それがダメだったら次は60歳以上の部を目指そうと、目標を新たにした51歳の春でした。
昨年度の様子
私の実年齢と性別は51歳男性なのですが、昨年はティーン男子14~15歳の部のワークアウトをやりました。そこでのワークアウトの内容はほぼ女性50~54歳と同じなので、女性のスコアと比較してもみました。本来の自分のカテゴリーだと重量が重すぎるからというのが表向きの理由なのですが、実は「俺って50歳過ぎてもティーンと張り合えるんだぜ すごいだろう」って心秘かに思っていたせいもあります。
だけど今年はあえて実年齢より上の男性55-59歳の部と同じワークアウトをやってみることにしました。
妄想を断ち切り、いわば現実派への転向を試みたわけですが、それには理由があります。
先月のことですが、私がコーチしているボックスにカナダからドロップインで訪れた女性がいます。見た目は40代ぐらいのアスレチックな人だったのですが、そのパトリシアさんって人はなんと59歳で、2018年度オープン女性55~59歳の部で世界20位の凄い人だったのです。Online Qualifierは勿論、ゲームズ本選の出場も本気で視野に入っています。
私のボックスはそれほど有名ではありませんが、ちょっとした観光地にありますので、遠方の人がドロップインに来てくれることが時々あります。もともと旅行中でもワークアウトしようって人達なので、おしなべてクロスフィットに熱心な人が多いです。それでも彼女は格別に凄かったです。59歳ってお孫さんがいてもおかしくない年齢ですけど(本当にいるかもしれませんが)、バーピーもクリーンも20代、30代のメンバーよりはるかに速く、軽くその日のクラスで一番でした。私はコーチ役で一緒にワークアウトはしませんでしたが、正直勝てるかどうかわからないなと思いました。
本物のワールドクラスのアスリートを目のあたりにして、アホな私もしみじみ反省したわけですね。普段は若いもんにはまだまだ負けないぞって思っていて、実際ボックスの中ではいつも1番か2番なのですが、広い世界には私より年上で私より強い人がたくさんいるってことを今さらながら思い知らされたのです。井の中の蛙でいてはいけませんね。
そのようなわけで、4年後に55-59歳の部でゲームズに出場することを目標に、とりあえず今年はOnline Qualifierでそのカテゴリーに挑戦することにしました。
前振りが長くなりましたが、試してみたワークアウト2,3,4の内容と結果はこれです。
https://games.crossfit.com/workouts/onlinequalifiers/2018?division=7
ワークアウト1は縄登りが入っていて、うちのボックスにはその設備がないので、というのは言い訳で、別に子供クラスを教えているボックスにはちゃんとロープが高い天井からぶら下がっているのですが、何を隠そう高所恐怖症なので、それはやらないことにしました(その辺の裏事情はこちら)。
話を元に戻しますと、ご覧の通り仮に今の体力のまま私が4年後にタイムスリップしたとしても、ゲームズ本選出場資格がある20位には入れません。大変に悲しい「不都合な真実」ですが、これが現実でした。
と言うことは、つまり今より強くなればいいんだ。それがダメだったら次は60歳以上の部を目指そうと、目標を新たにした51歳の春でした。
2018/02/14
クロスフィット子供クラス・その3 悪戦苦闘中
子供にクロスフィットを教え始めて約3か月が過ぎました。
子供クラスインストラクターの資格を取ったときに下のようなことを書きました。
例えば、同じスクワットという動作を指導するにしても、大人と同じ言葉(スタンスは肩幅、膝が脛より前に出ない、体軸を真っ直ぐ、などなど)で幼児に説明するわけにはいきません。いきおい、指導者にはより正確な知識とコミュニケーション能力、それに創造性や忍耐力が要求されます。
言っていることは正しいかもしれません。しかしながら、まさに言うは易し行うは難し。
今まで大人相手にコーチしてきた経験だけでは、なかなか子供相手には通用しません。
特に僕が主に受け持っているのは幼稚園児からせいぜい小学校低学年なのです。
これがティーンエージャーぐらいなら、つべこべ言わずにやらんかい、みたいなスパルタ式でもいいのでしょうが、5歳児にそれをやるわけにはいきません。
日々、先輩コーチからの助言を仰いで悪戦苦闘の日々が続いております。
子供クラスインストラクターの資格を取ったときに下のようなことを書きました。
例えば、同じスクワットという動作を指導するにしても、大人と同じ言葉(スタンスは肩幅、膝が脛より前に出ない、体軸を真っ直ぐ、などなど)で幼児に説明するわけにはいきません。いきおい、指導者にはより正確な知識とコミュニケーション能力、それに創造性や忍耐力が要求されます。
言っていることは正しいかもしれません。しかしながら、まさに言うは易し行うは難し。
今まで大人相手にコーチしてきた経験だけでは、なかなか子供相手には通用しません。
特に僕が主に受け持っているのは幼稚園児からせいぜい小学校低学年なのです。
これがティーンエージャーぐらいなら、つべこべ言わずにやらんかい、みたいなスパルタ式でもいいのでしょうが、5歳児にそれをやるわけにはいきません。
日々、先輩コーチからの助言を仰いで悪戦苦闘の日々が続いております。
クロスフィット子供クラス用語その1。
Squat, then Punch the Sky!
スクワットした後で立ち上がり、空に向けてパンチを繰り出せ。
日本全国の刑務所で行われている「天突き体操」を直訳したもの、ではなくって、つまりスラスターのことですね。
日本全国の刑務所で行われている「天突き体操」を直訳したもの、ではなくって、つまりスラスターのことですね。
クロスフィット子供クラス用語その2。
Angry Gorilla
ゴリラが怒って立ち上がるように、ってデッドリフトのセットアップの姿勢を説明します。ウケを狙ってウオッホッホッホと叫びながら胸を叩いたりもします。
クロスフィット子供クラスその3。
Laser Beam
クリーンでバーベルをキャッチする際に肘を素早くバーベルの前に出せ、ってのを「目の前にいるワルモノに肘からレーザービームだ~」って指導します。
クロスフィット子供クラスその4。
D.S.D.S.
ハング・スクワット・クリーンなんて言ってもわかんないから、"Dip", "Shrug", "Drop", "Stand" の順番でやれって言います。これは大人の初心者にも使えます。
クロスフィット子供クラスその5。
L,A,A,L
「ラール」じゃありません。ロウイングでは、引くときは脚(Legs)から先に伸ばして、その後で腕(Arms)を引っ張れ。戻るときはその逆で、腕(Arms)を伸ばしてから、次に脚(Legs)を曲げるんだってのを、いちいちL, A, A, L って大声を出させると覚えてくれます。これも大人の初心者にも有効。
2018/01/12
ファンクショナル・カッピング・メソッドとは
クロスフィッターなら、フォームローラーやボール等ででぐりぐり筋肉をほぐす筋膜リリースはお馴染みかと思います。関節可動域を広げることが目的であったり、筋肉痛を和らげる効果もあって、私もほぼ毎日のようにぐりぐりやっています。勿論痛くはあるのですが、元々クロスフィッターは自分のカラダを痛めつけて喜ぶ人種なので、どこのボックスに行ってもフォームローラーを目にします。こんなやつです。
その筋膜リリースの発展形とも言えるのがファンクショナル・カッピング・メソッドです。
https://www.gasa.or.jp/about-fcm
「癒着している部分の組織を押すのではなく、特製のシリコンカップで吸い上げスペースを作り、その下にある部位を自動運動または多動運動させることにより癒着を取り剥がす新しいメソッド。」
とあります。
実はこのファンクショナル・カッピング・メソッド、考案したのは日本人の方なのですが、その浅野吉隆さんと言う方はアメリカ在住の公認カイロプラクターなのです。
さらに言うならアメリカでもクロスフィットの盛んな南カリフォルニアに住まわれているのです。もっと詳しく言えば私が住んでいるアーバイン市に浅野さんのクリニックがあるのです。さらにさらにタネを明かすと、私が空手の指導者をしていたときの生徒さんでもあるのです。
浅野さんは年に何回も日本に行き、このファンクショナル・カッピング・メソッドを推進する活動を続けていらっしゃいます。元メジャーリーガーの長谷川滋利さんが顧問をされていることもあり(この人も南カリフォルニア在住です)、日本では多くのプロ野球選手達に広がっています。
それを聞いて、私が黙っているわけはありません。早速お願いして、体験治療を受けさせてもらいました。お試しなので、治療は10分間程度だけ。固くて固くて悩みの種である私の左肩周辺のみをお願いしました。
効果はこの通り。左手の位置に注目してください。たった10分間ですよ。凄いでしょ。
これでオーバーヘッドスクワットもスナッチもマッスルアップもブイブイ言わせてみせます。プロ野球選手だけではもったいない。是非クロスフィッターの皆さんもファンクショナル・カッピング・メソッドを試してみて下さい。けっこう日本全国あちこちにあるみたいです。
認定クリニックのリスト: https://www.gasa.or.jp/shoplist
その筋膜リリースの発展形とも言えるのがファンクショナル・カッピング・メソッドです。
https://www.gasa.or.jp/about-fcm
「癒着している部分の組織を押すのではなく、特製のシリコンカップで吸い上げスペースを作り、その下にある部位を自動運動または多動運動させることにより癒着を取り剥がす新しいメソッド。」
とあります。
実はこのファンクショナル・カッピング・メソッド、考案したのは日本人の方なのですが、その浅野吉隆さんと言う方はアメリカ在住の公認カイロプラクターなのです。
さらに言うならアメリカでもクロスフィットの盛んな南カリフォルニアに住まわれているのです。もっと詳しく言えば私が住んでいるアーバイン市に浅野さんのクリニックがあるのです。さらにさらにタネを明かすと、私が空手の指導者をしていたときの生徒さんでもあるのです。
浅野さんは年に何回も日本に行き、このファンクショナル・カッピング・メソッドを推進する活動を続けていらっしゃいます。元メジャーリーガーの長谷川滋利さんが顧問をされていることもあり(この人も南カリフォルニア在住です)、日本では多くのプロ野球選手達に広がっています。
それを聞いて、私が黙っているわけはありません。早速お願いして、体験治療を受けさせてもらいました。お試しなので、治療は10分間程度だけ。固くて固くて悩みの種である私の左肩周辺のみをお願いしました。
効果はこの通り。左手の位置に注目してください。たった10分間ですよ。凄いでしょ。
これでオーバーヘッドスクワットもスナッチもマッスルアップもブイブイ言わせてみせます。プロ野球選手だけではもったいない。是非クロスフィッターの皆さんもファンクショナル・カッピング・メソッドを試してみて下さい。けっこう日本全国あちこちにあるみたいです。
認定クリニックのリスト: https://www.gasa.or.jp/shoplist
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