2012/03/28

10年振りに再掲:CrossFit Games - オープン予選に参加する意味はあるか?

今から10年前にこんな記事を書いていました。
現在はクロスフィット周辺の事情がだいぶ様変わりしていますが、オープンの基本的な部分は変わっていないようです。

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オープン予選が全て終了し、次は地域予選(Regionals)なのですが、
大会公式サイトでは、このオープンについての色々な意見がコメント欄に寄せられています。

http://games.crossfit.com/leaderboard

3月29日現在、少しホットになってきた議論が、「参加費$20の価値はあるかどうか?」です。

反対派:

「$20払って5週間参加して、得るものはランキングだけ」
「同じお金で5キロレースとかに出ると、記念Tシャツが貰えるぞ」
「ランキングが知りたければ、勝手にWODやってホームページでチェックすればいいだけ。それならタダだ。」

賛成派:

「世界中のクロスフィッターと競うことで自分の立ち位置が見える」
「毎週、わくわくしながら WODの発表を待った。$20の価値はある」
「嫌ならやるな」


まあ、どちらの意見もわかります。
なにせ6万人以上がオープンに参加したそうですが、そのうち、次の地域予選(Regionals)に進めるのは各地域60名だけ。マスター部門についていえば、全世界で20名だけ。

私が所属する南カリフォルニア地域では、一般男子の参加者は約1800人。そのうちの60名しか次に進めません。その割合は3%。残りの97%の参加者は予選落ちということになります。

45-49歳の部男子の参加者は約1200人。地域予選(Regionals)を免除され、決勝大会に進める20名は全体の2%にも満ちません。

大部分の参加者が予選落ちになってしまうこのシステム。果たしてどう評価したらいいのでしょうか。 
エリート競技としてみれば妥当、市民スポーツとしては不適格、そんなところでしょうか。

2012/03/26

Crossfit Games における理想的な体格とは?

男性は身長175センチ、体重82キロ。年齢は26.7歳。
女性は身長162センチ、体重61キロ。年齢は25歳。

オープン予選が全て終了したところで、一般男女それぞれのトップ10選手の平均数値を出してみました。
何万人もいるなかでのトップ10人です。
あくまで自己申告で公開された数値ではありますが、Crossfitという競技に理想的な体格とはという問いへの一つの答えになると思います。

マラソンランナーのようには痩せてはいないけど、
プロレスラーのようには太っていない。

バスケットボール選手のようには背は高くないけど、
体操選手のようには低くない。

ラグビーとかサッカー、あるいは格闘技の中量級選手、陸上だったら10種競技、そんな感じでしょうか。

日本人の平均よりは少し大きいですが、決して目をみはるほどの珍しい体格ではないですね。
その辺を普通に歩いているお兄さんお姉さんでもいけるってことです。
どんどんCrossfitに出てきて欲しいと思います。






ちなみに私の身長160センチ、体重58キロは女子のトップ選手とほぼ遜色ありません。
年齢はほんの20歳ぐらい違いますが。

2012/03/22

CrossFit Games - オープン予選第5週(最終) WOD発表

Thrusters (100lbs) : スラスター(45kg)
Chest to Bar Pull-Up: 懸垂(鉄棒を胸につける)


上2つを、第一セットは3回づつ、次は6回づつ、その次は9回づつ、、、
セットごとに3回ずつ増やしていって、7分間でどれだけ出来るか


最後のWODはこれです。
クロスフィットでトレーニングしている人にはおなじみ。

そうじゃない人はスラスターって何?と思うでしょうが、それもそのはずで、クロスフィットの造語です。
バーベルを胸に担いでフロントスクワット、そこから立ち上がって、次はバーベルを頭上まで持ち上げる。



100lbs (45kg) って、まあこれも無理な重さではありません。
普段のトレーニングでも扱っている重さです。
とは言え、私のマックスは125lbs(56.7kg)。
休まずに続けて出来るのは6回ぐらいではないでしょうか。

鉄棒を胸につける懸垂もやったことがありませんが、多分出来るとは思います。
普通の懸垂なら20回ぐらい続けて出来ますが、これはどうだろう。

と言うことは、7分間で出来るだけのセット数、と言われても、
私が急いでこなせるのは最初の2セットだけだと思います。
後は時間と根性の戦い。

スラスターはデカイ人が有利ですけど、懸垂は体格のハンディはありません。
泣いても笑っても最後ですので、とりあえずやってみます。

2012/03/16

CrossFit Games - オープン予選第4週 WOD やってみたけど、ダメでした

12分間で何レップ出来るか

150 Wall balls: 約9キロのメディシンボールを壁にある約3メートル以上の線まで投げて、それを150回。
90 Double-unders: 縄跳び2重跳び90回
30 Muscle-ups:  マッスルアップ30回

前回の記事で、問題はマッスルアップだ、と書きましたがお笑いです。

それ以前に、150 Wall ballsを終わらすことが出来ませんでした。
126回やったところで時間切れ。得意の縄跳びに移ることさえ出来ませんでした。


9キロのボールを3メートル投げ上げるって思ったより大変でした。
背の低い私は、毎回スクワットの体勢から跳び上がってボールを投げないといけません。
いわば重りを持ってジャンピングスクワットをやるようなものです。

その上、落下してくるボールを受け止めることも出来ず、毎回ボールを床に置いてからのスタートでした。
本来ならボールをキャッチして、投げて、の繰り返しじゃないといけないのに、いちいちボールを床に置いているようでは、時間のロスはとてつもなく大きいです。

体格は今さらどうしようもありませんが、とにかくパワー不足、パワー不足、パワー不足。
これをなんとかしないと次に進めません。

オープンもあと一週を残すのみ。出来れば次はパワー系ではなくスタミナ系のWODにしてほしいなあ。文句たらたら言いましたが、第一週のひたすらバーピーは体格のハンディがなく、一番まともなスコアが出せました。

2012/03/15

CrossFit Games - オープン予選第4週 WOD発表

12分間で何レップ出来るか

150 Wall balls: 約9キロのメディシンボールを壁にある約3メートル以上の線まで投げて、それを150回。
90 Double-unders: 縄跳び2重跳び90回
30 Muscle-ups:  マッスルアップ30回



150回のWall Balls, これはきついけど、体力に自信がある人は出来るでしょう。
私も一度に30回ぐらいしかやったことはありませんが、150回やれと言われたら、休み休みでも出来ると思います。

90回の縄跳び2重跳び、これは日本人には有利ではないでしょうか。
アメリカ人は大人になるまで縄跳びをやったことがないって人が結構います。
日本人なら学校の体育でやったことありますよね。
私はこれだけはボックスで一番上手いです。
なにを隠そう、約35年前、名古屋市立村雲小学校のなわとび検定でクラスに数人しかいない「特級」の称号を獲得したこともあります。

問題は最後のマッスルアップ。


これは出来ない人の方が多いのではないでしょうか。
私は一度もやったことがありません。今日にでもボックスで試してみますが、多分1回も出来ないでしょう。

Facebookでも賛否両論のようです。
オープンだというのにフツーの人を除外している、という意見、
予選とはそもそも決勝に進むだけの能力がある人を選ぶ目的なんだから仕方がない、という意見。

どちらの意見ももっともなんですが、個人的にはこれは次の地域予選に回してくれないかな、と思います。オープンには色々な人が参加するのだから、限られた人しか出来ないようなメニューは入れて欲しくないです。
だって、1回も出来ないと、どれだけ他のことが出来ても、スコアはゼロですからね。

例えばマッスルアップを10回出来る人がいたとして、ゼロの人とどれだけ”フィット”しているか、という意味ではスコアの差ほどかけ離れているわけでもないでしょう。
それを10対ゼロとしてしまうのは何だかなあ、と感じます。
自分が出来ないであろうことのヒガミなんですが。

それにこれはボックスに所属しないで、自宅のガレージとかでトレーニングしている人も除外していますね。バーベルやらボックスはともかく、個人で天井から釣り下がっているリングまで持っている人は少ないでしょう。

2012/03/08

特別プライベートレッスンで優しい親切なアドバイス

WOD 12.3


以下を1セットとして18分間で何セットできるか

- 15 Box jumps:ボックスジャンプ(60cm) 15回

- 12 Push press:プッシュプレス(バーベルを胸から頭上に持ち上げる)52kg x 12回

- 9 Toes-to-bar: 鉄棒にぶら下がり、足先を棒につける。 9回



パワーに欠ける私にとって、問題になるのは2つ目のプッシュプレスです。
バーベルを持ち上げるだけの単純な動作に見えますが、腕力だけに頼っていては回数も重量もこなせません。
いかに体全体のバネを効率よくタイミングよく伝えるか。

昨夜、一般のクラスの後で、コーチの1人が特別にプライベートレッスンをしてくれました。
ますはやってみせてみろ、と言うので、3回ほどやってみました。
コーチの第一声は

You look like shit.

日本語で何と訳しましょうか。「お前がやってんのはクソだ」って感じかな。

私より一回りぐらい年下で、しかもコーチのくせにWOD 12.1 のバーピーでは私より回数が少なかったくせに、、、、、

勿論、この後で懇切丁寧なアドバイスをくれましたけどね。

それにしても、クロスフィットって体育会系というか軍隊風というか、、、
何か独特の雰囲気です。はっきり言って大好きです。
軍隊風といえば、このコーチはマリーン(海兵隊)出身です。
他のジムの紹介を見ても、警察とか軍隊とか消防隊とか、やたらそんな経歴の人が多いですね。

2012/03/07

CrossFit Games - オープン予選第3週 WOD発表

以下を1セットとして18分間で何セットできるか

- 15 Box jumps:ボックスジャンプ(60cm) 15回

- 12 Push press:プッシュプレス(バーベルを胸から頭上に持ち上げる)52kg x 12回

- 9 Toes-to-bar: 鉄棒にぶら下がり、足先を棒につける。 9回



今回のWODはクロスフィットらしい、と言えるでしょう。

普段ボックスでトレーニングしている人には親しみやすい、一般の人には何それ? ってメニューです。

とは言え、1回目のひたすらバーピーほど退屈ではなく、2回目のスナッチほど無理目の重さでもありません。

クロスフィットになじみがなくって、そんなの聞いたことないよって人でも、体力さえあれば挑戦できそうです。

さて、私もどれぐらい出来るかわかりませんが、とりあえずインストラクターにコツを聞いて挑戦してみます。
「コツ? んなもん根性だ」って言われそうですが。












2012/03/02

CrossFit Games - オープン予選第2週 やってみました

スナッチ34kg 30回、次は61kg30回、またその次は75kg30回、それが出来たら95kg、、

とりあえず、やってみました。

結果は予想通り、最初のセット30回しか出来ませんでした。
34kgを30回、ここまでは2分半ぐらいで終了。
制限時間は10分だから、まだ7分以上残っています。

ここでプレートを次回の重量へ付け替え。
ユニークなルールだと思うのは、このプレートの付け替えも競技者が自分で行い、その時間も含まれることですね。
だから本来なら、この付け替えも急いで行わないといけないわけですが、
私はどうせ次は挙げられないだろうなと思っていたので、付け替えもゆっくりやりました。

次セットの重量は61kg。 私のスナッチのマックスは55kgですから、出来るわけがありません。
それでも火事場の馬鹿力が出るんじゃないかって期待しましたけど、やっぱりダメでした。
7分ねばりましたが、1回も挙がりません。
ジムの皆も応援してくれていたから、なんとか1回でも挙げたかったな。

結局、今回の私のスコアは30だけ。 あ~あ。
34kgからいきなり61kgなんかにしないで、その間にもう1セット作ってくれたらよかったのに。